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劇場でのステージ撮影

みなさんこんにちは。どう過ごしてますか。僕はなんとか元気に過ごしています。

ちょっと思うところあって、僕がストリップ劇場で写真撮影をするときにどんなカメラを使って、どんな設定で撮っているか書こうと思います。いつかちゃんと書きたいので取り急ぎ版です。一眼レフを使ったことがない人には不親切すぎなくらい説明を色々と端折りますがご了承ください。また、写真の素人が書いてるので恥ずかしくなったら未公開にします。5月いっぱいはあります。


一眼レフを使ったのが『FirstStripGuide』のステージ写真が初めてで、知識、カメラ、レンズともに素人枠だと思うんだけど、10ステージ以上撮っているので経験値のひとつと思って読んでもらえるとありがたいです。




カメラ


2台あるのですが、ひとつが単焦点でアップを撮る用、もうひとつが広角で撮る用に使っています。ステージは止まってくれないので、2台あるとステージ中にレンズを取替える時間ロスが減るのでよいです。


●使ってるカメラその1

キャノン『KISS X9』。これでだいたい撮ります。家庭用一眼レフって感じで説明を受けて初めに手にしたカメラ。軽さ、ツマミの動かしやすさ、タッチパネルなど使いやすさメインで購入。

●使ってるカメラその2

キャノン『6D Mark2』。フルサイズというやつです。レンズは附属品を使っていることもあって、広角の撮影のみで使用してます。フルサイズは良いです。KISS X9でも広角で撮ってましたが、こちらの方が綺麗に撮れます。KISS X9と比べてかなり重いが、重い方がカメラを構えやすい。重いと長時間の撮影の負担になると思っていたがそんなことないです。


いきなり一眼レフの話からですが、ミラーレスではちょっと大変なんじゃないかな?と思ってます。もちろんフラッシュなんかたけませんし。ストリップ劇場での撮影ですが…


①場内がとにかく暗い。②明るさの強弱が激しい(暗転〜照明バリバリまで一瞬で変化することも)。③本舞台・ステージ・盆(主にベット)で被写体のスピード、距離、照明の強さがめっちゃ変わる。だいたいこの3点にかなり振り回されます。


問題を回避するのに、どんなレンズを使うかが重要になってきます。そこで、実際に僕がどんなレンズをどんな設定で撮影してる書いていきますね。


レンズ


レンズによって画角が決まっているし、F値の下が決まっている。どんな絵が撮りたいかの理想との溝を埋められるかが決まるので、理想像に合ったレンズを持って行かないと、撮影中ほんとに辛いだけになります。


まずKISS X9で使用しているレンズから。ど素人なので口で説明出来ないので、写真を参照にしてください。

A

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B

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劇場や演目によって変わりますが、大方下記の範囲内で撮影出来ます。また、どちらのレンズでもだいたい同じくらいの設定で撮影しています。マニュアル設定。


・本舞台

ISO 400〜800 シャッタースピード 1/100 F値1.8 このくらいです。シャッタースピードは被写体の動きがゆったりなら1/60とかでも全然問題ないです。距離的に本舞台はこの2つのレンズでは絵になりにくいです。

・花道

ISO 400〜800(もしくは1600) シャッタースピード 1/100 F値1.8 暗くなりにくく、色んな動きがあり、被写体との距離も良いので撮影が楽しい。花道でダンスを魅せる方も多い。スピーディな動きを追うのは結構大変。1/160や1/300、1/500くらいで撮ることもある。1/100だと残像が残るけど1/500だと彫刻のように瞬間を掴めてたり。被写体の動きによって変わりますが。スピーディなダンスは正解が見つけにくい。

・ベット 

ISO 400〜800 シャッタースピード 1/100 F値1.8 

初めの頃は、ISO 1600〜3200 シャッタースピード 1/500 F値2.5 で撮っているものも多くある。スモーク含めて上手く撮れているが、あまりよい設定値と思えない。シャッタースピードは本当に動きによってなんとも。ベットが一番動きが滑らかなので被写体を捉えやすいかと。反面、照明が強いので手強かったりもする。


★照明の強さが強すぎたり、変化が大きい(ダンスやベットで多い)場所では、AVモードにすることもあります。照明が強すぎるとキン肉フラッシュくらい色が飛ぶこともある。これを設定するのが難しくこの設定で最後まで撮り切ることもある。

この場合、ISO 1600 F値1.8 とか。


ブロマイド的に取りたいか、照明の色を飛ばしてその女性の肌の色に近づけたいか、あとから調整しやすいようになど人によって残したいものが違うと思う。僕は照明やスモークをなるだけ残したいと思っての設定になります。


これは、6D Mark2附属レンズの設定。

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ISO 3200〜6400 シャッタースピード 1/40 F値3.5

広角でしか撮らないからな。F値が3.5。これより低いものは欲しくても値段が一気に跳ね上がり手がとどかない。望遠も本当は欲しい。望遠のよいレンズがあるともっと幅が広がるんだろな。

例えば浅草で販売している写真集とか、お客さんの撮ったものでも『僕のカメラでは性能的に無理だ…』となることがしばしあります。「ここだけは抑える」という所を作って撮影に臨むこともあります。


あと、ピント調整のこと。僕はオートにしとくのですが、暗い場内ではオートだとピントが合わなくてシャッターが切れないことがあります。レンズの横のポッチをいじりマニュアルにして撮影するのですが、マニュアルはマニュアルでピント合わすのが大変だし、暗闇の中このポッチを探すのがまず大変です。


SDカード



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はじめは一眼レフを買って、レンズを準備したからそれで準備完了だと思っていた。読み込み時間が遅いと連写出来ないのでカード選びもとても大切と知りました。


あとは、撮る時にどんな構図にするか、どの高さから撮るかなど考えますね。ほんとステージでは綺麗なのに撮るとペンキをかぶったみたいになるので照明、ストリップ感を出すのって難しいです。設定としては以上になります。だいたい1ステージ17分に800〜1000枚撮ります。照明の方向やミラーボールの位置を気にして絵になる構図を考えるのも楽しいですね。


多くのストリップ劇場が、今のところ6月から本格的に営業再開される様子です。僕は直ぐに劇場に行けそうもないので、いつか行けるその日を楽しみにしています。







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