そうして家庭を編み上げる
一日中、マンガ。
エアコンの工事があったり、粗大ゴミをたくさん運んだり、バタバタする日だった。買い換えるものや、捨てる物、片付ける物を少しずつ何とかして、新しい暮らしにスライドしている。
今回の引っ越しはたまたま、自分も夫も仕事が忙しい時に重なってしまったんだけど、そういう慌ただしい中で新しい暮らしを作っていると、しみじみと「家族というのは、日々の心がけで形作られていくものなんだなあ」と思う。
形式を作れば勝手に「家庭」が機能するわけではなく、「家庭」として機能する環境や関係を、一致団結して、日々育てていく…という感じ。
それが「一生懸命頑張ってないと壊れてしまう関係」に感じられて不安だった時もあったし、まあ色々…。でも、年をとるにつれ、いつの間にか「頑張ってまで維持したい、と思えるってのは、良いものだな…」という気持ちに変わっていた。家族であってもそれぞれが個人なんだというのを、自分の結婚や、夫の家族や、時折聞く、兄の家庭の話から感じたからだと思う。
「家族」という関係であっても、放っておいたらグズグズになるのは他の人間関係と同じ。紆余曲折ありつつ、ここまで関係を継続できているのは、メンバー(家族)全員の心がけの結果なのだ…というのが、年齢を重ねる事で実感として湧いてきたのかもしれない。だって続かないでしょ普通。40年近くも、同メンバーの人間関係が…。そんなん、家族かアルフィーくらいだわ…。(来年で50周年だそうです。ラジオで聞いた。)
先日、遅ればせながら父の日ギフトを実家に贈った。
父の日も母の日も、幼少の時は「なんとなく」、その後は「感謝」とか、時には「お詫び」とか、自分にとっての意味が変わってきたけど、ここ数年は、敬意と、ほとんど畏怖に近いような気がする。
人生と生活と関係を維持しているのは、すごい。
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