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クリエイティブに対するミニマリズム実践

コンテンツ制作やクリエイティブワーク全般にミニマリズムは応用が効く。

例えば、データ整理のルールを定めたり、ワークフローの順番を変えて工数を減らすことで最適化したり、あるいは一つのコンテンツを複数に展開したり。

ミニマリズムによってクリエイティブが貧相な方向へ向かうのではなく、無駄を減らして力を入れるポイントを調整することで作品のクオリティを上げながら、より面白いものをつくれると考えている。

作品でなくても、仕事で多くの人がPCやスマホを使う。日常的に。デジタル的なものを何かしら使わないと、仕事ができないような世の中になっている。そのような中で、例えばデスクトップが散らかっていると、ファイルを探すのに時間がかかる。自分なりのファイル整理のルールを持っておくことで、テンポよく仕事ができる。会社であればそのテンポは個人から全体へ広がっていく。組織を運営し、従業員を抱えているような場合は、個人だけでなく組織全体での最適化を考える必要がある。

タイパやコスパ、効率化や生産性という言葉が飛び交う中で、そればかりを重視するのは、作品を作るうえでは良くないことのほうが多い。ミニマリズムの適応が、効率性を追うことだけに終始してしまうと、何のために生きているのかわからなくなる。

また、コンテンツ制作や情報発信をしている人は、更新頻度の罠に囚われることがあると思う。例えばブログで、毎日更新という目標を自らに課して、その内容よりも更新することが目的になってしまい、中身の無いコンテンツを延々と発信してしまう場合。これは自分にも言えることで、特に何か新しいことを始める時はそのような状況に陥りやすい。

もちろん、自らあえてそのような状況に陥ってもいい。確かに量はトレーニングになる。書くこと話すこと、場数によって醸成される技術というものがある。自分の例で言うなら、1年間日記を書くことを自らに課して、ブログを毎日更新し、それが一冊の本になった。量は質量となり、物質として現れてくる。それは多くの人にとってゴミのようなものかもしれないが、見方を変えればアートと呼ばれることもある。

今回はモーニングレディオでそんな話をした。

さて、ここでは応用編。

実はこのPodcastは、YouTubeを撮影しながら収録している。

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