『ざつ』 お気楽TRPG日記145。ラヴクラフト聖誕祭とか、Discord トークライブとか、DAICONⅣとか。
概要:還暦TRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の雑談とか、告知とか、ゲームを遊んだ話とか。
【お仕事募集中!】TRPGデザイン/ゲーム翻訳、神話伝承など雑学記事、クトゥルフ神話、アニメ、アナログゲームその他各種。『玉座の闇』シリーズなどのGM進行役もお引き受けします。詳細はDM、またはメールで。
ちょっとじたばた
今週からゲーム学校が再開。週末は玉座の闇の公演と身辺じたばたしつつ、頑張っております。 9/3の朱鷺田CONもあるので、毎週の週末、何かイベントがあるのが、10月半ばまで続きます。加えて、取材が色々入りそうで、あれやこれや、あちこちという流れになっています。
おかげでスケジュールがやや混乱気味。色々都合を調整したら、逆に、仕事とイベントも重なりかけており、不義理をする向きも出るかもしれませんが、すいません。
8/20 H・P・ラヴクラフト聖誕祭
昨日、8/20は我らがラヴクラフト御大の133回目の誕生日。いあいあ!
……ということで、今年も阿佐ヶ谷ロフトAにて、森瀬繚さんと一緒に、イベント「ラヴクラフト聖誕祭」を開催しました。
今年のテーマは“『グイン・サーガ』と栗本薫”。今回のゲストは故・栗本先生のお弟子さんである作家の宵野ゆめさん@yohino_yumeにご登壇いただきました。
まずは、最近、好例になっている100年前のラヴクラフトからスタート。8/16日付けのツイートで紹介したギャルピンの奥さん、ラヴクラフトらの集まりを怪しみ、大西洋を渡って確認に来るの回。フランスからやってくる、若くて上流っぽい奥方を迎えに出るのが、ラヴクラフトとラヴマンというのは、いかがなものかと。
https://twitter.com/TokitaSuzakuG/status/1691700770629157119
その後は、クトゥルフ神話とヒロイック・ファンタジーの歴史をさらった後、宵野ゆめ先生を中心に、グイン・サーガ、栗本薫作品とクトゥルフ神話の関係を熱く語る。直接のお弟子さんで、グイン・サーガの続編を書き続けるプロジェクトの一員でもある宵野先生は、まさに、栗本先生を師と仰ぎ、思い出話が止まらない。
配信のアーカイブもありますので、グイン・サーガがお好きな方は、ぜひ、御覧ください。
次は、2024年3月15日に、同じく阿佐ヶ谷ロフトAにて、ラヴクラフトの命日イベント「邪神忌」を開催します。年明けたら、告知いたしますので、よろしくお願いいたします。時期的に、ラヴクラフトの結婚(1924年3月)の話とか、フーディニとの合作の話とか、色々ネタを検討しますが、具体的には、来年の話ですね。
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/258767
朱鷺田は社会思想社のゲーム雑誌『ウォーロック』(たぶん51号あたり)の企画で、栗本先生にインタビューさせてもらったことがあるが、とにかく、頭の回転が速く、イマジネーションとエネルギーにあふれていたことを覚えている。
朱鷺田は、SFマガジン掲載の『豹頭の仮面』第一回(1979、初代ガンダムの年)が直撃で、『七人の魔道師』に狂喜した。拙作『深淵』で魔道師という言葉を使うのはまさに『七人の魔道師』のせいである。あのケイロンの上空に現れる魔道師たちの巨大な顔は今でも忘れられない。今回、読み直して、『ベルセルク』の蝕に通じるものを感じたが、『グイン・サーガ オフィシャル・ナビゲーションブック』に、『ベルセルク』の作者である三浦建太郎さんと栗本先生の対談が掲載されており、『ベルセルク』は、『グイン・サーガ』の影響下に生まれ、『七人の魔道師』から大きな影響を受けた旨が書かれていた。ああ、なるほど。
この二人がともに鬼籍に入られてしまっていることをこれほど残念に思ったことがあろうか。
そう言えば、こんなニュースも発掘。
「グラーキの黙示」3巻のクラファン
そして、森瀬繚さんの「グラーキの黙示」3巻のクラファン始まります!
8/19 朱鷺田CON Discord Talk
土曜日の夜は、朱鷺田CONのDiscordトークライブでした。
多数のご参加、ご視聴ありがとうございました。
こちらは9/3に開催される朱鷺田CONの宣伝2回目でした。
今回は、スタッフサイドで用意したGMさんの担当作品の説明と紹介。
詳しくはこちらを参照。
https://note.com/jusui_gen/n/n752b628ad95d
いくつか話したことを補足。
『深夜三流俗悪映画の襲来!! イット・ケイム・フロム・ザ・レイト・レイト・レイトショウ』はステラーゲームズのほとんど同人作品に近い作品なのですが、桂令夫さん、田中としひささん、金沢尚子さんらと遊んだキャンペーンが楽しくて、面白いから翻訳しよう、ちょうどマジックの仕事でアメリカ行くからついでに、版権交渉しようや、あ、いた!
