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ウォーズ三段までにやったこと

 お陰様で将棋ウォーズの10分切れ負けで三段に昇段できました。これまでやったことについて興味をもって頂いたため、筆を執った次第です。
 なお、二段にあがったときの記事は過去に書いていますので、そちらにご興味のある方は以下をご参照ください。


取り組んだこと

作戦選択の見直し

 定期的にやりたいことや、指したい作戦の見直しをしています。二段になる頃から振り飛車を中心にし、ときどき雁木なども指しつつ自分好みの作戦選択になるよう調整しています。
 現在は先手番で初手▲7八飛後手番で三間飛車穴熊を採用しています。特に後者は向いていたのか、直近10局で7-3の高勝率をあげました。12月頃から上向いていた調子に、1月末から三間穴熊を採用したことが三段昇段の最後の一押しになった印象です。

お昼のルーティーン

 だいたい毎日のルーティーンとして、お昼に詰めチャレ10問→通信将棋→実戦の流れを作りました。
 詰めチャレは正解・不正解によらず詰む順がわかるまで(なんだかわからないけど詰んだで終わらせないように)考えるやり方で取り組んでいます。参考までに詰めチャレのレートは1727(最高1824)です。読みの速度が(同じくらいの棋力の方と比べて)遅いと自己評価しているため、私は低い方ではないかと推測しています。
 通信将棋はlishogiというサイトで遊べ、数日内に1手指すというゆっくり考えられる対局形式です。様々な方に対局(累計592局、現在17局進行中)して頂いており、感想戦までしてくださる方も多く大変勉強になっています。
 実戦はだいたいウォーズの10分切れ負けで、時間が大きく取れるときなどは将棋倶楽部24、81dojoをやったり、たくさん指したいときは将棋クエストを利用することもあります。なるべく、なにが悪かったかは簡単にでも振り返るようにしています。

実戦

 将棋ウォーズ、将棋クエスト、将棋倶楽部24、81dojo、lishogiなどで対局しました。お昼以外だと毎月第2木曜にYoutubeで将棋の対局配信をしており、そこで感想戦までして頂くことが多いです。リスナーさんから良い順を教えて頂くことも多く、大変助かっています。
 また、将棋を指すVtuberの大会に参加しており、そちらの真剣勝負から大いに刺激を受けています。

序盤研究

 戦法解説書を読んだり、気になる局面をソフトにかけるなど。
 戦法解説書は気になるものがあれば、ざっと目を通してから覚えたいところをなるべくメモしています。
 ソフト研究は実戦で経験した中から、負けている印象の強い局面や、自信のない局面について、避けるための手順やそこからの良さそうな順について調べています。また、この学習の中で見つけた応用のききそうな仕掛け・受けの順は、何度か並べるなどで覚えられるよう努めています。
 どちらも忘れたくないことはNotionというWebサービスを用いて文書にしてまとめています。色々試した結果、棋書やBlog記事のような手順と局面を整理して書く/読むのが私には合っていました。

棋譜並べ

 時間とモチベーションが十分なときには棋譜集と盤駒でちゃんと、そうでないときは将棋連盟Liveのアプリでざっと眺めることをしました。
 盤駒で並べる場合は自分なりに手の意味を考えつつ、1局15分くらいで並べています。ぱっと見で意味が取れないところは解説を見たり、単に「こう指すところなんだ」と流したりして気楽にやっています。
 将棋連盟Liveは隙間時間などでもプロ棋戦を解説付きで見られるため、いつも楽しませて頂いています。よく見るのはやはり自分の指す戦型だったり、好きな先生の対局、それから記録や昇級がかかる大一番などが多いです。こちらも勉強の側面がありつつも、どちらかというと観る将的な楽しみが大きい気もします。

詰将棋

 3手詰ハンドブック、5手詰ハンドブックをゆるくやっています。3手ハンドは気楽にさくさく、5手ハンドは1問1分くらい考えることが多いです。いずれも出かける際のお供などにもっていき、待ち時間に解いて過ごしています。

まとめ

 振り返ってみると何かを集中してやったというより、日々少しずつ、できる範囲で積み上げたことが、約4年を経て結実したような気がします。
 正直、自身では二段昇段時からなにか大きく変わった感触があまりないのですが、以前に比べると少しだけ読める順が増えたり、考えなくても見える手が増えた気がします。特に攻めの順は、以前と比べて格段に見えるようになったでしょうか。
 要因を考えると、基礎練習はもちろん必要ですが、やはり感想戦などで自分の知らない順や考えなかった順、形勢判断や感覚的なところを皆さんに教えて頂けたのが大きかったように思います。この場を借りて改めてお礼申し上げます。

 今後も緩く、将棋を楽しみながら続けていきたいと思います。当記事が参考になるかはわかりませんが、なにかの助けになれば何よりです。
 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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