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アトガキ

メモリードールもドリームシリーズと同じく、10代の作品。

イファの物語が、本当に書きたかった物語。私の書く物語はほぼ同じで『別れ』『死』なので、そういう意味ではズレてはいない。そして、それ以外書けたことがない気がしてしまう。

この作品だけは『キャライメージがない』
二万字近く書いてイメージがないのは、次の作品SEVENに力を入れ過ぎたせいもあるかもしれない。

メモリードールには愛着もそれほどなく、気を抜くと存在を忘れてしまう。
それでも20年以上データが残っているのには、改めて感心してしまう。

ドリーム作品は親のパソコンで書いて、データだけ拾い上げてきたものだったりする。ホームページに載せたり、USBに移したりと、データを拾い上げるだけでも大変だった。最初はテキストファイルで保存していなかったので、消滅の危機もあった。
このメモリードールから自分のパソコンで書き始めた……ような気がするけど、自信がない。

作品数が少ないので書いた順番は覚えている。それだけである。
20年たったので、いろんなものが『もういいか』と思える。ひっそりとした目標は『50年前の作品』と言えることだったりする。長く書くのも大切だけど、『長く残す』のも簡単ではないのだと思う。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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