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トゥルーマリンショー3と1~3混ぜて遊んだ話

先日トゥルーマリンショー3を友達が持ってきたので身内で遊んでたら面白すぎて夜が明けてた。トゥルーマリンショーで徹夜するのもうこれで2回目なんだよなぁ....

値段以上に遊び倒している自信だけはあるのでかるく感想をまとめておこうと思う。「トゥルーマリンショーがそもそもどういうゲームなの?」ってところはあんま書かなくて、1~2弾を踏まえてってのがメイン。

遊んでるメンバーは4人で、全員カジュアルにでもTCGで遊んでいる人間。TCGの勘所がそれくらいの人間が集まった状態で半日くらい遊んでた感想をつらつら書いていこうと思う。

3だけで遊んだときの感想

全体的な感想としては、2よりもゲームスピードが落ちてゆっくりできるなってところ。僕個人としては2のスピードは早すぎたのでこれくらいのスピードのほうが嬉しい。

1~2ごちゃ混ぜで友人と何回かやってもどうも、かなたで手柄を序盤から多く増やしたり、あくあで手柄を増やしつつ圧縮して~~の動きが始まっちゃうと(手柄破壊できるフランがちゃんと序盤に登場して意識的に回さない限り)完全に追いつかなくてゲームセット、なんてことが多かった。
ということもあり、結局マリンに触れることがほぼほぼなくホロライブ札で固めるほうが強くなっちゃってカード種類が多いのになんだかなぁみたいな気持ちにたまーに出会ってしまうことがあった。2はそういうコンセプトなのは重々承知しているつもりだけれども。
手柄加速した人間を少しでも遅らせるためのハンデス幽々子だったりもあるけど、幽々子は幽々子で東方札を必ず購入しなきゃいけないから山が弱くなるなんて葛藤も出てきたりする。

今思うと、別に1人でなんとかする必要もなくて、手柄で明らかトップを走ってる人間が出てきたら残りのプレイヤーで協力する雰囲気を作ってワザップ少年を集中させる、なんてこともできた気もしてきた。そもそも自分だけを育てる動きをするんじゃなくて「あ、あいつ潰さないとまずいぞ」ってそれとなく雰囲気を出す or 誰かのそれを察してプレイしていくのはまさに""アナログゲーム""って感じする。醍醐味よね。

ということを踏まえたうえで、3のゲームスピードは2よりも遅くなっていて個人的には結構すきだったりする。

3では手柄を参照をするカードはあれど、明らかに強い動きをしつつ手柄を積極的に増やせるカードはアメリアくらいで、そのアメリアもゲーム内で1枚しか存在しないから(強いけど)まだなんとかなるレベル(ユウティラヌスで使いまわしたり、にとり+ブレマートンで上手く回されるとまぁキツイけど)。他にも手柄を増やせるカードはあれど、赤城は場の船員を対象にするから圧縮したいカードをまず盤面に出さなきゃいけない=基本ディスアドなのでちょっと効率が悪いし、初期札にある宝鐘の一味もハンドが2枚のとき限定なのでやや使いづらい。
だからこそ、手柄がメインにならず飽くまでも打点補助程度の立ち位置になるし、そのおかげでVPの高い船員をきちんと立てる必要が出てくる。

このゲームは(基本的に)出せる船員の枠は5体で、合計で20以上のVPを集める必要ためには(20÷5=)4VP以上持っている船員を並べることを意識して進めていくのが基本プラン(と勝手に思っている)。とはいえ、実際に4VPは飽くまでも最低ラインで、船員の出せる枠を意識するとやっぱり1船員5VP以上は確保していきたいよねなんてことを考えていくことが多い。
5VP以上なのは2キャラいて、(cost / VP=)4/5のノエルと、圧倒的VPを誇る4/7のゴスマリンだったりする。なので、素直なルートだったらこの辺りを揃えていきたい。
もちろん、EX札の3/5のカリオペも打点がかなり高い。更に言えば条件付とはいえぺこら&スバルドダックを絡めて0/5とかいう意味わからん数字が出るアイドルマリンを視野に入れるのも1つのルートだと思う。

そして、当たり前だけどそもそもVP4でも最低ラインには立ってるし、東方札にもホロライブ札にもVP4がいるのでその辺りを早く安く集めつつ、足りない分を手柄 orスバルドダック&ぺこらで補助するってのももちろんできる。

ここまででもゲームスピードが2より遅めになる要因はあるんだけど、そこに加えてアズレン札のブレマートンとエンタープライズの存在がかなり大きい。

ブレマートンで相手のデッキトップを操作できるし、エンタープライズは(その後の1ドローがあるとはいえ)相手のハンドを見た上で落とすことができる。2に収録されていたハンデスは相手の任意選択だったのでなんやかんやなんとかなることが多かったけれど、序盤から触れるアズレンにこの辺りの相手干渉のカードがあるおかげで更に遅めになる。

