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スティーブ・ジョブズに学ぶ 3

ゼミの先生と小学校の頃の夢について話す機会がありました。私は小学校4年生から野球を始めていたので,夢はプロ野球選手でした。なんとも子どおらしい大きな夢ですよね。小学生くらいはスポーツ選手やパティシエ,今はユーチューバーなどが主な夢になるような気がします。

そんな会話をしていると,次に,プロ野球選手になった後のことを小学生の時に考えたことがあるかと聞かれました。答えはもちろん「ノー」です。やはり,小学生にとって夢は職業そのもののことを指しているので,実際になった後のビジョンまでを見通す力は備わっていません。ですが,実は1番その先を見通す力が将来の選択の中で1番大切になってくることが,大人になるにつれて感じてきますよね。自分はどうありたいのか,その夢の先にある物は何かを具体的に見ることができれば,迷いなく歩みを進めることができるのではないでしょうか。

本日まとめるスティーブ・ジョブズの第二の法則,「宇宙に衝撃を与える」でもビジョンを見通すことの必要性が述べられていました。早速確認していきましょう。


ビジョンの重要性

アップル社は現在,1番のIT企業であると言っても過言ではありません。そんな企業のCEOであるスティーブ・ジョブズに関するこんな話が残っています。

あるエンジニアが,パーソナルコンピューターがまだ世にそこまで普及していない年代の頃に,その先駆けとなっている3社を訪れたそうです。いずれの企業にも,「パーソナルコンピューターについて,どういうビジョンを持っておられますか?」という同じ質問をぶつけました。1社目は,「みんなが買いたいと思うようなヒット商品になる」と回答し,2社目は,「自社の株価を引き上げてくれる商品になる」と回答しました。この2社は,自社にとってのパーソナルコンピューターについて語っただけで,まったく具体性がありません。しかし,スティーブ・ジョブズは違いました。同じ質問をぶつけると,およそ1時間くらい語り続け,パーソナルコンピューターによって世界がどのように変わるのか,仕事の進め方や子どもの教育の変化などこの世のすべてが変わると述べました。まだ普及も始まっていないような時代に,スティーブ・ジョブズは具体的に商品を捉えていたのです。まさに,明確なビジョンをもってビジネスを行なっていたということができますね。


簡潔で明確なビジョン設計

先ほどは,スティーブ・ジョブズが具体的なビジョンを持っていた話をしましたが,アップル社のキャッチコピーのようなものはいたってシンプルです。それは,「普通の人々にコンピューターを届ける」というものです。話せばどんどん具体的なことを述べられますが,一般的にビジョンを公開するためには,誰にとっても分かりやすいような工夫が必要となります。アップル社のビジョンは,英単語8文字で表すことができる。それなのに,そのビジョンを見れば具体的なことをイメージすることができる。スティーブ・ジョブズは,自らのことをアーティストであると表現したことがあるそうだが,まさにこのビジョンからも感じ取ることができる。

簡潔で明確なビジョンを設定することで,幅広く自らの考えを轟かせることができると,スティーブ・ジョブズは教えてくれているような気がします。


まとめ

あまり「宇宙に衝撃を与える」というテーマに合っていなかったかもしれませんが,私が今回伝えたかったビジョンの重要性について感じ取っていただくことができましたか?

とりあえず行動を起こしていくことももちろん大切ですし,その中で目標のようなものが現れるかもしれません。しかし,ビジョンを持っていないと都有で放り出してしまうケースが多々あります。他の人に自分のビジョンを端的に伝えても理解してもらえるようなものを考えることができれば,ブレることなく突き進んでいくことができるでしょう。

今回の記事が,自分の将来を見直す一つのきっかけになることを願っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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