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『ざつ』 お気楽TRPG日記27。ザ・ループTRPG予約開始とか、中華街とか。

概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。今回はザ・ループTRPGとシャドウランの話とか。

 ザ・ループTRPG予約開始!


 私が翻訳監修で参加しました「ザ・ループTRPG」の発売が6/8に決定、Amazonなどで予約が開始されました。ほぼフルカラーです。よろしくお願いします。

 ・・・紹介文を引用します。

ザ・ループTRPG TALES FROM THE LOOP - THE ROLEPLAYING GAME

シモン・ストーレンハーグの世界をゲームで体験! !
シモン・ストーレンハーグ著『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』(山形浩生 訳、グラフィック社刊)を原作とする、テーブルトークRPGルールブックである本書。 昨今のトレンドである「ナラティブ」タイプの最先端TRPGを体験できる一冊だ!

目次
ループへようこそ/ループの時代/アメリカ合衆国のループ/キッド/トラブル/ミステリー/ミステリー・ランドスケープ/マッドサイエンスの四季/夏休みと殺人鳥/大人のアトラクション/白亜紀から来た怪物/われはワグナー/日本を舞台にして遊ぶには?

出版社からのコメント
2017年ENnie賞でベストゲームやベストセッティングなど5部門を受賞

鬼才シモン・ストーレンハーグの世界スウェーデン発、話題のナラティブRPG、ついに日本語化!
もうひとつの1980年代、スウェーデンの首都ストックホルムから西に20キロ。メーラレン湖にある小島に最新鋭 実験施設「ループ」があった。
その周辺で起こるさまざまな“不思議"に遭遇した子供たち(キッド)は、わかってくれない大人たちに背を向け、解決のために立ち上がる。

本書は、シモン・ストーレンハーグ著『ザ・ループ TALESFROM THE LOOP』を原作とするテーブルトークRPGである。
このゲームの中で、プレイヤーは10-15歳の少年少女となり、謎の科学施設や磁気飛空艇、自律型ロボットの存在する「もうひとつの1980年代」を舞台にしたミステリーに立ち向かっていく。
ノスタルジーとハイテクがクロスオーバーするこの物語は語りを重視した「ナラティブ」タイプ。
簡単なルールでありながら、キッドの作成を通じて、ゲーム世界に入り込むことが出来る。
原作同様スウェーデンを舞台にした設定のほか、アメリカでの設定も収録し、また「マッドサイエンスの四季」と名付けられたキャンペーンを構成する、4つのオリジナル・シナリオも掲載。
さらに、TRPG初心者がイチから遊び方を学べるレクチャーや、日本における「ホームタウンハック」のやり方までフォローしている(日本語版特別記事)。
TRPGファンはもちろん、TRPG未体験のストーレンハーグ読者にもぜひ体験してほしい一冊だ。
著者について
●FRIA LIGAN AB(フリー リーグ エービー)/著

スペキュレイティブ・フィクションをテーマに掲げ、ロールプレイングゲームやアートブックを多数リリースしているスウェーデンの出版社。
シモン・ストーレンハーグによる『Tales from the Loop』『Things from the Flood』『The Electric State』も出版する。英語名はFree League Publishing。

●Simon Stålenhag(シモン ストーレンハーグ)/原作
1984年生まれ。レトロ・フューチャリスティックな作風を特徴とするスウェーデンのアーチスト。
ビジュアル・ストーリー・ブックである『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』『フロム・ザ・フラッド 浸水からの未知なるもの』『エレクトリック・ステイト』(すべてグラフィック社 刊)の三作が邦訳されている。
また、処女作を原案とするドラマ『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』がAmazon prime videoにて配信中。最新作は『The Labyrinth』。

●朱鷺田 祐介(トキタ ユウスケ)/翻訳監修
TRPGのデザイン/翻訳を主戦場とするフリーライター。
代表作『深淵』『真女神転生TRPG魔都200X』『クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上』(デザイン)、『シャドウラン5th Edition』『エクリプス・フェイズ』(翻訳)。『クトゥルフ神話ガイドブック改訂版』『酒の伝説』『図解巫女』などの著作多数。


・・・という訳で、よろしくお願いします。


 シャドウランで中華街へ行く話

 先週の日曜日は、シャドウランのキャンペーン。

 先月から始まった横浜編の第二回で、横浜中華街を舞台にしようという訳で、思いたって取材で中華街へ。私は、横浜市立大学の卒業生だが、大学が横浜の南端、金沢八景にあったので、それほど中華街に来たことはない。

 最近は、東横線の終点が元町・中華街なので、渋谷から一本なのもありがたい。駅に降りると、ガンダム・ファクトリーの広告が。そうか、ここなんだな。『ざつ』な位置把握である。

 まずは中華街。

 肉まん食いながら、街を散策し、まずは関帝廟のお参りに。

 観光客っぽく、お参りの方法を教えてもらう。

 5つの祭壇にお線香を備えるが、三度拝礼し、その後、お線香を刺し、さらに一礼。廟の中の祭壇は三度跪いて拝礼し、心の中で「名前、誕生日、住所」を唱えつつ、願いを言う。御籤や占い道具もある。

 面白い。

 その後、ほぼ素の観光客のように観光し、伸縮する剣とか鈴とかお面とか、修学旅行の中学生か!という買い物をしたり、妻の好物である話梅など、他では手に入らない食品を買ったりする。

 そうこうするうち、新しい建物に気づく。

 横浜大世界と呼ばれる巨大お土産屋さんだが、中華街を見下ろす感じがスゴイ。

 朱鷺田的には、上海にあった『大世界(ダスカ)』がふっと浮かぶ。拙作『上海退魔行 新選組異聞』で題材に取り上げさせてもらった。


 そういう訳で、セッションは、2075年、本来のキャバレーの雰囲気を取り戻した横浜大世界での依頼からスタート。中華街でのコンサートをめぐるトラブルシューティングを依頼されるが、そのうち、毛沢東主義者の暗躍、都市伝説「ふくれ女」の出現など、予想もしない展開に・・・


 いや、楽しかった。




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