妊娠が分かったときのはなし 【妊娠超初期症状】【流産後の妊娠】
妊娠がわかったのは妊娠4w3dの時だった。
妊娠4wと言うと、よほど妊活に励んでいない限り妊娠には気が付かないような時期だ 。ひとによっては、いわゆる『妊娠超初期症状』と言われるような妊娠に伴う体の変化が生じてくるが、多くの人は「なんか調子わるい…かな?」と思いはするもののその多くは生理前に毎月訪れる変化と似通っており、すぐに妊娠と勘付くひとは多くないと思う。
※そもそも市販されている妊娠検査薬も基本的には、生理がおくれること一週間後からの使用を推奨されている。これはつまり、(二十八日型の月経周期だと)妊娠5wにあたる日数であり妊娠4wでは検査薬をつかうひと自体が少数派であるかもしれない。
なのだけども、わたしの場合妊活をしていたことに加え妊娠が分かった日は飲み会がある予定だったため「念のために…」ということで検査薬を使用したのであった。そして、こんな超初期から妊娠が判明した。
今思えば、超初期症状として熱っぽさ・倦怠感・頭痛・若干の胸の張りなどがあった。…けど、実際生理前になる症状とほぼ同じで、妊娠を勘付くという事はなかった。
正直、妊娠が分かったときは「よし…これからが本番だ」と気合と心配が入り混じったような不思議な気持ちでいた。
というのも、わたしは約1年前に初期流産を経験している。妊娠をした女性の100人中7~8人が流産するといわれており、産婦人科の医師からも「珍しいことではなく、母体のせいでもない」とフォローをされた。当時のことはまた別に詳しく書きたいと思う。
前回のことも含めると、とても嬉しいだけの気持ちではいられず変に冷静だったように思う。しかし夫はまた別で、普段感情を露わにすることのないタイプのひとなのだが今回の二回目になる妊娠を報告したとき、泣きながら喜んでいた。
その夫の鈍感さというか鈍さというか…けど、その態度に心配ばかりしている自分の気持ちが少し救われたような気がしたのだった。
この時期、わたしは仕事を辞めた直後だった。
辞める前にも、働きながら人工授精やタイミング法などずっと試していたが一年近く妊娠には至らず。肉体的にも精神的にもハードな職場であったため、退職後は数ヵ月妊活して、妊娠しなかったら再就職しよう!と決めていた矢先だった。
妊娠した月は、妊活も一カ月お休みしようと決め好き勝手に過ごしていたのだが、そんなときおなかに宿ってくれた命には不思議な縁と言うか、タイミングを感じてしまう。
そんなこんなでスタートしたマタニティライフであったが、振り返ってみればこのころはつわりもないしエコーに赤ちゃんが映る時期でもないため(5w目に病院へいきました)妊娠したという実感はかなり薄かった。