スペインに惚れました

10年暮らした愛しのスペイン。 私の独断と偏見に満ちた西方見聞録 と最近お気に入りの韓…

スペインに惚れました

10年暮らした愛しのスペイン。 私の独断と偏見に満ちた西方見聞録 と最近お気に入りの韓国についてなど

最近の記事

#グリッチ UFOやら宇宙人やらカルト教団などB級好きにはたまらない。 センス良くテンポ良く10話完結。 ヨビンちゃん好きな女優さんなんだけど、ほぼすっぴんで😅凄いなと関心しました😁

    • シスターズ 最初から最後まで面白かった キム・ゴウンちゃんの8話のラストシーンと11話のイスを投げるシーンは圧巻!

      • 「ペーパー・ハウス・コリア 統一通貨を奪え」感想

        私の大好きなスペインドラマ「ペーパー・ハウス」を韓国がリメイクした。 その名もそのまま「ペーパー・ハウス・コリア 統一通貨を奪え」 イカゲームに王座を奪われるまでNetflix史上最大のヒットと言われていたのがスペインが世界に誇るドラマ「ペーパー・ハウス」だ。 スペインが好きで「ペーパー・ハウス」も大好きで、そして今韓ドラにハマっている身としてこの「ペーパー・ハウス・コリア」を無視できるわけがない。 しかし、予告を見るまで正直全く期待していなかった。だって、あのドラマはス

        • 「韓国語を勉強する人」になる

          「愛の不時着」を皮切りに始まった私の中の韓流ブームは、今や世界最強の勢いで成長している韓国のソフトパワーの恩恵を受けとどまることを知らなかった。 「愛の不時着」→NETFLIXの韓ドラ→「梨泰院クラス」→パク・ソジュン→「花郎」→テテ→BTS→韓国語勉強→ハングル能力検定 と、ざっくり時系列に沿って振り返ってみるとこんな感じだ。 明らかにどこかの誰かが仕組んだであろうマーケティング戦略にまんまと引っかかり、カモにされている。しかし、カモにされている自覚を持ちつつもその

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          スペイン語の次は韓国語

          新型コロナウィルスが猛威を振るっていた間、私は政府が望む模範生徒のように遊び歩きもせずに家でNETFLIXに溺れていた。 スペイン語圏のドラマや映画などを観ることで少しはスペイン語を勉強しています風な言い訳を自分にすることが出来るので罪悪感なくドラマ漬けの日々を送ることができたのだ。 しかし、スペイン語のドラマも映画も限界がある。スペイン語だからといって興味のないジャンルにはどうにも手が伸びないし、面白くないものを最後まで見る気力もない。 その頃、巷ではNETFLIXオリ

          スペイン語の次は韓国語

          冬のイビサ島

          イビサは世界一のパーティーアイランドとして有名な地中海に浮かぶ小さなスペインの島。 ぱーてぃーぴーぽー達がバカ騒ぎしているイメージ映像を見るたび、自分とは無関係の一生行くことのない島だと思い込んでいた。 しかし、友だち夫婦がイビサへ引越したと聞いて突然興味が沸き、とある冬の週末にプチ旅行に出かけた。 友だちにはこの時期のイビサに来てもクラブとか開いてないよと言われたが、イビサのクラブに興味がない私には 「クラブが開いていない=ぱーてぃーぴーぽー達がいない=安全」 と逆に

          手書きの文字

          スペイン人の書く文字は分かりづらい。学校の先生でさえ独特な個性を発揮した文字を書き、留学生を困らせる。 板書をしていてもスペルがよくわからなかったりする。 学校の先生は字が綺麗なはずだと思い込んでいたが、スペインの先生には当てはまらないようだ。 しかし、学校に通わなくなると手書き文字に遭遇することがぐっと減り、文字読解に苦労することもなくなっていった。 手書きの文字なんてバルのお勧めメニューぐらいでしかお目にかからないと安心していたが、デジタルの時代となった今でもポストカー

          初めてのスペインサッカー観戦の思い出

          私が初めてスペインで見たサッカーの試合は当時住んでいたセビージャのチームの 「ベティス」対「レアル・マドリード」の試合だ。 セビージャにはベティスとセビージャの二つのチームがあるが、富裕層のファンが多いセビージャに対してベティスのファンは労働者階級層が多い。 そしてこの二つのチームをめぐってセビージャの街は真っ二つに分かれる。 セビージャダービーと呼ばれる「ベティス」対「セビージャ」の試合の日は街中ピリピリした空気が流れるほどだ。 「ホアキンがいる」という理由だけでベティ

