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装いの岐路

また寝過ぎてしまった。寝過ぎか不眠かではなくちょうどよく眠りたい。
漫画の仕事が重なったので、ずっといろんな漫画を描いていた。まるで漫画家じゃないか!(漫画家です)

夜、親戚が出ていたテレビを見る。
あまりにも“誰もが憧れる”っていう感じだったので「へえ!すごいなぁ〜〜!」という感じ。頑張っていて立派だな…。

テレビに出ていた彼女は、シンプルかつ美しいファッションを纏っていたんだけど、あまりに自分とかけ離れていて、子ども時代から知っているだけに「人間はどこでどう道を歩んだらこのようになるんだろうか」と考えていた。

ファッションについて、私は10代のころ漠然と「大人になったら自然とシンプルさとかを身につけて、コンサバとかフェミニンな方面に行くんだろう」と思ってたんだけど、服の傾向はシンプルどころか、原宿系、ロリータ、70年代古着、とどんどん濃さを増すばかりで一向に洗練されず、まもなく40歳を迎えようとしている。
昨日も、クマがデカデカと編み込まれた謎のセーターを着ながら、そのテレビを見ていた。

謎のセーター

自分がコンサバとかフェミニンな方向にシフトしなかった理由としては、下記のようなものを考えています。

・女子校だったからモテを意識しなかった
・家族にそういう人がいなかった
・学校を辞めた段階で好きな方向に走りすぎた
・高円寺や下北でサブカルの洗礼を受けすぎた
・TPOを考えたとしても,そのような服を着るべき場面が冠婚葬祭以外になかった。

とはいえ別に今の自分のファッションには不満があるわけでも卑屈なわけでもなく、むしろもっと濃くしたいとすら思っています。
ただ、昨日の「富裕層とは?」という話もそうですが、私は自分と環境が全く違う人生について考えるのが好きなのでしょう。

柔らかく繊細なアクセサリーをまとう従姉妹を見、ああいうの似合う人は素敵だなあと思いつつ「私は買えないな。引っ張ったら切れちゃうから…」と言ったら夫から「引っ張らなければ良くない?」と言われ「はーーん」という気持ちに…。

洗練されたかったらまずは、ズボンを“パンツ”に、ジージャンを“デニムジャケット”に、言い換えるところから始めるべきかなと思います。
ていうか、パンツってみんな言います?ズボンって言うよね?言わないの?


今日の絵


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