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『ある人質 生還までの398日』

体操の選手だったダニエル・リューは、足を怪我してしまい、写真家に転身する。そして、シリアの非戦闘地域での仕事に行くのだが、早々に拉致される。

という実話ベースの映画ですが、タイトルに有るように解放救出はされていて、つまり、その過程を観る映画である。ツラくて苦しくなる描写を含む映画を選び観る、疑似体験になります。

多くの国がそうであるように、デンマークもまた、テロには屈しない、身代金は払わない国。自分の命も時には危ぶまれるような危険な橋をわたる人質救出交渉人の存在を知れたのは学びとなりました。

思い出したのが、2015年頃に日本人二人が残虐な殺されかたをしたりイスラム国と名乗る過激派組織の勢力が拡大していったのは、膨大な身代金の要求を“のんで”しまった人々による部分も大きい、だからと言って、人質の解放救出の為に身代金をかき集めた各々の人々の存在が悪いのではなく、この状況を作っているISが悪いのは明らかな事であります。前述の2015年~2016年頃、イスラム国はYouTubeを使って、人質を残虐に殺害する動画を配信していた。無修正で。その暴力性、恐怖感でもって、イスラム国の存在をアピールしていたのは記憶に新しいが、あの[オグリッシュ]というダークウェブでさえ、この一連の動画配信を遮断したほど。オグリッシュの管理者が以前インタビューで答えていました。『影響力は大きいが、この一連の動画を配信することは、イスラム国のテロ行為への加担に繋がる』と言う様なニュアンスで。

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