五百城ときっき 9

あれから、井上さ、、、いや、和さんは僕によく話しかけてくれた。友達が少ない僕にとっては非常にありがたいことなのだが、なにせ和さんと話している時の茉央の顔が怖い。
睨みつけているような、怒っているような、どこか悲しそうな。

和:ねぇ〇〇君。
〇:なに？
和:今度の休みさ、旅行行かない？
〇:旅行？どこ行くの？
和:うーん、京都とか？

〇:遠いね笑
和:もし良ければ、もっと仲良くなりたいな、なんて思ってさ。
〇:もちろん、仲良くはなりたいよ。
和:じゃあ、行こ？(⸝⸝ o̴̶̷᷄ ·̭ o̴̶̷̥᷅ ⸝⸝)
〇:う///いいよ///
和:やった。茉央ちゃんも一緒に行かない？
茉:い、行くっ！行きますっ！

和:いぇい。決まりだね。
茉:（和ちゃんに〇〇を独占させる訳にはいかないっ）
〇:3人で旅行かぁ。
和:楽しみだねぇ。
茉:だね。
和:どこ行こうか？
〇:とりあえず、お寺巡りしたいな。
茉:和菓子食べたい！
和:いいね、いいね。
和:私は着物着てみたいなぁ。
茉:和ちゃんの着物、絶対可愛いわぁ。
和:ほんと？照れちゃうなぁ。
〇:この時期だから紅葉めっちゃ綺麗なんじゃない？
和:確かに！
茉:清水寺行きたいなぁ。
〇:やばい。めっちゃ楽しみ。
茉:茉央も！
和:もちろん、私も！

和:茉央、ちょっと。
茉:なに？
和:部屋なんだけどさ。
茉:うん。
和:3人1緒でいいよね？

茉:う、うん///
和:前2人で旅行行った時、同じ部屋だったんでしょ？
茉:うん///
和:じゃあ、決まり。あと、部屋に露天風呂があるところにしよ？
茉:ふぇぇぇ///
和:だって、お風呂も一緒に入ったんでしょ？
茉:そ、そ、そうだけどぉ///
和:なら、今回も一緒に入ろ？
茉:う、うん///

旅行当日
〇:とりあえず駅には着いたけど、、、2人はまだ居ないかな。
和:おはよっ！〇〇！

〇:和さん、おはよう！
和:〇〇体調は平気？
〇:うん。楽しみだったけどしっかり寝たから。
和:それならOK！
茉:‪|•.•ू )…‬あの二人、、、仲良い、、、。
茉:なんか分からないけど、胸が苦しい。
茉:これって、、、もしかして、、、///
〇:茉央〜！
茉:あ！〇〇！

〇:おはよ！
茉:うん！おはよう！
和:おはよう！
茉:和ちゃんも、おはよう！
和:じゃあ、行こっか？
〇・茉:おー！

ごめんなさい、この京都編沢山書きたいので2.3話にまたがると思われます。これにより、絶対に20話で終わらないことが確定致しました（良いのか悪いのか）。
次回、京都での3人編です。

fin.