【音霧雑記】2022年のVtuber界隈はどうなっていくか予想してみる

 こんにちは音霧雑記です。27日に入った一報

 にじさんじ所属のバーチャルライバー「来栖夏芽」さんが小説家デビューを果たすことを昨日の重大発表にて報告。監修とか帯へのコメント投稿などではなく、一次創作の作成……重大発表って色々な種類ありますけど、これはさすがに予想外。配信活動をする中で創作活動を試みる時代。どんな小説か気になるところなので来年が楽しみです。

 そういえば最近になって【にじヌ→ン】のゲストになったり、ぷちさんじで公式がすでにプッシュしていたなあ。この前振りだったのでしょう、納得。因みに動画は可愛い。

 来年かあ……2022年のVtuber界隈はどうなっていくのか皆さんはどういう予想立ててます? 「もう廃れている」? 「さらに人気が加速する」? その二択なら私の場合、断然加速ですね。2019年も2020年も同じこと言っていた気がします。ヒカキンさんもVtuberの体を手に入れた2021年、来年は軽い気持ちでVtuberになってみようって人が再燃しそうとは思いませんか?

 そういうわけで今回は「にじさんじ」「ホロライブ」「.Live」「個人勢」の観点から、今年までのことの後に来年の勝手な予想を述べていきたいと思います。完全私見ですので異論は認めます。

にじさんじの来年

 にじさんじは自前の公式番組を数多く手がけていますし、いずれも長く続いています。今年は無人島ロケというVtuberでやる意味とは何かを問う番組の後に4人揃えて「ろふまお」の公式チャンネルを新設したり、実験的試みが多くなっています。反面ユメノグラフィアの閉幕など、惜しい展開も目立ちました。あらゆるチャレンジの全てが上手くいくなんてことはないので、ここからこの失敗を活かして別途サービス提供を考えていくんだろうなって思います。キャストの皆様にとっては本当に残念でしょうけど。引退者も出てしまいましたが……あちらは元気でやっているハズなのでファンの人は安心していいと思います。

 にじさんじの来年は恐らく「ライバーがより動きやすくなる」環境づくりに舵取りそう。公式番組の創設により独自のコンテンツがより広くなり、人数が増えたことによって「多くのライバーが長期休暇を気軽にとれる」状況が出来上がっています。順調に案件やコラボ動画が増えて、オタク文化と接点が多い企業以外ともコラボが出来る手広さは強み。男女分け隔てないのも、企業としてはとっつき易いのではないでしょうか。

 個人的ににじさんじの新人ライバー、エデン組の中で最大のキーパーソンは誰かというと、オリバーさんでしょう。バリバリ英語を喋ることが出来るので、海外ライバーとの親交はとても深い。この調子で「海外」に目を向ける人が増えること、もしくは海外ライバーが日本語を覚えていくことで、全く予想もつかない化学反応も生まれていくと思います。ホロライブの大躍進に伴い、海外リスナーの注目度も上がりつつあるので英語力の強化は劇的な成長を促してくれると思います。スポーツバーなどの試みは非常に面白かったので、出来ればまたやってほしいまでありますね。

 あと例の病気による猛威がもう少し休まってくれると、ライブイベントなどもやりやすくなりますし、その盛り上がりでいくらでも駆け上がれる。現状にじさんじの安定感は例年通り盤石です。

 そしてにじさんじは今年、図らずも個人勢の方に登録者爆増を促す一件もございました。上手いこと個人勢も巻き込んでくれると、想定外のベストコンビが誕生するきっかけになるかもしれない。

 にじさんじが強いのは、基本的に男女関係なくコラボできること。実写の人とのコラボに対する抵抗感が薄いことなどですね。ヒカキンさんとコラボした一件もですが、来年は海外組も積極的にコラボなどに引き込んでいき、国境やvの垣根を超えた存在感を持っていくとお思います。

ホロライブの来年

 にじさんじに5人のエデン組が出て、ホロライブは11月末に秘密結社holoXが5人デビュー。個人的に沙花叉クロヱさんがヤバい。あの子はハマってしまうことが危ない予感をビシビシ感じます(フォロー済み)

 素顔含めて見た目の強さもあるけど、ピアスゴリゴリつけているとか風呂に入っていないとかスロカス疑惑があったりとかのギャップが凄い。多分性癖の開拓力がパない。来年あるだろう第2回にじさんじパチンコ大会に是非とも参加してほしいが、まあ難しいでしょうねえ。

 ホロライブの爆発力はまだまだ続くでしょうが、こちらは今年半ばに桐生ココを失ってしまったのがかなり痛いです。発想力もカリスマ性も兼ね備えた2020年代のホロライブ大躍進の立役者である彼女のお陰でホロライブENへの弾みを付けたり、コラボの機会が劇的に増えていました。秘密結社holoXの新旋風を巻き起こしている状況ですが、今後それと同等の爆発力を起こせるかは未知数です。

 所属タレントのチャンネル登録者数は平均的に多く、登録者100万人を超える方が数人存在する怪物揃いの箱です。Vtuberよく知らないという方にお勧めする際は2番目に挙げる企業ですね。海外でも国内でも勢いが強いの上に、比較的露出の多い衣装を続々可愛い方面にシフトして初見にも優しくなっています。

