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『ざつ』 お気楽TRPG日記54。ゲームマーケット御礼とか、玉座の闇シーズン4魔王復活とか、今日もシャドウランとか。

概要:還暦間際のTRPGデザイナー、朱鷺田祐介(ときた・ゆうすけ)が適当なことを『ざつ』に書くエッセイ。だいたい、TRPG関連の思い出とか雑談とか、シナリオ作成やGMの裏話。週末はゲームマーケット2021秋でした。

ゲームマーケット御礼


 週末(11/20-21)はゲームマーケット2021秋でした。

 初日は、フリーの一般客で行ったのですが、久しぶりに待機列で並ぶという有明あるあるを体験、これはこれで懐かしいなあ、と。夏コミや冬コミの時期でなければ、まだ耐えられる。入場すると挨拶回りでしたが、ああ、活気が戻ってきたなあ、という感じでした。久しぶりに会えた顔もあり、やっぱり同窓会的な喜びもあり、新たな出会いもあり。

 新作のライブアクション型マーダーミステリー「玉座の闇シーズン4 魔王復活」もなんとか昼過ぎには先行作成分を、オゾンさんのマーダーミステリー・ブースに納品、なんと完売しました。今後は、コノスさんの通販で販売しますので、よろしくお願いします。

 初日の夜は、大井町のGrill&Bar Linkさんでの食事会にお招きいただき、いや、これも美味ばかりでした。

 2日目はグラフィック社ブースで「ザ・ループTRPG」の宣伝をしたり、片隅で同人誌を売ったりしていました。

 多数の方が「ザ・ループTRPGを遊んでますよ!」とお声をかけてくださったのは心強い限りです。スウェーデン設定だけでなく、USループやご当地設定で遊んでいる人も多く、興味深いですねえ。ガイダンス記事が欲しいとの声をたくさんいただきましたので、なんとか対応したいと思います。

 「ザ・ループTRPG」の続編を出すには、もう一息、売れてほしいところですので、引き続き、応援をお願いします。

 あ、どさくさ紛れに、ブースの隅っこに、Mörk BorgVaesenを置いておいたら、遊んでいる方から、「Mörk Borg!」と反応してもらいました。いや、もう注目ですよ。ね、出しましょうよ、グラフィック社さん!

 今回のゲームマーケットは、新作やまもり、話題もやまもり(惨劇RoopeR10周年おめでとうございます)と、ほんとうに、色々ありました。Hobby Japanさんの新作TRPG発表、TACTICS復活!というのがなかなかショックでしたが、ここでラインナップにあがったARC:DOOM TRPGは、フィリピンのデザイナーmomatoes氏の手になるもので、HJの関係者によれば、Mörk Borgをリスペクトしているとのこと。ここが朱鷺田個人的にクライマックスでした。

玉座の闇シーズン4魔王復活


 ・・・という訳で、ライブアクション型マーダーミステリー「玉座の闇シーズン4魔王復活」が発売です。コノスさんの通販で販売しますので、よろしくお願いします。

 今回は、なんと、12名から28名まで対応。魔王城に攻め込み、魔王を倒した諸王国連合は、ついに魔王を倒すも、盟主が殺害され、魔王城の奥から湧いてくる残党。復活を予言する魔王の亡霊。魔王復活を防ぐために、勇者たちは魔王城を探索するクエストに挑む。戦争、謎解き、陰謀、暗殺、恋愛まで、多彩な要素を組み込み、勇者たちは自らの物語を紡ぐ。

 あ、なんかカッコいいな。

 追記:12/11に静岡県で公演があります。朱鷺田もGMで参加します。

今日もシャドウランとか。


 例によって、Twitterでネタを拾う朱鷺田です。「ざつ」だ。

 今回は、来月書く予定のシナリオのネタを選ぶアンケート。

【緩募】シャドウランで遊びたいシナリオは、どれ?
ドイツ同盟トロール黒森王国で龍と戦う  16.2%
シアトルでトロールパンクバンドの護衛  29.2%
スウェーデンの小島でトロールヴァイキングと戦う 13.8%
サハラ砂漠でロンメル戦車軍団と戦う。  40.8%

 なんと130票ものアンケートに回答ありがとうございます。結果、サハラ砂漠でロンメル戦車軍団と戦うことになりました。えっと、シャドウランだよな。どうするんや!

 まあ、あてがない訳ではありません。

 よーし、お前ら、エル・アラメインに行きたいか!

 かくして、デザート・ウォーズに行くランナーたちの末路は? 

 それとも、オレのWar!サプリメントが火を吹くのか!

 War!はシャドウラン4th対応の戦争サプリメント(未訳)で、衛星兵器だの、戦艦だの、戦争用魔法(HALOを実現するシールド魔法まで)だの、頭のオカシイサプリメントで、主に、アズトラン=アマゾニア戦争が紹介されています。

 デザート・ウォーズは、商業スポーツ化された戦争で、サハラ砂漠やリビア砂漠などで最新戦闘部隊が戦うのを中継するというもの。兵士のサイバーアイに直結した派手な体験が売り物。死なないようにレギュレーションも規制されていますが、やっぱり死ぬよね。うわ、「ざつ」。

 その他のアンケートのネタも解説しておこう。

 ドイツ同盟トロール黒森王国(トロールケーニッヒライヒ・シュヴァルツヴァルド)は名前の通り、ドイツの黒い森にあるトロールやオークだけの王国。2043年に独立宣言をし、トロールウォーと呼ばれる独立戦争を経て、2045年に完全独立。

 トロールパンクバンドは、Started from the Bottomsに登場するトロールバンド「Trolling Thunder」を想定。ネオネットと契約して、2080年頃にワールド・ツアーを展開中。日本にも来るらしいよ。

 「スウェーデンの小島でトロールヴァイキングと戦う」は、トロールの海賊とのバトル。スウェーデンと言ってますが、シャドウラン世界の北欧スカンディナヴィア半島の国々、スウェーデン、ノルウェイ、フィンランド、デンマークは欧州戦争とクラッシュから立ち直るためにスカンディナヴィア連合を形成して助け合っています。ちょっと「ざつ」な設定ですが、北から覚醒国家のラップランドが浸透してきていますので、わがままも言えない感じ。あと、後のネオネットに吸収されるエリカがスウェーデンの企業ですね。まあ、ここは「ザ・ループTRPG」を連想してもらうための罠です。

 もうひとつのアンケート「あなたがTRPGのルールブックに支払ってもいいと思える金額は?」に関しては、3000票を超える回答をありがとうございます。予想を超える反応にびっくりです。

 まとまったところで、再度、コメントをさせていただきます。



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