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まあまあ読みやすいやつ

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#コミックエッセイ

鼻毛との百年戦争が終わった日

「消えた方がいいと思われているもの」が、世の中にはたくさんある。  たとえば蚊やゴキブリなどの害虫。蚊に刺されればかゆくなるし、ゴキブリはルックスがハードコアすぎる。  もしくは印鑑やファックスなど、デジタル時代にそぐわない決裁および通信手段は、多くの国民からうとまれているハズだ。  しかし、それらが世界から消えた場合、困る人や状況が生まれるとも聞く。  ゴキブリは山で食物連鎖に加担しているらしいし、印鑑が消えればハンコ屋のお父さんが職を失う可能性もある。  多くの

気軽にP活しませんか?

 パン派とご飯派。  よく聞く言葉である。「朝はパン♪」というCMソングがあるように、おそらくこの2大派閥は、朝食時の炭水化物を争っている構図だと思われる。これは非常にわかりやすい構図で、あーだこーだと議論したくなる気持ちもわかる。しかし一度、考え直してもらえないだろうか。  そもそもこの2大派閥は、 「ワシは毎朝、アジの干物と白飯に味噌汁じゃあ! おいかあちゃん、どんぶりおかわりだ!」VS「ワタクシのところはハムエッグとバターたっぷりのクロワッサン、それとコーヒーです

世界イチ高額な液体を買ってしまった

 飲み会の前後に、ヘパリーゼ®を飲んだ経験があるだろうか。  私にはある。「ちょっと今日はたくさんお酒を飲みそうだな」とか、「いやあ、テキーラのショット5杯もイっちゃたよ」という状況の際、コンビニで買って飲むことにしている。  この類のドリンクはちゃんと効果を実感するので満足しているのだが、いつも少しだけ、「これ…高いよな?」と思ってしまう。ちなみに私愛用の「ヘパリーゼ®ダブル パイン味」の希望小売価格は257円(税込み・100ml)。カフェラテMサイズ程度のお金を払えば

地球と書いて「ほし」と読ませる

 とある字を書いて、本来とは違った読み方を与える手法がある。これを当て字もしくは借字と呼ぶが、私はこの言葉遊びが大好きである。「おお、かっこいい!」と思うものがあれば、「何だよそれ」と思わず笑ってしまうパターンもある。予想を裏切られる意外性に、グッと惹かれるのだ。  この記事のタイトルは、そんな当て字の中でも有名だと思われるものを引用した。桑田佳祐&Mr.Childrenの曲『奇跡の地球』である。この曲は見ての通り、地球と書いて「ほし」と読む。桑田氏の頭の中は一体どうなって