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『ざつ』 お気楽TRPG日記83。エクリプス・フェイズ増刷とオンリー・CONとか、ダイスとか、信長の黒い城か、バトルテックとか。

概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。告知とか、ゲームを遊んだ話とか、アニメを見たとか。

告知

 まず、告知。
 エクリプス・フェイズ基本ルールブックの増刷が出来ました。今週から各店舗に入る予定。第一刷との識別方法は、表紙のスタッフリスト。第二刷からは、トップ画像の通り、岡和田さん、待兼さんの名前が載っています。

 これが売れたら、あれやこれや出来るので、ぜひ、この機会に!

 アナログ・ゲーム・マガジンでの今月のコラム。いや、月ごとのテーマなので、まったく、ゲームの話もしておりませんが、飯とか、食い物とか。
 『ざつ』だな。

 あと、朱鷺田が関わったTRPGの旧作に関する質問をいただくことがございますが、問い合わせされても答えられないことがございます。立場上、コメントできないこととか、権利問題とかね。あと、他の会社のゲームの話を聞かれても困る。 ご理解ください。

ダイスアンケートの結果

 先週行ったダイスの大きさに関するアンケートの結果です。
 コメント感謝! 401票。 やっぱり大きい目が多数派ですが、10人以上、小型派もいたのは貴重なご意見でした。

 ちなみに、朱鷺田は、学校用は15ミリを2キロ。 シャドウラン用は8ミリを50個強使用しています。
 キロ単位なのは、知り合いの仲介で、工場の放出品をまとめて買ったからで、単位がキロだったんですよ。超『ざつ』

エクリプス・フェイズ


 先週の土曜日(6/11)は、秋葉原にて、エクリプス・フェイズ・オンリーコンにゲストGMで参戦。このコロナ環境下でオフラインセッションがまた出来るのは嬉しいことです。主催者の幻界堂さんに感謝。

 オーソドックスなEPシナリオをという声があちこちから聞こえてきたので、「宇宙船ノストロモ号の航海」を持ち込む。
 だいたい、こんなシナリオ。この本は超かっこいいのでおすすめ。

映画「エイリアン」のメカ図解本 グラフィック社

 太陽系外惑星での鉱山開発を目的とするシグナス・ステーションとそのタグ・ボート「ノストロモ」に派遣されたファイアウォールのエージェントたちは、地表にある謎の古代宇宙船の調査に向かうことになり、同行した異星考古学者が、謎の卵状の何かに触ってしまい……

 「エイリアン・ブループリント」のページを見せるとだいたいの描写が分かるとか、まあ、記憶は曖昧でも、だいたいの流れは理解できてハッピーとか、そういう話です。『ざつ』だな。
 謎生命体とのバトルをしつつ、Xリスクを乗り切りました。ところどころ、オリガルヒが権力を振りかざしたり、ペットの宇宙ゴキブリを愛玩していたりしましたが、まあ、それはしかたないか。

 その後、トークショーでは、翻訳チームの岡和田さんや見田さんとEPの魅力を語る話。「好きなSFを」という質問があり、朱鷺田はバローズの「火星」シリーズ(バルス-ムという言葉の原典)と、映画「スターウォーズ」(当時中学生だった朱鷺田は、新聞配達のバイト料を注ぎ込んで20回見た)を上げておきました。当時はスペオペ&ヒロイックファンタジー少年じゃったんじゃよ。

信長の黒い城 色々準備中

信長の黒い城 同人版はコノスにて発売中

 EPコンのトークショーでも紹介しましたが、5月に同人誌として発作的に制作した戦国ドゥーム・メタル・ファンタジーTRPG「信長の黒い城」は、ただいま、秋のゲームマーケットに合わせて商業版製作の準備中です。
 これに関しては、夏にクラウドファウンディングで制作資金を集める予定です。詳細が決まってから情報公開しますので、もう少々お待ち下さい。
 このあたりの細かいことは、こちらを。

 また、どんなゲームなのか、気になる方は、同人版を物理版・電子版ともに、コノスさんで通販していますので、そちらで予習してみるとよいでしょう。Compatible with Mörk Borgというゲームですが、Mörk Borgなしで、単体で遊べるTRPGです。

バトルテック

 先週は、ゲーム学校の授業でバトルテックの2回目。
 ひとり100トン以内の小隊を編成し、チーム対抗戦。盤面には200-300トンぶんのメックが乱舞する。

軽量級がジャンプで乱舞 だって、ジャンプしたい

 勝敗は撃破トン数なので、意外と、スティンガー1機で勝敗が決まることが多いのだが……

1ターン目にヘッドショット(大口径レーザー)byライフルマン、サンダーボルトのミサイル群を頭に食らい、即死したバトルマスター 今期最速の撃沈


ウォーハンマーさん、全発射✖️2の揚げ句、熱暴走からの弾薬爆発で轟沈

 より詳しい風景は、「朱鷺田」「バトルテック」でTwitter検索してください。

 授業用は世紀の変わり目に確保した富士見版を使用し、ルールは35周年記念版向けに無料公開されているQuickStartRuleに、格闘(パンチ・キック)と熱を追加したもの。紙のコマはカッコいいが、さすがに20年ものなので、新品が欲しい。

 バトルテックって、ロボットバトルものとしては、かなり解像度が高くて、機動戦士ガンダムZ以前のロボットものを再現するゲームとしてはかなりいいシミュレーションゲームだよな。
 多人数で遊べるので、授業の教材としても、取り回しが良い。
 日本語版復活しないかね。

 こちらは、現在の版元のサイト。

 次は6月最終週よりディプロマシー。第一次世界大戦前夜の欧州を舞台にした外交戦。欧州外交史を体験する。 そのまま近代史である。

 ということで、授業終わりに、おおよそのルール説明。
「バトルテックに比べたら、簡単なものだよ」
(たしかにルールのページ数は短く、チャートもない)

 また、地獄の扉を開いてしまうな。

 そういう訳で、ゲーム学校は中間審査会期間に突入。今週来週は家にこもって原稿を書くよ。うん。

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