ラブライブスーパースター 2期5話「マニーは天下の回りもの」感想

「おーっほっほっほ! この世は金、マニー、マニー、マニーですの!」

 邪神ちゃんドロップキックXを見ているから、上記のセリフを誰が言ったか聞かれたら「オニナッツ……いや、邪神ちゃんかな?」どっちか迷う。因みに邪神ちゃんの声優さんはラブライブにて理事長兼任してた。マニーありまくりですの!!! 与太話はここまでにして感想行きますの!

前回の☆スーパースター

 超エッチ(個人の感想です)な握手で2人加入。これで1年生は3人だ!

知名度は金になる

 順調にインフルエンサーへの道を切り開く【Liella!(リエラ)】の面々。フォロワー数驚異の6桁で、鬼塚夏美のオニナッツチャンネルは登録者数68人。差は歴然。常々私はVtuberの登録者数とかは気にしない的な発言しているけど、「金を目当てに活動している」なら68人だと全くダメなのは言うまでもない。趣味じゃないんだ、金儲けのためなんだよこの娘。しかも一番伸びているのがスクールアイドルの曲を歌ってみた動画。それでも再生回数3桁。収益化への道は遠い!

 しかしここで夏美に電流走る。絶賛メンバー募集中で付け入るスキのあるリエラ、その知名度に目をつけた。全ては金のため。ギックリ腰気味でも笑いが止まらねえですの!(ギックリ腰になりたくないなら持ち上げ方の勉強しようね!)

 しっかし許せねえよなあ! リエラを、自分の、私利私欲のために、利用しようなんて下心を持ちおって! スミレちゃん、何か言ってやってくださいよ!! こんな外道、獅子身中のグソク虫になるって、ねえスミレちゃん!!(もう許してやろう)

壁はなくなっても壁がある

 一方、部室が広くなったと喜ぶリエラ。綺麗に倉庫の壁を取り除いただけとはいえ、広くなるとテンション上がるにゃー! 因みに壁を壊したのってGT◯のあれっすかね?

 まあ喜んでばかりもいられない。全員一緒の練習メニューではなく、個々人の能力に見合ったメニューをくんでくれるちーちゃん。コーチの才能あるねえ。ずっと昔にラブライブ優勝を飾った高校の海合宿練習メニュー見たらなんてリアクションするか楽しみだ(サンシャイン勢はあの出鱈目なメニューをやりきったの本当に凄い)

 キナコちゃんはガッツがあるってわかっているからこれからどんどん伸びるだろう。四季ちゃんは動画を見て研鑽すれば体力を温存して踊れたりする技能持ち。メイちゃんはピアノを少し出来る(赤髪と、ピアノ?)

「ミンナー! イミワカンナイワヨネ! マキダヨ!」ぐおおおおおおおレジェンドの影があああああああああ!!!!

 しかし全員が全員、劣等感に苛まれている。2年生の5人が、全員ギフテッドなのだ。

カノン:演奏上手い、作曲可能、歌唱力は鬼。ダンスも良い。カリスマ。
ちーちゃん:ダンス優勝、コーチスキルS、実はセクシー。
くぅくぅ:工作スキルS、超努力人、アイドル知識S、くぅすみS。
スミレ:全ての能力が高次元でまとまっている。私の推し。
恋さん:ポンコツ属性持ち、アイドル適正S、権力S、思い込みS。

 キナコちゃんの努力は凄いけど、同じように努力する天才集団にどう頑張っても追いつけないと焦燥。ラーニング能力はあるが、スミレほどの才をまだ持っていない四季ちゃん。演奏も出来て知識も明るいが、そもそもカノンの演奏スキルが高すぎる。

 3人共上の連中が強すぎるばかりに、まだまだ至らない自分たちが浮き彫りになることを気にしている。ラブライブスーパースター特有の、先輩後輩の壁。「先輩禁止」なんて悠長なこと言えないんだエリチ。至らないことをスミレちゃんは「最初から何でも出来たら先輩の立場がない」と励ましてくれる慈悲深き女神だが、その言葉がとどこないくらい落ち込んでいたりするんだわな。

金の亡者を入れて9人やな

 けいおん!だったらひたすら圧をかけられて断りきれず泣き出していたかもしれないが、ここはラブライブ、その中でメンタルと厚顔無恥において歴代最強かもしれないオニナッツこと鬼塚夏美。面談に来ても「入部に来たわけではない」ときっぱり断り入れる。9人になると大喜びだったくぅくぅ消沈、理由はまあわかる。ラブライブにおいて9人は絶対ったら絶対。金☆髪は8話で仲間になるもんな!

