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9月30日出発です! 気をつけて!いってらっしゃ〜いお遍路さん

スタッフの北折さんとお遍路さんに支援者として同行する名川さん

 市川市行徳駅に近くにあるNPO法人「ニュースタート事務局」は、約25年間で1600人以上の引きこもりやニートなどの若者の自立支援をしている支援団体だ。
今回は、私が薬や栄養のことを、地元の皆さんに話す活動を兼ねて、事務局を取材させていただいた。

「レンタルお姉さん」や「レンタルお兄さん」と呼ばれるちょっとユニークな支援員の呼び方はメディアでも時々紹介されるので記憶にある人もいるかもしれない。

 共同生活寮もあり地域交流やボランティアで経験を積みながら自立を目指す人もいる。寮の平均在籍期間は平均1年3ヶ月だという。
 支援員は、手紙や電話などの接触からスタートして一緒に出かけるなど、時間をかけてコミュニケーションをとり徐々に自立の道を探すということだ。
 中には不登校やニートを経験してここの利用者から支援員側になるひともいる。
 写真の名川和清さんも不登校経験者だが、9月30日に出発する四国巡礼お遍路さんの旅『ひきこもり遍路』に2〜3名の参加者とともにサポーターとして参加することが決まっている。
『ひきこもり遍路』は「ニュースタート事務局」が2003年からスタートした63日間かけて巡礼の地を歩く企画。事務局は、現地の宿泊拠点などを用意して巡礼の若者たちを送り出す。
「お遍路さんの魅力は、誰でも日頃の立場や状況とは関係なく、すげ笠、つえを持つ「巡礼者」になってひたすら歩くこと。地元にはお遍路さんをありがたい存在と考える「お接待文化」があるんです。このためよそものにも親切なんですね」と名川さんは笑顔で話す。

旅の体験は、ひきこもってい人たちがつい自分を否定してしまうという悪い思考のループから抜け出すことにも役立つという。

 9月30日スタートの『ひきこもり遍路』旅の様子は(ツイッター改め)Xにて配信するとのことだ。旅を応援していきたい!

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