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マーケティングの手法 その2

最近朝にシャワーを浴びる習慣を始めてみました。ポイントとして浴び終わる直前に水浴びをすることにこだわっています。体が一気にキュッと引き締まる感じがして心地いいんですよね。KAT-TUNの亀梨和也さんも同じように水浴びをしているそうなので,もし朝何か習慣づけたいと考えている方がいたら試してみてください。

さて,今回は「マーケティングの手法 その2」ということで,エフェクチュエーションについてまとめていきたいと思います。前回のSTPマーケティングと同様になかなか聞きなじみのない言葉だと思いますが,分かりやすく説明できるよう頑張ります。


エフェクチュエーションって何?

まずはこのエフェクチュエーションが何を表しているのかを理解する必要があります。固い言葉で表現すると,「起業家への調査から導き出されたビジネスにおける戦略的な直観の役割を捉えた理論」ということになります。なんだそれ?と思われる方が多いと思います。少しかみ砕いてみると,前回のSTPマーケティングはどちらかというと計画して予測を立てながら順序良く実行していくものでしたが,エフェクチュエーションはそのような予測や順序から逸脱してしまった事態において,合理的に行動することを表しています。つまり,想像していた事態から外れてしまった時にどのように行動するかを判断することであると言えます。

少しイメージがついたでしょうか?市場というものは流動的で予測困難なことが多いです。現在のコロナウイルスの感染拡大に関しても予測困難なことに分類されます。こうした状況の中で合理的に行動するために,いくつか行動原則があるので抜粋してまとめていきます。


① 手持ちの鳥の原則

手持ちという言葉が使われているように,すでに自社に存在している手法などを優先して行動していくことを表しています。例えば,もともと無料で配信していたコンテンツがあったとします。しかし,予想外に配信コンテンツに関連する分野の需要が急激に伸びた場合,無料のコンテンツに結び付けて別の有料コンテンツの展開を始めます。すると,もともと無料で使用していた人の中で有料コンテンツに興味を示す人を有料コンテンツへと誘導することができます。もともとある商品を活用していくことで効率よく新しいものを売ることができます。

② クレイジーキルトの原則

先ほどの原則より少しカッコいいものが登場しましたね。このクレイジーキルトの原則は,可能なところから行動を始めてその結果としてできあがったものの中で何ができるかを考え,行動していくことを表しています。例えば,当初は塾に対して有料コンテンツの配信を提供していたとします。しかし,しばらくすると学校からもその有料コンテンツを利用したいという声が上がり始めました。このように,とりあえず自社の商品が活かせる場所に提供を始めてみたら,想像していなかった場所からも需要が求められる結果となった感じですね。すこし①の行動と似ている部分があるかもしれません。

③ 飛行中のパイロットの原則

この原則は,事業機会を得るにはその場その場の人間の活動が重要であるとし,注意と活動を怠らないように行動していくことを表しています。例えば,商品の販売前は500円で売れると予測を立てていたが,販売後思いのほか売り上げが伸びないので,迅速に400円に値段を下げるというようなことですね。


まとめ

今回は,エフェクチュエーションについてまとめていきました。既に述べたように市場とは流動的であり,STPマーケティングのように順序良くステップを踏んでいくことはなかなか難しいと考えられます。しかし,想定外の事態に対していかに合理的な判断を下し,行動していくことができるかはビジネスの社会で生き抜くために必要な要素であるということができます。知識や経験など蓄えられるものはどんどん蓄えていき,活かしていくことが求められますね。

次回は,マーケティング・ミックスについてまとめていきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。