この辺のが色々相まって「マリンのカードを取りに行ったほうが強いことが多い」という状態になりやすくて、どのカードにも目を向けることが多くなりやっててバランス良くて楽しかった。

3の個人的好きなカードをあげるだけのやつ

ユウティラヌス

単体だと普通に0/1で使ったほうが強いことが多いけど、EX札を取り始めるとそれに変換できるから途端に宇宙になる。特にキアラを握れると捨札何でも回収できるマンになって初期札とは思えんバリューを発揮しはじめる

ぶーちゃみー八太郎

初手でぶーちゃみーを引いて立てられるかで結構変わる印象。1ターン目で引けて立てられれば(引いたアズレン札によっては)ワンチャン2ターン目からEX or ホロに触れるようになるので初手が大事すぎる。

ブレマートン

コントロール寄りのデッキがすきな人間絶対これ好きでしょ(偏見)。
ポケカでいうザクザクピッケル。ブレマートンを自分に打てることに気づくと山を回す速度が上がるので楽しい。もちろん、にとりと合わせるのも面白いと思う。

これは余談だし身内ノリすぎるけど、身内で回してるとだんだん「ブレマートン」って呼ばなくなってきて「ザクザクピッケル→エッチなザクザクピッケル→エチザク→エッチザックス」に呼称が変化していったのが最高に深夜テンションを感じる瞬間だった。エッチザックスってなに?

エンタープライズ

コントロール寄りのデッキがすきな人間絶対これ好きでしょ(偏見)(2回目)。
相手のハンドを見てから捨てられるのはやっぱり偉い。トゥルーマリンショーでここまで相手に干渉できるのは結構貴重。これも自分に撃てることに気づくと楽しい。

河城にとり

誰かのトップを捨てつつ、登場時効果をコピーできるのはだいぶ優秀。特になにもなくても0/1だから腐ることのが少ないし。ブレマートンと組み合わせて行きたいカード。
これはプレイ中の余談だけど友人に僕を対象ににとり使われて「(にとり対象で)イナニス→更に僕指定→(イナニス対象で)ゴスマリン」が出てきたときはマジでキレそうになった。

八雲紫

1のフレアと同じノリで使おうとすると意外と回らなくて「やっぱフレアの1ドローって強えんだな」って再認識するカード。序盤だと八雲を出すまでにハンドを使い切っているなんてこともあるけど、単純に3/4はそこそこ優秀。
登場時効果が無効なことを活かしてがうるぐらを出せると上手くなれそう。この2体だけでマリン届くのがえらい。

アリス・マーガトロイド

自ターン以外も使えるさるぢえヤレユータン(ポケカ)。
先述したブレマートン&エンタープライズをケアできるのが偉いし、そもそも1ターンで触れるカードが基本4枚に限られているこのゲームで5枚目の札も選択肢に入れられる効果がめちゃつよ。

兎田ぺこら(和服)

船員上限を無視できるので最後のVP上げにも使えるし、そも0/2が強い。この辺を厚く取れるとアイドルマリンも多く取っていきたい気持ちが出てくる。

白銀ノエル(私服)

3だとVP5がそんないないので、VP5という事実自体にかなり価値がある。僕はあんま使うことはなかったけど、手札がダボついたときにアズレン買って手柄にしてもいいし、フレアがあるなら買ったやつを落とすってことも出来るからノエフレって感じがした(?)

ゴスマリン

4/7強すぎわろた。単純にVPが尖ってるのに常時効果も強い。これがあるとフレアの手柄を落とすデメリットも全部帳消しになるし、(僕は結局やってないけど)ジャベリンも立ててると圧縮しつつ手柄を多く増やすってことも出来たりするんかな。ジャベリンが手札から手柄に落とすからそのターン動く幅が減るけど、どっかで視野に入れそうな動き。

水着マリン

僕はあんま上手く使えなかったけど、複数枚相手の手柄を消すことができるポテンシャルを持っているので、上手く使えたらめっちゃ楽しそうだなぁとは思う。
こんな盤面あるかはともかく、ジャベリンとゴスマリンを立ててる状態で水着マリンを自分に打つと手柄が一気に増えたり......するのか?それをするときってよほど他の手札が死んでるときなくらいな気もするけど
あと絵がえっち。

EX札

全員強すぎて個別に書くことをやめた。

2のあくあが強いんだよなぁって思ってたらアメリアがもっと強い効果持ってきた。なんだこいつ。

キアラとカリオペは特筆することなく、見たまま強い。

イナニスはブレマートンと絡められると確定まで持っていける。ブレマートンなくても他人の山のVP期待値とかを軽く考えて普通に使っても基本強いし。単純にこういう効果が好きなので僕はイナニスを優先して買いがち。

がうる・ぐらは.....身内戦だと結構余りがちだった。なんなら最後まで誰もとらない、なんてことも。
僕もあんま取らなかった側だったけど、今考えると4VPって勝つための基準ラインなので最後まで活躍できるし、それが1コスってやっぱり優秀なんだよな、とはやっぱり思う。ただ、どうしても登場時効果のせいで序盤にありがちな「今どうしても市場から取っておきたい」ってのが出来ずに止まってしまうのが難しい。

