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就活つらい

就活辛い。
やめないしやめられないけどやめたい。

食べるの好きだから味の素だ!
なんかかっこいいから博報堂だ!
金持ちになれそうだからコンサルだ!
くらいの単純さが自分にも欲しかった。

バカ真面目に「自分のやりたいことってなんだろう」とか、
「私は将来どんな人になりたいんだろう」とか、
「なんのために働くんだろう」とか、毎日考えてるの、ほんと辛い。
考えたくなくても、考えちゃうタイプの人間でああもうほんと嫌になっちゃう。
もっと気楽に生きたい。毎日あはは〜って感じて生きたい。

人生を長い目で見たら、こうやって自分に生き方について真面目に、深く考えることは、絶対に自分に良い影響を与えるんだって、言い聞かせてるけど、とはいえ「今」が辛すぎる。
将来の私は、あ〜あの時悩んでおいてよかったって思うのかもしれないけど、今の私はどうすればいい?
今この瞬間が辛い。この瞬間の辛さから脱出したい。
いつまで悩めばいいかもわからないし、将来の私が「過去の私、悩んでくれてありがとう〜」って感謝する確証なんてないし、
極め付けに「大人になってもみんな、これでよかったのかなあって悩んでるよ」とか言われちゃうと、えーじゃあもうずっと悩まないといけないの?それじゃずっと生きるの辛いんじゃんもうやだってなるし。

あと就活の何が辛いんだろうって考えた時に、
「就活」という文字がずっと脳内にチラついてるのが辛いしうざい。
うざいとかいう言葉、中学生ぶりくらいに使った…よくない言葉遣いですねすみません。でもうざいというワードがしっくりくる。

大学3年生の2月、そしてまだ内定をもらっていない、
迫り来る3月、でもそれに対して万全の準備もできていない、
毎日不安。志望企業から内定をいただくまでこの不安はずっと続くのか。
涙が出てくる。泣くたびに、あー私メンタル弱いな、タフさなんて兼ね備えてないよ、そんな私が社会人になれるのだろうかとか考えちゃう。

私の就活はいつ終わるんだろうか。
こんなに長いことやってるのに、なんでこんなにも上手くいかないんだろうか。
「落ちても、あ〜ここは縁がなかったんだなくらいに思った方がいいよ」
「面接で厳しい評価されても、それはあなたの人格を否定してるわけじゃないからね」
とか、みんな慰めてくれるけど、
人格を否定されているわけじゃないと頭ではわかっていても、人格を否定されているような気持ちになってしまうし、自分の過去がしょうもないもののように思えてくる時もある。

私は自分の平凡さにありがたみと幸せを感じているけど、
就活では、平凡な人材は「何も考えずにレールに乗ってふらっと生きてきた人」に映ってしまうんだろうか。
バイト、サークル、平凡なことも自分なりに一生懸命頑張ってきたつもりだけど、
「どんな成果を出しましたか?」
そんなのないよ。お客さんにありがとうって言われました。店長に仕事覚えるの早いね〜って言われました。
でもそんな内容、面接官は求めてないって知ってる。
自分では自信を持って頑張ってきたって言えるのに、頑張りを証明できるものがない。なんなら私のバイト先まできて、バイトしてるところ見てもらえませんか?そしたらわかってもらえると思うんですが。

このまま3月がすぎ、4月がすぎ、5月になり、
あっという間に8月とかになって、
周りの友達が内定もらった〜♪ってウキウキしてる中、
1人だけ必死に就職活動を続けてる自分の姿がありありと目に浮かぶ。

内定を取ること、それが本質ではないことはわかっているけど、
わかっているからこそ就活が辛いし、自分はとんでもない人生の節目を迎えようとしているんだって思うと、毎日生きるのが苦しくなってしまう。

「絶対内定」とかいう本を買って読んでみたら、
もう涙が止まらなくなってしまって、
あ、涙が止まらないっていうのは感動してとかではなく、自分に対しての怒りとか悲しみとか、生きづらさとかで、
読めば読むほど、ああ自分ってだめじゃん、トップ内定を取る人材とは?全然当てはまらない…。
著者の「そんなんだから就活うまくいかないんだぞ!」っていう声がどこかから聞こえてくるよう。
今のこの、就活に対して、そして自分に対して感じている絶望感、言葉にしたらすっきりするんだろうかとか思ったけど全然すっきりしなくて困ってしまう。

大学の先生が、そうやって就活ができること、進路について悩めること自体、ありがたいことなんだよとか言ってたけど、
いやそれはそうなんだけどって、先生の言ってることは本当によくわかるし、自分もそう思うけど、辛いもんは辛い。
やめたくないけどやめたい。
この出口の見えない迷路、もう終わりにしたい。
将来に対する安堵を感じながら生きていたい。
就活つらい。

中学生の時の英語の授業で出会って、ものすごく共感して、
今でもこの日本語訳の部分だけずっと覚えている歌を思い出した。

誰でもいいから助けてほしい。
誰でもいいってわけじゃないけど。

今まさにこれだなあ。

恐れ入ります。