山口慶二

17歳で株式相場の世界に入り林輝太郎氏に相場操縦法を学び、麻布自動車による株式乗っ取り…

山口慶二

17歳で株式相場の世界に入り林輝太郎氏に相場操縦法を学び、麻布自動車による株式乗っ取りで活躍した経歴を持つ。最後に手がけた銘柄はIBダイワ、強烈な火柱高を演じました。旧仕手筋から懇願され株式市場に復帰、かつての仕手集団の仲間達と手を組み相場形成を謀っていく所存です。

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我々誠備はこれから夜明けを迎えようとしております。我々は皆さんと共に上昇トレンドを作りながら、未来の株式投資に一石を投じたいと考えております。日々絶え間なく変動する相場に対し、我々誠備は真っ向からぶつかっていきます。例え肉が削ぎ落とされようとも、我々誠備は必ず骨を断つ。そのような姿勢で株式相場に対峙しております。 我々「誠備」はみなさんと共にグループ化を図り、小さいながらも機関投資家を将来像として描いております。どう足掻いても小は大には敵いません。であるならば、我々が大きな資金力を持って闘いに臨みましょう。 投資には絶対はございません、元本保証なんてあり得ない話です。当然損をすることもあるでしょう、しかし月単位、年単位でプラスになれば良いのではないでしょうか ※我々誠備は銘柄推奨は致しますが、金銭の預かり、融資などは致しません。また推奨銘柄購入後の売買指示も致しません。 ※最大限的を絞った銘柄を推奨しておりますので定期的な銘柄推奨は致しかねます。 ※万一推奨銘柄による損失が出ても補填することは致しません。 ご関心ある方は是非ご一報ください。

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    株式投機集団「誠備」設立までの物語 ※この回顧録は、私の人生経験に基づく話です。私が相場の世界に入り、今まで歩んできた実物語です。

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    株式投資集団「誠備」情報 我々「誠備」はみなさんと共にグループ化を図り、小さいながらも機関投資家を将来像として描いております。どうもがいても小は大には敵いません。であるならば、我々が大きな資金力を持って闘いに臨みましょう。 株式投資には勉強は必要ですが、頭でっかちに、ならないようにして下さい。 ほんとうに必要なことは、いかに情報を人よりも早くとるか、それにつきます。 基本を学んだら、チャートを分析できるよう頑張りましょう。よけいな知識を学ぶことは時間の無駄です。 過去を振り返ってみても、経済学者や博士号を持った人に、財を成した人はおりません。いまこそ自分なりの投資戦術を見直すときです。 これから日本経済が大きく変化致します。株式も大きく動きます。デフレ脱却しつつあるいま、インフレに対する防御対策をしっかりと固めましょう。 投機集団「誠備」代表山口慶二

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「誠備」代表山口慶二 挨拶

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    • 第18章 終焉

      「横井英樹が、なぜいま静かにしているか知ってるか」さりげない言いかただった。「彼はプロの買占めやとしてはもちろん一流だ。産業界では彼を恐れているし、企業の経営者は、横井英樹という名を聞いただけで、食事がのどに通らなくなる者もいる。それほどの横井が、これだけ買占めが流行しているというときに、まったく動いていない。誰が考えても、おかしいと思わないか。横井はいま動きたがっている。しかし動けないんだ。理由は銀行よりも儲けようとしたからだ」私は答えなかった。買占めの行為では、素人の彼に

      • 第17章 目標値1500円

        ここからは一気に高値に吊り上げてしまおうと決心した。そのためには提灯筋にも買わせて、これらの力を買い上がり作戦の機動力としてゆくことである。 完全に真空地帯となっていて、値板は薄くなっている。「180円までみんな買う」昭和ゴムは190円から195円買いと、買い気配となってしまった。昭和ゴムは200円の大台に乗せた。 多分総会屋の一派だと思われる男が私を訪ねてきた。「どういうご用件でしょうか」私はできるだけ丁重に聞いた。「ちょっと通りかかったので、挨拶に寄っただけです」男は

