アニメにコミック、そして親しき友人、と久々にきたマイブームのBar 久しぶりすぎてもはや懐かしい
ときどき覗いている友人のブログの最新記事にバーのことが書かれていた。
若い頃からの友人なのでかなり長い付き合いであるが、
彼女はあまりお酒を飲まないと聞いていたし、バーはちょっと意外だったかなあ。
失礼しました。でも職場仲間や友人同士と行くとなるとやはり居酒屋。
ソフトドリンクだってたくさん置いてあるし、ちょっとうるさくたって平気。
とは言え、歳を重ねて静かに飲める空間も魅力的、それも事実。
彼女のお気に入りのお店は、市川駅近くの「Bar Old Flame」だそう。
他にもいくつかお気に入りバーはあって、それぞれ時に応じて出かけているという。
またまたアニメネタになって申し訳ないのですが
今春は「BARTENDER 神のグラス」が放送された。
銀座のプライベート・バー「イーデンホール」で働くバーテンダーが主役の話だ。
原作コミック（私は未読である）の話をアニメにしたのではなく
新作のストーリーとのことで、きっと原作ファンも
新しいストーリーを楽しんだのでは、と思う。
本来、私は映画オタクでアニオタではないのだが、
子育て中に子供と観ているうち、その面白さにハマり、
今は春と秋の番組改編時にはチェックを入れている。
「BARTENDER 神のグラス」もそれで公式サイトをチェックして観たというわけ。
そして、この人気でのサントリーとコラボして行われたイベント、行きたかった！
ちょうど北川みゆきの「今宵もお待ちしております」という
女性バーテンダー主役のコミックも読んでいたこともあり、
久々に私の気分は居酒屋ではなくバー。
そこへ友人のブログ！
早速、連絡して聞いたところ、上記のような話ということで……。
あの静かでモダンな雰囲気は、
ちょっとだけありきたりの自分をUPしてくれる。
いやいや、あくまで気分の問題で本当に”いい女”にはなっていないけど、
少しだけの夢と傷を癒やしてくれるような錯覚を
バーの独特な空気が演出してくれる。
例えば、親しい友人に居酒屋で愚痴って、慰めてもらって
「元気になったよ！」と言っても、
一人になったら無性に込み上げてくる寂しさで涙が溢れる、
とか誰でも経験していると思う。
多分、友人と別れて一人自宅に戻ったら、
バーもきっと同じかもしれないけど、
あの雰囲気が私には前向きな気持にさせてくれるのかも、
と思ったりもしていた。
もちろん、居酒屋もいい。
気軽で手頃でいつでもその日の疲れを一杯の（というか一杯目の）
冷えたビールが忘れさせてくれる。
好きなものを食べてあの喧騒の中に身を置くことで
明日の仕事への元気を貰う、それも事実。
でも、きっとバーはそういう日々の疲れではなくて、
もう少し特別な苦しみを癒すことができるのかもしれない。
「BARTENDER 神のグラス」の中でも言っていたように、
店の雰囲気、バーテンダーとの会話、
それがひとりひとりのお客様の心を満足させる。
一杯のグラスがその人の気持ちの変化を促す、
そこに居酒屋にはない「非日常」があるかもしれない。
今回、アニメ「BARTENDER 神のグラス」を見たときも
コミックの「今宵もお待ちしております」を読んだときも
同じ感じがして、急に懐かしくなってしまったのだ。
若い頃、行っていた西新宿のあのバー、
「Harry's N.Y.」はまだあるのだろうか、懐かしい、と調べてみましたら、
残念。令和5年9月30日で一時閉店とのお知らせが……。
もっと早くに気づいてお邪魔しておくべきだった、と後悔。
是非また再開してほしい。
若くて生意気で背伸びしていたあの頃と同じカクテルを頼んで、
今の自分は少しは成長しただろうか、と振り返りたい、
ふとそんな気持ちになったりもした。
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