1~3ごちゃまぜで遊んだ&ときの感想

やっぱりこれが1番楽しいよねってことで、これで1番遊んでた。
とりあえずなんもカードプールのバランスは調整せずに全部そのまま混合。このバランス調整含めて楽しんでくれ、って書いてあった気がするのでどこかで調整してみたい。

1~2のごちゃまぜのときはやっぱり2のカードが強すぎてフランが出ない限り轢き殺されて終わり、なんてこともあったけど単純にカードが増えたことで2の強力な手柄加速が出る確率が減っているし、エンタープライズ+ブレマートンで相手を遅くすることもできるから対抗手段は増えてよかったなって感じ。
それでもフランが見えるか見えないかでだいぶゲームの方向性が変わって、フランが見えたら 「自分が握る or 相手にフランを使わせるようにちょっとずつ手柄を溜めつつVP高めなものを置いていくプラン」を取るけど、フランが全然見えなかったらあくあ&かなた(&るしあ)とかで一気に手柄を加速するプランになっていくし、大体周りも同じようなことを考えているので、さぁ誰が早くとるか&取れなかった人間はどうプランを作っていくか、みたいなことになっていく。
フランはコスト2だから1弾るしあでディスアドなく使いまわせてちょうど良いんじゃ。

とはいえ、3のカードプールが混ざるとカリオペが絶対に見えるからちょっとは対抗が出来たりはするんだけど、良くも悪くも1枚なのできちんと使い回す構築にする必要がある。これができるデッキを作るのはま~~大変。たまにカリオペの効果を使うくらいじゃ全然追いつけないんだよな。他の解決作としては自分もカリオペ効果+αで手柄を溜めて水着マリンとかで撃てると良いんだろうけど。

最終的に1~3ごちゃまぜはとりあえず初期札だけ少しいじることにした。公式だと3弾の初期札を推奨していたけれど、ユウティラヌスがいるとスピードが結構上がるのでそこだけ黒歴史と変えることに。(ユウティラヌスがいることでカリオペが使い回せて手柄を抑えられる、とも言えるが他の優秀な手柄加速がある上でアメリアを即使い回されることも意味するし、そうでなくてもこのカードプールでキアラと組み合わせると選択肢が広く長考が多すぎたのも1つの理由)

なんで黒歴史なの?ってところは2つ。

1つは完全死に札なので序盤の動きが落ちるのを目的に。とはいえ、ここはそんなに大きな理由ではない。

もう1つの理由がこの黒歴史ってカードがトゥルーマリンショーのシステムとあまりにもマッチしてて面白いよねって僕以外の友人も言ってたこともありこうなった。要はこのカードが好きだから使いたかったみたいなことだったりする。
トゥルーマリンショーは自分のデッキリフレッシュに合わせて構築をしていくゲームなわけだけれど、そのシステム自体を邪魔する効果がまず面白い。デッキ構築ゲームでデッキ構築を邪魔するの、めちゃくちゃ良いしそれをするためには自分もディスアドを負わなきゃいけないのが更に良い。自分のディスアドと相手の邪魔とを天秤に掛ける瞬間。
更に、黒歴史は1コスだからベルファストに対応しているのもいいし、漢字だから綾波にも対応しているのが最高。綾波の効果、「あーこれアズレンと東方に使うのかぁ」って最初思ってたのによく見たら黒歴史も全部漢字じゃん!!!って気づいた瞬間めちゃ楽しくなかったですか????
パッと想像つかないカードも実は対応しているみたいなやつ、カードゲーマー好きがちなので。

っていう諸々の感情から黒歴史を採用した。初手にぶーちゃみーと黒歴史が見えたときのお通夜感ったらありゃしないけど、序盤だったらアズレン札買うのも視野だからまぁなんとか。

こんだけカードプールがあると色々な構築があるけど、僕は高VPを素直に立てていくのが好きだから1弾のノエル&フレアが見えたりバトルマリンがあったらその辺で素直に立てていくプランを取りがちだったりする。コントロールって難しくて.....

これも余談だけど、そんなことを考えていると、そういえば他のTCGでも小難しいことをするデッキよりもパワーと展開力が純粋に強いデッキを握りがちだなぁって思い返してたりした。ポケカだと今ムゲンダイナ握ってる。結構性格出るよねこのへん。
逆にいえば今までのTCG経験が思い起こされるくらいにはトゥルーマリンショーってゲームはカードゲーマーが好きな人間が好きなゲームに仕上がってるんだなとも感じる。

とにかく、トゥルーマリンショーがあまりにも面白くて、明らかにイエサブで買った2500円以上に楽しんでいる自信がある。これが2500円ってマジ???

これを書いている今でも「また集まってやりたいな」って思うし、面白すぎてこういう文章を書こうと思った程度には楽しめた。もっと良いカードプールのブレンドを探しつつ、またプレイをしていきたい。

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