 2022年はどうなるかというと、このまま前進すると思います。……どういうことかというと、にじさんじと違いホロライブは他箱とのコラボには極力参加しない方針なのか、外部との繋がりにおいてにじさんじに一歩先を越されています。これは「芸人面」が強いにじさんじと、「アイドル」面の強いホロライブゆえ仕方ないことです。

 とはいえ、人数も十分いるのでこのまま突き進んだとしても問題はないです。他箱とのコラボが気安く出来ると更に加速すると思うので個人的にはやってほしいなと思っています。

 更にはホロライブ・オルタナティブなど、漫画やゲーム面での進出も図っている様子なのでもっと深く浸食していくことになるかもしれません。

.LIVEの来年

 今年は久しぶりの新人を迎え、数多くのコラボ路線に舵を切った.LIVEは、かなり強い箱になっています。所属人数が10人弱と少ないことで、Vtuber初心者にもお勧めしやすい少数精鋭な箱です。過去の大炎上すら決死の思いで乗り越えたメンタル鋼のメンバーとファンたちの絆は、恐らくにじさんじやホロライブ以上に強い。

 更には地上波の番組で「ガリベンガーV」も堅調。アイドルとしての売り方以外にも、楽しいコラボ配信を見せることが多くなっています。他箱との関りも、個人勢とのコラボも多くなってきたので、影響力もやれることの幅も増えていくことでしょう。

 2022年はどうなるかというと「Vtuber入門の箱」としての地位を高めていくかもしれません。シロちゃんがメインで出演するテレビ番組が3年目を迎え、ヒカキンさんがVtuberになったことにより「Vtuberってなんだろう」と興味を持ってくれる人が大勢いる。そんな時にこの箱をお勧めすると、個人勢との繋がりもにじさんじとの繋がりも見えてくるのでVtuberの楽しさを枝葉のように増やすことが出来る。

 更に箱自体はにじさんじとホロライブ(0期生)より遅かったが、シロちゃん自体はそれよりもはるか前から活動している筋金入りの猛者だ。これから推していくには人数も抑えやすい、別のVtuberを知っていく足掛かりにするにも丁度いいでしょう。にじさんじもホロライブも人数が多いから、初見は尻込みする可能性もある。

個人勢の来年

 2017年末~2018年代にデビューし、未だに生き残っているVtuberは強いです。それは登録者が多いから強いとかそういう意味ではなく、骨太の精神と確固たる意志を持った兵揃いだから。売れたいと思いながら何事もなく1年経てば、基本的に辞めたいとかしんどいとか、そういうネガティブな感情が浮足立ちます。「数字なんか気にしないぜ!」という方だって飽きてしまえばすぐにやめたり出来ます。いわば彼彼女らの存在自体が証明書のようなもの。

 そしてなんといっても今年は個人勢に彗星の如く現れたksonさんがいる。その実力はドコデツチカッタノカマッタクワカラナイケド、遂に登録者数105万人を超えました。海外リスナーを多数抱え、英語も日本語も堪能なグローバル。自らが「フレンズ」と呼んで企業個人問わずVtuberを仲間にしていく姿は痛快です。彼女は10月半ばにデビューしたばかりなので、来年はさらに何かやってくれるだろうという全幅の信頼があります。

 2022年は個人勢を如何に企業は迎えていくかの争奪戦になりそうです。かつて存在したにじさんじネットワークは頓挫しましたが(個人勢筆頭格の天開司と元々懇意なのでいらなくなった説もある)、個人勢とは才能の鉱山です。掘り当てたら凄いことになります。

 にじさんじは「葛葉」さん。
 ホロライブなら「さくらみこ」さん、「星街すいせい」さん。
 .Liveは「花京院ちえり」さん、「もこ田めめめ」さん、「メリーミルク」さんなど。

 元々は個人で活動していましたが、現在は各箱の顔を務めるレベルに成長している面々です。

 個人勢は気楽かつフットワークも速いし、自分の取捨選択も自分だけで決められる自由度の高さが強みです。反面すべての責任を自分で受け止める必要があり、多額の収入を得る際には確定申告もしなければならないし、グッズなどの手配も自分か、人を一時的に雇ってやってもらうかなどを自分で工面する必要があったりなど、忙しさが際立つ方もいます。

 そうした荒波に揉まれまくって配信技術も磨き続けていた個人勢は、企業からしても垂涎の的。活動実績もあるので信頼度は無名の新人よりもはるかに高いオマケつき。数年続けているなら精神力も強いでしょうから。

 個人勢は個人勢で企業になびかず孤高であり続けるという選択肢も当然あるので、そういう方にはなお一層頑張ってほしいと思っています。

別次元の刺客

 ぶっちゃけますと、今後はメタバースや3Ⅾによる大きな舞台での活動が増えていくことになると予想されます。VRchatやそれに連なるサービスとの邂逅も近いでしょう。その時3Ⅾ化を果たしている人数が多い企業はいろいろと有利になります。

 2022年以降は海外箱とのコラボによる流入にも期待出来そうなので、どんどんやってほしいところです。

 以上、2022年の予想でした。皆様も色々予想してみましょう、予想するだけならただですから!

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。