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2022年度、TOKECOMの就職

だんだんと初夏らしくなってきましたね。新学期からマスク着用が任意になったため、授業中に学生たちの“マスクなしの笑顔”が見られる機会も増えました。アフターコロナの兆しを感じている今日この頃です。

さて、今回はコロナ禍をたくましく乗り越え、新たなる活躍の舞台へと羽ばたいて行った「2023年3月卒業生」の就職状況をお伝えします。

◆東経大の就職率は回復傾向、かなりの好成績……!

2022年度(2023年卒)の大卒求人倍率(求人総数/民間企業就職希望者数)は1.58倍。前年度の1.50倍から0.08ポイント上昇し、企業の新卒採用意欲は回復傾向にあるといえます。ただし、地政学的リスクの上昇と原材料高騰による景気の不透明さによって、中小企業における採用予定数も伸び悩んだようです(出典:リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査2023年卒」)。

では東経大の就職率は……?

本学全体の「卒業生就職率」は、89.5%。これは就職決定者数を「卒業生数」で割った値で、なんと過去30年でもっとも高い数値となりました!

また本学全体の「希望者就職率」(※就職決定者数を希望した学生数で割ったもの)を見ると、さらに高い95.8%という結果に。前年度の94.4%から、1.4ポイントの上昇です。

全国の大学卒就職率(※就職者総数/全国の大学学部卒業生数)74.5%(2021年度)と比較しても、“東経大は就職率が高い大学”といってよいでしょう。

就職を機に地元に戻って就職をする「Uターン率」は26.9%で、働き方にも多様性がみられますね(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県を除く)。

◆就職率トップのTOKECOM

つぎにTOKECOM(コミュニケーション学部)の就職率を見ていきましょう。

・卒業生就職率:91.2%(前年から1.4ポイント増加)
・希望者就職率:97.3%(前年から0.8ポイント増加)

いずれの数値も例年の傾向どおり、4学部トップとなりました。

男女別で見てみてみると……?

・男性:89.2%(卒業生就職率)、97.3%(希望者就職率)
・女性:93.2%(卒業生就職率)、97.3%(希望者就職率)

こちらも従来と同様、女性が男性よりも高い結果となりました。TOKECOMの就職率の高さはさまざまな要因が考えられますが、「新しいメディアやテクノロジーへの感度が高い」学生が多いことも関係していそうです。

◆TOKECOM学生の就職先、業種の変化は?

2023年卒の就職先、業種にはどのような傾向が見られたでしょうか。TOKECOMに絞り、前年度から増加が見られた業種を挙げると以下のとおりです。

①情報・通信・放送業   18.6%(2021)→21.2%(2022)
②公務員・教員      0.5%(2021)→3.2%(2022)
③金融・保険業種     3.6%(2021)→5.5%(2022)   ほか

情報・通信・放送業は、まさに「コミュニケーション学部のど真ん中」、といえますが、興味深いのは公務員(市役所職員、警察・消防、中学校教諭)や金融・保険といった業種が上昇していること。

一方、減少したのは建設業、製造業、不動産業、卸売業、小売業といった業種でした。

TOKECOMでは2022年度から「メディア社会学科」と「国際コミュニケーション学科」という2学科体制がスタートしています。そのため幅広い意味での「メディアと社会」に関心を持つ学生だけでなく、グローバル志向が強い学生たちも続々とTOKECOMに集まってきています。

今後、就職率だけでなく就職先の業種にも変化があることが予想されます。引き続き、TOKECOMの就職情報をお伝えしていきます!

(大尾侑子)

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