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書店を始めます~好きなものを好きっていうのって怖いけど~


はじめまして。toki books 〔トキブックス〕と申します。
アドレスは本の街神保町、だけれどもWEB書店としてスタートします。

本屋開業はずっと夢だった…というわけではないのです。
ただずっと本(本と漫画と雑誌)とともに人生を歩んできました。
そしてこと本に関しては、とてもツイているのではないかと自負しています。

必要な時に、必要なタイミングで、まるで偶然のように出会ってくれた本たちは、生涯の友となり、多くの知らない世界へ誘う媒介となってくれました。

でもそれを誰かと分かち合うといことは強く求めなかった。
自分が好む本を回りで読んでいる人があまりいなかったのも理由ですが、
好きなものを好きだと人に伝えるのが、当時はハードルが高く恥ずかしかったのです。
小学校の図書館で本に埋もれたり、一人の部屋で耽っていればそれで満足だった。多読家というわけでもなく好きな本を何度も何度も読み、日がな一日リピートしてればそれで充分でした。

将来の仕事にしようとかそういった大志もなく、ただただ耽溺していればよく、一生こうやって本に浸っていられないものかと考えていました。

そしてもちろん、ただ本を読んでいればいいという状況は難しく、就職にまつわる色んな事を経て、最も発想になく適性とも遠いと思っていた営業職に流れ着きます。
営業職〔広告代理店〕として社会性を養わなきゃ(低いのです)、コミュ力と呼ばれるものを強化しなきゃ、足していかなきゃ、直さなきゃ、そんな15年を重ねていくにつれ世界とリンクする権利を得たような、少し自信が持てたような気にやっとなってきました。(もちろん世界とリンクするのに権利も資格もないのですが)そして好きなものを好きと言ったり伝えたりする資格を手にしたというか、伝えれるんじゃないかと思ってきたのです。(繰り返しますが、もちろん資格はいらないのです)


そして大人として完全体になった(自分比)今、振り返ってもずいぶん柄にもないこと(「利益率」「効率化」「スキーム」「フェーズ」…)を言ったり続けたりで偉かったな自分と。そして苦手を克服したりとか、何が自分に足りないんだとかはもういいや、なんだか心がうずうずしてきて、何か好きなことをはじめてみたい、始めるならガッチガチの利益至上や効率化のための効率化とは少し距離を置いたことをしてみたいな、と漠然と思っていました。

そんなある日…
会社のすぐ近くに、PASSAGE〔PASSAGE by ALL REVIES〕が出来るのです。


PASSAGEは棚を借りて棚主となれば、誰もが書店を始めれるという共同書店。すずらん通りでもひときわ目を引くおしゃれなルックスと自由な選書に溢れた店内を見て、「わたしも棚主になってみたい!」と思ったのがこのtoki books を始めた大きな理由の1つ。

ついでにWEBで書店オープンして、リアルの場所としてPASSAGE棚主になればなおよいんじゃないか!とそわそわし、そこからはもう一直線勢いで申し込み始めました。(そこは15年余り培った力が何気に使えました、会社と交渉→諸々手続き申込→取次探し etc…)

アドレスは、〔ヴィクトル・ユゴー大通り一番地〕です。

取次を探したり、選書したり、諸手続きをしたり…
そんな苦労も、「好きなものを好きと言える」素晴らしさには代えがたい。と思います。

そうそして、選んだ1冊が時(トキ)を超え羽ばたいて(朱鷺のように)手元に届きますように。

末永いご愛顧を頂けると望外の喜びです。


𓎤𓅮 ⸒⸒ タイトルは、〔ブルーピリオド〕のセリフをお借りしました!
https://www.amazon.co.jp/dp/B07873642C/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

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