        • 第16章 防戦買い

          投げ踏みは地場の宿命。証券会社に電話をしてバイカイを頼んだ。私は「買うぞ」と誰にともなく言った。「125円までみんな買った、あとは125円で指値を入れてくれ」もう130円まで売物がない。140円を抜くと過去新高値になる。私は125円買いの指値を続けていた方がいいのかと思った。130円の売物を買うと15円高になる。 「よし買ってくれ」140円までの売りものをみんな買った。売物は無し、「150円までみんな買え、160円まで買ってくれ」」場の状況は完全な真空地帯だった。 その後

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          第15章 売り崩し

          株価は過去と未来を前提に動こうとするが、相場はその瞬間だけを表現するもの。 昭和ゴムに103円の買気配がついた。売り物がないまま気配は4円買いとなった。私はその4円買いに売物をぶっつけ、以後の買い注文は閉塞させようと思った。 場は気配を上げてゆく、「ようし、9円で15万株、10円で同じく15万株、11円で5万株、合計で35万株売る。面倒だ8円買いも全部売った!」場は騒然としていた。そのとき短波法が昭和ゴムの107円を伝えた。火元に水をかけると利く。 買占めというような相

          第15章 売り崩し

          第14章 真空地帯

          減配予想記事にうろたえた、前日の投げ物を、一株残らず拾ったことで、私は昭和ゴムの相場にはっきりと自信を持った。昭和ゴム株がどうなるか、それを知っているのは私一人だった。 株としての昭和ゴムは、評価が混乱して、誰にもわからなくなってしまった。相場は完全に私のペースだった。 私は90円の売物を拾い、さらに翌日は100円の大台に手をつけようと思った。多分100円に乗せてから、昭和ゴムに対する兜町の評価が、新しく生まれそうに思えた。 90円台まで買い上がった。買占めであれ普通の

          第14章 真空地帯

          第13章 買上り

          一度60円台まで売り叩いて、私はじっと売り物が出るのを待った。しかし安値で買うことは難しかった。結局寝崩しの打診は失敗だった。 現状では上値を買進まない限り、売物は出てきそうもなかった。私は75円まで買上がった。 月曜日の寄付きから、私は今までのやり方を変え、正面から昭和ゴムを買上がることにした。私は昭和ゴムの一般株主が、持株に見切りをつけて、売りやすいように、投げいい値段にまで吊り上げておこうと思った。 私は80円まで買った。そんなとき、昭和ゴムの減配予想という発表が

          第13章 買上り

          第12章 買占めシンジケート

          「今あるのは20社、どうも銀行の投資勘定に合う銘柄と、買占め条件の適格銘柄とにはずれがあります」かねてから資金援助を引き受けてくれている地銀の応接室で交渉がおこなわれていた。 「当然リスクはありますよ。だからこういうシンジケート案を作りました。買占めとして成功した分については、経営者の方々に儲けをとって頂いて、失敗した銘柄は、銀行の投資勘定に振り込んでもらう。絶対に銀行の経営者には損をかけない仕組みだというところに、このアイデアのメリットがあるのです」 「それはわかってい

          第12章 買占めシンジケート

          第11章 売浴びせ

          私は思い切って70円台の売り物を買ってみようかと思った。本当はもう少し時間をかけ、じっくりと売物を誘ってみたいところだが。 「昭和ゴム株65円までの買い物に全部売ってくれ」売りが成立した。「63円の買物にも売ってくれ」67円だった昭和ゴムは、たちまち63円となり、60円の終値で前日比7円安となった。 今日の値崩しで、相場がどういう反応を示すか、それが目先の動向を占う鍵であった。 まず主幹事証券が、どう出るかである。買いたくもない値支えの買指値を売られて、はたしてどんな反

          第11章 売浴びせ

          第10章 買占め

          私どものおこなっている行為を、世間では買占めと呼んでいる。株の買占め、そして会社の乗っ取り。 企業系列の強化とか、合併や企業支配のための買占めは、掃いて捨てるほどある。ところが、利鞘稼ぎの買占めは非難される。どっちだって同じことだし、株が市場で流通する以上は、誰がどんな目的でいくら買おうと自由なんだ。1万なら買ってもいいが、100万株は買ってはいかんということはない。 1万株で利鞘稼ぎするのも100万株でするのも結果は同じはず。 昭和ゴムを買い始めてから、まだ10日しか

