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あなたへ

 あなたの第一印象は「なんて元気で明るい子なんだ。」でした。その時は、今みたいにあなたの事を想ってはいませんでした。これが’’恋’’だと気付いたのはいつの事でしょうか。
 人として好きであり、異性として好きだ。と思うには十分なほど、あなたの良いところばかりが目に写り、私はあなたに惹かれて行きました。
 鬱屈とした人生の中で、あなたと過ごせる本当に短い時間の中で明日もあなたに会いたい。会って話をしたい。話を聞きたいと何度も思いました。
 しかし、これはあくまでも私の自己満足であなたと私には年齢の差もあり、叶わぬ恋だということも勝手に決めつけています。
 何よりあなたを求めてもしも拒否された時、今の関係性を維持していく自信が私には無いのです。きっと気を使うし使わせてしまうでしょう。
 あと数年、産まれるのが違ったら。
 もう少し私に余裕があったなら。
 あなたの好みの見た目だったなら。
そんなたらればを並べ、自分に自分で「諦めろ。」と思いつつも、あなたの事はやっぱり好きだし、もしもチャンスがあるならと期待をしたりと苦しい日々が続いています。
こんな文章を書いているのもあなたへ送ったLINEに既読が付いて、そのままそっと会話が終わってしまい、あなたとの繋がりが無くなってしまったような感覚に襲われた故のマスターベーションに過ぎません。

きっと私はあなたへ想いを告げることは無いでしょう。そんな勇気がないからです。
どうかこれから出会う素敵なパートナーと幸せに。でもその幸せを、できれば私には見せないでください。
きっと苦しくて悲しいから。

あなたの幸せを願っています。


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