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SEVEN ~7~

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不思議な占い師が告げる『運命』 その言葉からすべてが始まる。 壊れていく世界の物語。
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SEVEN~7~ :目次:

ー これから、あなたは7つの星に支配されるでしょう ー 貴夜が出会った、一人の占い師。 …

名野凪咲
1年前

プロローグ

 いつから生きているのか、  それさえも忘れるほどの長い時間を生きている。  誰も知らない…

名野凪咲
1年前

第1章 運命の星【先見】 1

「もし、そこのお嬢さん」  学校の帰り道、私はまっすぐと家へ帰ろうと思っていた。  その…

名野凪咲
1年前

第2章 狂気の星【科学者】 1

 中学の時はまだ良かったのかもしれない。  成績の良い私を皆慕ってくれた。  でも、高校に…

名野凪咲
1年前

第2章 狂気の星【科学者】 2

 カラリ 「センセ。来たよ」  私もいつも通りに相談室の扉を開けた。  そこにはやっぱりい…

名野凪咲
1年前

第3章 飢渇の星【餓鬼】 1

 ・・・・。  あの時・・・。  風に舞う砂に起こされた。  私は何も分からず、歩き出した…

名野凪咲
1年前

第3章 飢渇の星【餓鬼】 2

 あっけなく・・・と言うより抵抗をせずに  「ラー」に捕まってみた。  噂の鬼炎に興味があったから。  しばらく砂漠を歩かされ、ある岩の洞窟に入ってゆく。  そして、随分奥まで来ただろうと思った頃急に広い場所に出た。 「ようこそ。キヨ」  中央に装飾を施されたイスがある。  そこに座っている一人の男がそう言って私を迎えた。 「・・・」  私は黙ったままその男を見る。  明らかに他の人と違うその姿。  20歳くらいのがっしりとした身体に紅い髪・紅い瞳。  普通の人なら20

第4章 微睡の星【精霊】 1

 月が沈み、日が昇る。  産まれるモノがあり、死に行くモノがある。  植物が茂り人が増える…

名野凪咲
1年前

第4章 微睡の星【精霊】 2

「へえ。力をコントロールできないんだ」  氷の中で少女の声が聞こえた。 「風が私の力?」 …

名野凪咲
1年前

第5章 戦慄の星【闘神】 1

 人は人を憎み  人は人を恨み  人は人を殺す  繰り返される悲劇が悲劇を呼び  止めようの…

名野凪咲
1年前

第5章 戦慄の星【闘神】 2

 辺りが夕闇に包まれた頃、それは終わった。  私はたくさんの躯をよけて歩き、戦場の中央だ…

名野凪咲
1年前

第6章 堕落の星【魔導師】 1

「うわ~きれい」  思わず感嘆のため息が出る。 「目立つな。あれだけ派手だと」  隣で闘…

名野凪咲
1年前
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第6章 堕落の星【魔導師】 2

「わらわじゃ」  何処からか声が響いた。  一瞬私たちは身構え、また辺りに目を凝らす。 「…

名野凪咲
1年前

第7章 侵犯の星【御使】 1

 サワサワ。  草原が風になびいている。  緑溢れるこの星。  一見、平和で豊かにも見えるが―― 「やっぱり、だめだった」  不意に後ろで闘華の声がした。 「そう……」  私は振り返らずに答える。 「なあ。いい加減見つからないのか?」 「さっぱり」  選ばれた力の持ち主は一向に見つからない。  その上― 「このままじゃ、また滅びるぞ」  動物・植物達の凶暴化。  それによって殆どの村や町が滅び去っていた。 「そうは言ってもね~。まったく気配すら感じないんだもん」