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ポータブルスロットル


休憩時間とか
3人、4人が集まっているのに、
会話もしないで
みんながスマートフォンを
眺めていることがある。

他の2人がスマートフォンを
いじっていると、
釣られて僕も
なんとなく
その機器を取り出す。

何を見ているのかは
知らないけど、
まあ便利なものが
出来上がったものだ。


スマートフォンの普及は
実は喫煙率の減少を招くことが
できたのではないか、
と密かに思っている。

大学生の時、
先輩とか友人に釣られて
キャスターのロング1mg を
携帯していたことがある。

あれがあると、
おもしろくない飲み会も
そこそこ乗り切ることができた。

しかし、
お金もかかるし
依存性もなかったので
半年くらいで止めてしまった。

いまは
スマートフォンがあるおかげで
なんとか飲み会も
凌ぐことが可能だ。

というより、
そんな集まりは
そもそも行かなくていいでしょ。


若い人の中には
SNS の「いいね!」の数に
夢中になっている人がいるけど、
いま目の前にいる人を
置き去りにしておいては、
本当の「いいね」は
得られない。

コミュニケーションパワーは、
充電の残りのごとく
どんどん下がってきている
と思うのだが。

とは言うものの、
僕もその場にいる人の
満足を得られる話題を
繰り出すことが
出来ていないのは事実である。


果たして
人間は機械に
負けてしまうのだろうか。


僕は負けたくないけどね。





以上

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