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わたしのワンピース

今さらになってAdoさんにハマっており、先日、彼女の曲がたくさん出てくると言うので映画「ONE PIECE FILM RED」を見に行った。
私のワンピースの知識は十数年前に一度読んだ漫画で止まっており、おそらく、アニメについては見たことがない。しかし、映画ならそれでも大体わかるよと言われてドキドキしながら行ってきた。

物語は刺激的で、お目当てだったAdoさんの歌唱シーンも素晴らしく、さすが国民的人気漫画だなあと思ったのだが、その一方で戸惑いも感じた。
「ワンピース」がイメージと違かったのである。

どうやら私は、初期に漫画で読んだ記憶に、作品の宣伝イメージや、口コミ、空想などを勝手に重ね続け、「架空のワンピース」を作っていたようなのだ。
漫画で読んだ時、登場人物たちの熱い人間模様の印象が強すぎて、その結果「海賊船での旅の人間模様。バトルもあり」という漫画だと、かなり勘違いしていた。

映画が始まってから、話が進むにつれ「ああ、戦う漫画だったな、そういえば」「技にも名前があったのか」「え?敵は人間じゃないの?」「戦いが激しい!!」と、“架空のワンピース捏造疑惑”は明らかなものとなっていき、言うなれば「ズッコケ三人組を見にきたらハリーポッターが始まった」というような気分で劇場を出た。

とはいえ、こういう風に、あちこちで宣伝しているような大ヒット作品をリアルタイムで劇場に観にいく、ってあんまりやらないので、お祭り的でワクワクできて楽しかったな。
「そういう流行はちょっとね…」などと言わず、祭りにはもっと軽率に乗っていく人生を送りたいと思った。


今日の絵

いつかの夏のフルーツ


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