離乳食の進め方とアレルギー: 最新のリファレンスをあたる (育児メモ AdventCalendar 2020 6日目)

今まさに離乳食始めようとしてるところなんですが!!

育児技術に関しては、まだまだ改善の余地がある分野がたくさんあるな、という実感がある。離乳食もその一つで、5日目に書いたベビーフードも、ここ数年でバリエーションが増えてきたようだ。そして、悩む事の多い離乳食の進め方についても、まだまだ研究途上らしい。

初期離乳食を進めるにあたり、よく見かけるのが「鉄分が不足するから、9か月頃から鉄分をしっかり摂れるメニューを!」というもの。ところが、2019年6月に厚労省のガイドラインで「母乳育児の場合、生後6か月の時点で、ヘモグロビン濃度が低く、鉄欠乏を生じやすいとの報告がある。」と記述が追加(変更?)されたようだ。

この前後であった自治体の離乳食講座でもまだ「9か月」って言ってたよ!!いや正味仕方ないと思うが、離乳食初期の3か月の違いってでかくない?それぐらい、まだ分かってないことがあるんだな、と。

卵を食べさせはじめる時期についても、同じように更新されている。固ゆで卵黄、かつてはアレルギー発症を避けるという理由で「1歳頃から」とされていたのが「7か月頃から」になり、そして2019年ガイドラインでは「5~6か月頃から」になっている。

併せて「アレルギーの恐れのある食品の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠がない」こともガイドラインに明記されている。(アレルギーにならないわけではない)

遅らせてもアレルギー発症予防にはならないが、早める事でアレルギーが出ないかというとそういうわけでもないので、特に離乳食初期は、焦らず慎重に、ガイドラインなどを参考にしつつ、(いざとなったら小児科に行ける)平日午前中ごとに食材テストを進めていったのだった…。

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