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我が身をふりかえる

めっちゃくちゃ遅くなりましたが、3月9日、双極性障害自助グループ、bipolar questさんの催しに、トークで参加させていただきました。
この日、呼んでくださった主催のちどりさんはもう10年自助グループを続けているとのこと。話せる場がある意味は大きいし、継続ってすごいな…。
それで私もこの日、気づきがありました。

「我が身をふりかえる」双極性障害のイベントに呼ばれたトキン。カバンをがさごそ。何を持っていくんだっけ?しかし夕飯も作らなければ…
あ、そういえばメールも返していなかった。「ずいぶんあわててるね」と夫。トキンは「なんか落ち着かなくて、ここ数日。初めてのところに行くからビビってるのかも」と苦笑い。
そしてイベント当日のトーク…。主催のちどりさんからの「躁の時ってなかなか気づけないですよね。私は大丈夫!とか思っちゃって」の声に「わかります〜、私も具合が悪かった時はそうでした」と頭をかくトキン。


終了後、ほっと一安心、当事者と話すから気づくことってありますね。と胸を撫で下ろすトキン。ちどりさんから「最近は落ち着いてるんですか?」と問われると「そうですね…」。
しかし帰りの電車の中で、ちふと我に帰る。ちょっと待てよ…。


脳裏によぎるのは落ち着きなくカバンの支度をする自分、夫の「ずいぶんあわててるね」の言葉。「なんか落ち着かなくて…」という自分の言葉。
そしてちどりさんの言葉。「躁の時ってなかなか気づけないんですよね。私は大丈夫」とか思っちゃって。
あっ、そうか、それって、今じゃん…


トーク内で「昔はそういう状態になっていた時もありました」と思いっきり過去形でしゃべっていた自分を思い出し、ギャハハという気持ちになりました。
私の躁状態って特にきっかけはなく、落ち込みから回復し、ちょっと気分が良くなってきて、そこからだんだんテンションが上がってきて、頭の中がとっ散らかる…という感じなので、あまり気づかないんです。

きっかけはないんですが、いま振り返ると、このイベントの数日前からなんとなくソワソワ、若干イライラしており、ああ、まあ、そうですね。ええ、ええ…。
早速の発見に「やはり自助ってすごい」と思いました。

会場前でドヤるデビイちゃん(くま)
緊張するデビイちゃん(くま)

ちなみに先日、精神科の診察の時にこの話をしたら「ああ、ご自身の漫画に書いていましたね。『治ったと思った時は躁状態』って。んっふふ」と微笑され「あー、ですです」としか返す言葉がありませんでした。
ですです。

漫画「解離性障害のちぐはぐな日々」のページ。

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