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#小説
小説投稿サイトのコンテストに投稿した作品のテーマを間違って執筆していた!?と思いきや、まさかの大どんでん返しが。『デタラメだもの』
まさか、こんなことが起こりうるのか? 唖然呆然としてしまう事態ってものは、数年に一度くらいは起こるような気がする。そして、それが起こってしまった。エブリスタという小説投稿サイトのコンテストに投稿する作品のテーマが『あと5分』だったにも関わらず、『あと5日』と勘違いして、壮大なるミスをやってのけたわけである。 なんのルーティーンかはわからないが、エブリスタのコンテストの結果発表は、後輩と安い居酒屋でお酒を嗜み、その途中、トイレに行っているときに行われることが多い。今回も例に漏
物語を書くには脳みそを解放してやらねば。雁字搦めの日常の中で脳みそを自由にするには、なかなかの苦労が必要だ。『デタラメだもの』
物語を書くときの脳みそというのは、かなり解放を求めてくるわけで、日常雑多なことをやりながら、なかなかどうして脳みそが切り替わってくれなかったりもする。 何を思ったのか、140文字の文字数ピッタリで超短編小説を書く。それも毎日新作を公開するなんてことを打ち立てたもんだから、恐ろしいことに、自分に課した締切は毎日やってくる。雨の日も風の日も、もちろん風邪の日も酔っ払っている日も、容赦なく締切は迫ってくる。なんとか物語が書けるように脳みそを解放してやらんといかん。 その昔は、旅
年齢を重ねるごとに最近の曲の歌詞が覚えられなくなる現象。その謎をひも解いていると、生命の危機に遭遇したじゃないの。『デタラメだもの』
最近の歌がまったく覚えられない。好んで何度も何度も聴いているのに、歌詞は覚えられないし、メロディも難しい。鼻歌を口ずさんでいるときですら、何度も立ち止まってしまう。軽妙に歌って気持ちを愉快にさせる鼻歌でさえ、これほどまでに苦労してしまうのか。 それに比べると、若かりし頃に覚えた楽曲は、いつまで経っても忘れない。忘れようとしても思い出してしまう。歌詞の一字一句まで鮮明に記憶している。きっと、アーティストが急病でステージに立てなくなり、代役に抜擢されたとしても、完全に歌い上げる
飲み会の場に遅れて参加するのは、とにかく気が引ける。迷惑かけたり悪口言われたりが気になって、足が前に進まない。『デタラメだもの』
よほどの権力者でもない限り、自分の時間というものは、ある程度、誰かしらに主導権を握られているわけで。特にお客さんを相手しながら仕事をしていると、そういうことは日常茶飯事。 さあて、仕事も終わったことだし、一杯やりに行こうかしらんと腰を上げた刹那、急な連絡が入り、「夜中までにデザインの修正やっちゃってぇ」などと依頼が舞い込んだりする。詳細内容を確認するために電話をかけてみると、先方は既に飲み屋。ガヤガヤと音がやかましく、内容が聞き取れないなんてこともある。人並みに殺意は覚える
数字を使って説明したり説得したりする行為は、ときに詭弁を弄している場合がある。騙されるな、数字のトリックに。『デタラメだもの』
人に何かを説明したり説得したりするとき、数字を用いると分かりやすいよ、伝わりやすいよといった定説がある。とどのつまり、「この道を真っ直ぐピャーッと走ったら、あっちゅう間に着きますねん!」という感覚に頼った説明よりも、「この道を真っ直ぐ3分ほど進むと到着しますよ」と、クレバーに数字を交えて説明したほうが伝わりやすいよね、という話だ。 とは言え、数字を駆使して説明したり説得したりする行為は、ときに詭弁を弄しているように思えて仕方がない。例えば多数決なんかが分かりやすい例だろう。