「プロデューサーとして宣伝する代わりに、広告収入等の金は全部貰いますの」というメチャクチャな契約を部長のちーちゃん通さず了承したカノンちゃんはもう少しお金の勉強をしような。流石天下のNHK、契約書の正しいあり方を教えてくれる教育番組!

 登録者数68人の自称プロデューサーがショービジネス語っているけどスミレちゃんも加入前は全然フォロワーいなかったもんな。オニナッツは自分から動画などで自分の売り込みをしているけど、スミレちゃんはスカウト待ちという両極端。似て非なる存在だ。

 やがて動画投稿のためにレクリエーションとして大富豪をするのだが、恋ちゃんが最新ゲーム機を発見したため急遽ゲーム大会へ。これはこれで撮れ高ありますが

会社「ゲームハイシンノ許可ァ? ミトメナイワァ」

 とか、権利関係で色々揉めそう。そこら辺を考えてから投稿しようね。

人の飯はウメェですの

 スミレちゃんは承認欲求の下心があったけど、オニナッツは金さえあればどうでもいい。というわけで、「自分よりもコラボ先の相手に乗っかっているだけなんだ。私の人気なんか、ないんだ……」とかで曇る可能性は1mmもないでしょう。「自分の力なんかドーデモ良いですの! 売れた者勝ちですのよぶわぁああああか!」とか、邪神ちゃんみたいなこと言いそうで怖い。

登録者数68人 → 3620人
動画再生数 51,312回

 そして動画は見事に大成功ですの。考えてみれば推しの日常を垣間見えるとかtskr以外の何物でもない。どうでしょうオニナッツさん、伝説のアイドルかよちんの「お米を畑で作ってみた」動画とか作ってくれませんかね? もちろん報酬は全額かよちん行きじゃないとホームランするからね。

 後日この伸びを見て嫉妬ファイヤ~するかすみんが見れたら面白い。

分断

 動画の広告収入の件がバレてしまうがカノンさんが許すとつけあがったオニナッツ。1年生組の抱える劣等感を「金になる」として勝手に企画を進行する。恐らく「1年生 北海道強化合宿」だ。夏休みの間、1年生と2年生が分断し、独自で成長するという。この仕掛け人オニナッツは悪魔のような笑いを屋上でするのだった。おめえやっぱり邪神ちゃんじゃねえか! 次回北海道行くらしいけど、邪神ちゃんも6話で北海道行ったぞ!?? 現実でリンクしている!

浮き彫りになったリエラの欠点

 物語を引っ掻き回すオニナッツ。彼女への好感度が低い人結構いそう。当然だから仕方ないけどね。

 しかし彼女の存在により、現状リエラの抱えている弱みが色々と見えてきたから、マイナスばかりじゃない、むしろプラス。

1:資金源

 部費だけでどうにかしようとすると、この先遠征とか衣装代などの諸々で足りない可能性がある。オニナッツの動画投稿により、収益化が滞り無く進んだら部費の大きな助けになる。自分たちの知名度が金になることを一切考慮していないため、オニナッツの契約を了承してしまったカノンさん。そういうスキを見せてはいけないという教訓にもなっている。

2:1年と2年

 今回、2年生の光に照らされて1年生が終始劣等感に苛まれている。レクリエーションにおいて緩和したと思いきや、やっぱり練習だとそう上手くいかない。先輩の積んだ1年間の経験値を覆す展望も見えない。足引っ張るのではなく、並び立ちたいと願うからこその焦り。

 ぶっちゃけオニナッツの分断が失敗していた場合、より一層酷い空中分解が待ち構えていたかもしれないから恐ろしい。憧れが眩しすぎると辛い。

3:ショービジネス

 ラブライブって、最早単なる大会ではない。そもそもプロが歌詞を書いたりするレベルで金の動く超イベントになっている。そうなるとカメラが大量に配置されることになる。今回カノンちゃんはオニナッツから幾度もカメラを向けられたりして困惑→逃走してたけど、有名になればテレビにも出る可能性だってあるだろうから今の内に慣れておく必要がある。それでもライブ中は意識を遮断できるだろうから視線は大丈夫だろうけど。

サポート1人を1億回繰り返せば音霧カナタは仕事を辞めて日本温泉巡りの旅に行こうかなとか考えてるそうです。そういう奴なので1億人に到達するまではサポート1人増える度に死に物狂いで頑張ります。