          第10章 買占め

          第9章 大株主

          「昭和ゴム67円ヤリが7万株出ましたよ」「67ヤリみんな買え!」と場電係に負けないくらいの大きな声で言い返した。 合計7万株4千株。順調な滑り出しである。60円台で、こんなに大量の玉が拾えようとは思わなかった。 発行株数の5%が、一挙に手中に転がりこんだのだ。それだけではない、今この株を、いま、もしそっくり名義を書変えたら、私は昭和ゴムの大株主の中でも、第三番目の株主となるはずだった。 つい10日ほど前までは、誰一人として振り向こうとしないボロ株の昭和ゴムを、今こうして

          第9章 大株主

          第8章 下値拾い

          ある日、地場証券の歩合外務員が「山口君は三澤屋証券の持ち株は5万株株といっていたね。実際は7万株あるそうだ」私は名義を分散していたのだと思った。 「65円で10万株集めたいので、7万株でも構いません」「それがそうはいかんのだ。向こうのコストは70円だとよ」外務員は私の顔をみないようにして言った。 「それは困ります。70円では無理です」「たった5円の差だぜ」「いえ、こんな株の5円は大きいですよ、ほぼ1割ですからね」「65円で10万株も買えると思っているのか」私は悩んだ「だめ

          第8章 下値拾い

          第7章 動意づき

          年初来の騰勢を引き継いで、相場は大型優良株中心に堅調だった、「昭和ゴムを、5000株買ってくれ」いよいよ出発だ。いくらで買えてくるかまだわからなかった。多分65円前後だろうと思える。しかしその5000株の意義は大きかった。 スタートの5000株がどこまで化けるか、その帰趨に昭和ゴム株買占めの成否がかかっていた。「64円で買えましたよ」64円。この数字にどんな意味があるのかわからなかったが、ただの64円が、これからの買いあがりで、200円にも、300円にも、そして500円にも

          第7章 動意づき

          第6章 初動

          「10万株や20万株買うならそれもできるでしょう。しかし2億円足らずの会社を丸ごと買ってしまおうというのでしょう。そんな大きい計画を気取られずやれますか」私は三人に尋ねた。「いよいよとなったら三分の一買えばいい。そうだろう山口君、そうすれば我々の同意なしには.昭和ゴムは何もやれなくなる」 「ところがその三分の一がむずかしいのです。あっさり買えると思いますか。最高の相場技術を駆使しなければ買えません。みなさんはもう買占めが成功したように思ってますが、とんでもないことです。株っ

          第6章 初動

          第5章 買占め計画

          過小資本株を100万株も買おうものなら、たちまち市場の噂になってしまうだろう。いくら巧妙に立ち回ってみても、買占めの株の買い方には、一つの定型のようなものがある。初めはじっっくりと株を集め、続いて或る時点から一挙に値を煽ってゆく。いわゆる値鞘稼ぎの買占めは、誰がどんな方法でやったとしても、行為の目的がはっきりとしている為に、必ず定型にはまった売買の操作をするようになってしまうものだ。 もう一つ、不思議なのは風説である。兜町は地獄耳だというが、誰が漏らすというわけではないのに

          第5章 買占め計画

          第4章 膨大な含資産

          3人は発行株数をそっくり買ってしまうと言っていた。しかしそれはまず実現不可能なことである。昭和ゴムの背後には財閥系が控えている。当然系列会社は、系列内における株の持ち合いで、昭和ゴム株を一定数ずつ持っているはずだった。この分の株数がどれくらいあるのか調べてみなければわからないが、何万株あるにしても、その分はまったくの安定株である。絶対に証券市場に出てくるはずのない株と見なければならない。この他安定株としては、会社の役員自身の持ち株、それに金融機関が入り込んでいるという場合もあ

          第4章 膨大な含資産