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タコベルに行ってきたよ

某年某月、私は物理肉体生成可能ポイントの一つ、渋谷の地に降り立った。その目的は、タコベルに行き、ブリトーを喰らうためである。

タコベル。なんじゃそれは? そのチェーン店の名を初めて耳にしたのは、なんか誰かが話題にしていたからではなかったか。そうだ、akuzume=サンが訪日した際のこの日記からだ。

私が向かったのは8号店。Google Mapに従い、ハチ公口からタワーレコード方面に歩いてゆき、途中でなんか左斜めに伸びている坂(公園通りというらしいです)を上ると、突如地下への階段が現れる。しかし立て看板すら出ておらず(うろ覚えだが)、ただのビルの隙間という感じ。えっ、こんなに目立たない入り口なの・・・?

階段を降りると、確かにそれはあった。なんかの映画とタイアップしているらしく、なんかアメコミヒーロー的な等身大パネルが店舗入口脇で仁王像のごとく威圧感を放っている。

私は数秒間怯んでいたが、ここまで来て引き換えしては意味がない。こわごわ自動扉をくぐると、そこには異空間めいた店内が広がっていた。

平日の、しかも昼時を遥かに過ぎた時間帯だったからか、店内はガラガラで、逆にどことなく落ち着かない。しかし私はブリトーが食べたいのだ。勇気を出してレジに向かう。

「ブリトーが食べたいのじゃが・・・ここは初めてなので、なんかオススメとかありますか?」
「単品ですか?」
「ウグッ・・・!?」

若い店員さんは機械めいて冷徹だった。この手の会話は成立しなさそうだ。
そうか・・・まずはメニューを見ろということだな。You've Got To Say The Number・・・。すみませんでした。しかし単品って1種類しかないじゃないか。じゃあコンボにするか。でもイメージしていたようなブリトーのコンボも実質1種類しかない。メニュー少ないな!? そして650円となぜかやたらと安い。でもこれ以外選びようがないのでこれにした。

肉の種類をビーフ/ポーク/チキンの3種類から選び、辛さをマイルド/ミディアム/ホットから選択する。サイドメニューは折角なのでトルティーヤチップスにした。

そしてブリトーのコンボが来た。

ん・・・? 値段から薄々気づいてはいたが、量少ないな!? ブリトーそのものは片手で持てるくらいの大きさしかない。私が期待していたのはこう、体積でいうと3~4倍くらいで、値段も2~3倍で、ナイフとフォークを使って食べる感じのイメージだったのだが、予想とのギャップに衝撃を受けてしまった。これ絶対足りないよ。

しかし、齧ってみると、味はうまい。ピコ・デ・ガヨがちゃんと効いているし、わかってるって感じの味だ。うまい。

でも私はどちらかというと大食いの部類であり、明らかに食事としては足りていない。仕方がないので、さっきのお釣りでブリトー単品を追加注文した。それでもトータル支出は1,000YEN(実際安い)。

私の脳内でのブリトーのイメージは、ハワイのアラモアナセンター内のフードコートで食べたやつだ。確か値段は12~15ドルくらいで、パッと見2人前くらいであり、「これ完食できるかな??」と思うくらいのやつだったが、異様にうまいので結局普通に完食したのであった。

タコベル・・・なるほど、こういうチェーン店なのか。結局ブリトーを2つ食べても足りない感じだったが、これ以上追加注文を繰り返すのもなんか気が引けたので、ひとまずこれで終了ということにした。

しかし、ブリトー単体の量が少ない分、外側のトルティーヤを多めに摂取してしまっている感はあるし、中身は半分くらい米だし、付け合わせにもチップスがあるしで、炭水化物過剰摂取気味ではなかろうか(ポテトも結局炭水化物なので同じことだ)・・・私はもっと肉が食いたいのだ・・・肉が・・・! やはり六本木のメキシコ料理店とかに行かないとだめか・・・。

という日記です。

大食いの私には量が少なかったけれど、味はうまいです。


(おわり)

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