          初めてのスペインサッカー観戦の思い出

          カップル行動

          スペインでスペイン人彼氏と暮らしていた頃のある昼下がり、週末の予定を彼氏に聞かれたので「夕方にMちゃんと会う約束してるんだ!」と答えると「そっか!いいね!」とあっさり会話が終了した。 ふっ!これで土曜日は思う存分日本人のMちゃんと日本語で話し倒せる! 日本語で心おきなく話せる時間と言うものは私にとってスペインで生活する上でご褒美みたいな贅沢な時間だった。 そして約束の週末になり、いそいそと出かける準備をしていると彼氏が 「今日何時だっけ?」と聞きながら身支度を始めた。

          Netflixのスペインドラマ

          Netflixに支配される生活を送るようになってどれくらい経つだろうか? スペインのドラマも見ることが出来るので勉強と称してNetflix中毒の罪悪感を少しでも減らす。 Netflixのいいところは再生速度を変えられることだ。 0.5、0.75、1、1.25、1.5の速度で再生できる。 時間がない、ちんたら見たくない人用に1.25、1.5倍速再生があるのは理解できるが、0.5、0.75のスロー再生は何のために必要なのだろうか?と初めの頃は思っていた。 しかしこの0.75スロ

          Netflixのスペインドラマ

          スペインのジムの思い出

          ウエートトレーニングやランニングのような一人で黙々とやる運動が苦手だ。 持久力がまるでないし、自分との闘いにあっさり負けるタイプなので続かない。 したがって長い間ジムには全く興味がなかったのだが、スペインではジムが人気で、私の周りでも通っている人が多く、ミーハーな私は例に漏れずジムに通うことにした。 私が通ったジムはダンスなどのクラスも豊富でゲイの方も多く通うおしゃれなジムだった。 暗闇バイクエクササイズのクラスがあったので覗いてみると、暗闇にミラーボールが輝き、爆音

          スペインのジムの思い出

          ボカディージョの食べ方

          スペインで定番の食べ物ボカディージョ(バケットに具を挟んだスペイン版のサンドイッチのようなもの) この具について毎回「シンプルすぎじゃね?」と思っていた。 スペインでボカディージョを食べに連れて行ってもらった時サブウェイのあのサラダたっぷりのサンドイッチを想像していたのでびっくりした。 スペインのボカディージョにはまず生野菜なんて入っていない。 具は一種類から二種類が主流だ。 例えば、生ハムのボカディージョの場合、本当にみごとに生ハムしか入っていないことが多い。 バケット

          ボカディージョの食べ方

          暗闇

          私は部屋を真っ暗にして眠る派だが、日本の家での暗闇とスペインでの暗闇は闇の深さがまるで違う。 スペインの家には「Persiana」と呼ばれるブラインドがついているのだが、これがすごいのだ。 日本とは違い窓の内側に設置するのではなく、窓の外に設置されしっかりと重い。 形はブラインドだがどちらかと言うと雨戸に近いかもしれない。 ペルシア-ナを下ろすと、真っ暗闇に包まれる。本当に真っ暗。 目覚ましが鳴ってもペルシアーナを上げるまでは真っ暗闇。 なので例え昼間であってもペルシア

          常連の試練

          スペインのバルはいつ行っても人で賑わっているのだが、特に混む時間は午前中の11時前後だと思う。 周辺の会社員や近所の人々が朝食を食べにバルへ殺到するためだ。 日本と違いスペインでは朝食をしっかり家で食べてくる習慣がない。起床後はコーヒーとクッキーだけだ。そして11時前後の朝食タイムにコーヒーとパン類(トースター、クロワッサン、チュロス等)を食べにバルへやってくるのである。 バルのカウンターは近所で働いている人で溢れかえるが、滞在時間は15分から30分と短く入れ替

          バス

          10年スペインで暮らしたが、実現できなかった憧れがいくつかある。 その一つが「市内バスの運転席の横で運転手と世間話をする」である。 スペインで暮らした人ならわかると思うのだが、スペインのバスではよく運転手と乗客がおしゃべりしていることがある。よく観察してみると、 「たまたま乗り込んだバスの運転手が知り合いだった」パターンと 「知り合いが運転していることを知っていて、あえて乗ってくる」パターンの二通りがある。出来るなら両方のパターンをやってみたい。 運転手は勤務中だ

          お約束

          スペイン人との挨拶の時、「元気?」と聞かれたら「元気」と答える。 「押すな!押すなよ!」と言っている上島竜兵を水に落とすのと同じくらいのレベルのお約束だ。 ¡Hola! ¿Qué Tal? ¡Hola! ¿Cómo estás? 「元気?調子はどう?」 Muy bien, ¿y tú?  「とてもいいよ(元気だよ)。君は?」 これはワンセット。 この時、「普通」だとか、「まぁまぁ」などと答えてはいけない。 「お疲れ様でした」と言ったのに「大して疲れてないよ」