「何、日本から来た? 版権が欲しい、お前は正気か?」
そういう会話はあったということにしておこう。
ちなみに、英語版のWikiもあるが、日本語版の存在は知られていない。
https://en.wikipedia.org/wiki/It_Came_From_the_Late,_Late,_Late_Show
なお、質問で「人外のキャラクター希望があったら?」というものがありましたが、レレレは俳優がどたばた苦戦するコメディ部分が面白いので、メタ構造がややこしくならないように、「人外という設定の人間の俳優」で止めておく方がいいと思います。そもそも、犬とか動物の俳優の方がギャラも高いし、権利もしっかりしていてねえ・・・
『ブルーローズ・ネクサス』は、トレジャー・ハンターものTRPG『ブルーローズ』を、『ガンドッグ』のシステムでリブートしたもの。
ブルーローズ(無印) 2002年発売のトレジャー・ハンターものTRPG。 現代を切り取ったシームレス・ワールドで陰謀組織を相手に超古代文明の秘宝を奪い合う。 スプリガンなどの影響大のハリウッドアクション風TRPGに、超古代文明総論を載せた。
無印は、512Pという厚みですが、実は原稿は600P以上ありました。
担当編集に、「製本の限界というものがあるんですよ」と説教されました。すいません。
実重量2kgぐらいかな。 見本誌を届けに来た宅配の人に、重いですよ?と言われたのはよい思い出。
『ザ・ループTRPG』 あ、やっと2020年代の作品だ。これはいいジュヴナイルSFでございます。ぜひ、遊んでください。
原則その1「大人は役に立たない」
http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=44397
『幕末血風録 壬生狼』
昔、スザクゲームズの雑誌『別冊FSGI』5号6号に掲載した新撰組の日常を遊ぶシステム。日付を追いながら、新撰組の事件を体験していく。
そういう訳で気になるシステムがあれば、ぜひ、申し込んでください。
Pirate Borgを読み始める。
タイトルを見ればわかる通り、Pirate Borg(黒の海賊)は、ドゥーム・メタル・ファンタジーTRPG「Mörk Borg」のサードパーティライセンス作品だったが、なんと、本家フリーリーグからの発売となりました。 そういう意味で、ルールの基本構造は、「信長の黒い城」や「黒の新撰組」と一緒のD20OSR
DAICONⅣの思い出
ラヴクラフト聖誕祭の裏で、こんなツイートが流れてきました。
これもまた、朱鷺田にとって青春の思い出であります。
大学生になった私は、横浜市立大学でSF研究会を立ち上げ、活動するとともに、SF大会などで知り合った友人たちと学外でのサークル活動、ファン活動をします。そのきっかけになったのが、1981年夏に大阪で開催されたDAICONⅢで、あの衝撃から自分もSF大会に関わりたいと思い、翌1982年、東京で開催されるTOKON8のスタッフに参加した。その後、さらに翌年の1983大阪で開催されるDAICONⅣにも、押しかけスタッフとして参加し、2週間あまり大阪十三の事務所に転がり込んだ。今から考えるとやたら迷惑な行動であるが、そのまま、大ホールスタッフのひとりとして活動した。
面白かったし、あの時は空回りする情熱のままに生きていたんだと思う。
ありがとう。あの夏の日は楽しかったよ。
今日も本を買う。
魔法科高校の劣等生 夜(ヨル)の帳に闇(ヤミ)は閃く 読了 スピンオフ新シリーズ。「司波達也暗殺計画」の続編に近いが、主人公は黒羽亜矢子と文弥の双子。四葉の暗部である美形の双子もついに大学生。
バンタンの卒業生、天城智尋さんの新刊、10巻目おめでとうございます!
海が走るエンドロール5読了
65歳で映画監督を目指し、大学に入り直したうみ子は、制作した映画を映画祭に出すも過労で、会場で倒れてしまう。年齢を自覚し、落ち込む。 61歳の身で、色々身につまされる話だが、うみ子さんの迷いも、何もかもがよい。
それでもつぶやく
エンジンがかからないので、アニメ版「ブルーロック」1期を流し見る。
一次選考最終戦が熱い!
Mork Borg この本を焼け!で有名ですが・・・
これを見ながら、地獄のゆるキャンとか思ってしまう、オレも感性が壊れている気がする。
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