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Hyper Chargerを試してきた

結論から言うと電気代が高いこと以外最高だった。

これがハイパーチャージャーだ!!

ハイパーチャージャー目黒セントラルスクエア

奥に見えているXマークが光っているやつが、チャージャースタンドで本体は右手奥にあるでかい銀の箱である。充電が始まると、チャージャーがブルーに光るようにできている。美しくデザインされていてとても素敵だった。

ハイパーチャージャーは、このどでかい本体の蓄電池に電力を貯めておくことで、高圧電源を引き込まなくても、急速充電を行うことができる。

ハイパーチャージャー本体

高圧電源を引き込むのは、初期費用が1000万円以上かかるし、そもそも高圧電源を引けない場所もあるので、既存の電源を使いまわせて、導入が楽ちんなメリットがある。

この仕組みにはデメリットもあり、導入コストが低く抑えられるものの蓄電池内の電気がなくなると、充電速度がめちゃくちゃ遅くなってしまうというトレードオフがある。充電頻度が高いチャージャーについては機会損失につながる可能性もある。

極めてスムーズなユーザー体験
充電の流れは以下の通り、

  1. アプリにクレカを登録

  2. 事前に充電したい場所を予約する

  3. ケーブルを車に差し込む

  4. アプリのQRコードをHyper Charger端末でスキャンする。

  5. アプリでスタートボタンを押す。

  6. 最大60分充電可能、kwあたりで課金される。

ぼくは昔からChademoは罪がない、システムが悪いだけ説を主張していたのだがまさにそれを実証するような最高のユーザー体験だった。

特に最高すぎるのが、超明朗会計であること。kw単位で電気を売っていただけるのが素晴らしすぎる。たぶん、特定計量制度みたいな枠組みを使っているのだと思うのだけど、ちゃんと、日本の法律のせいにしないで、丁寧にサービスを実装しているのが神。

充電時の画面、ワープ感があってとても楽しい。


既存のChademoの、ケーブル刺すまで550円で何kwh入るかわからないロシアンルーレト感とか、Super Chargerの絶妙にコスパがわるい速度で充電されてる時のストレスが一切ない。これはマジで最高だった。

アプリも結構丁寧に作ってあって操作にストレスがないのと、充電している時のアニメーションも素敵。

充電のスタートはアプリのQRコードを充電器に突っ込む方式なのだが、これもとても良かった。

QRコードを突っ込む場所

10年選手の既存のChademoを見るとタッチパネルが日焼けしている端末が多い。この場合、タッチパネルに何が表示されているか全くわからないので、秘孔をつくような気持ちで心の目で充電スタートボタンを押す必要がある。

この仕組みだと、そもそも充電器側の画面を見たり、タッチパネル操作が必要ないので、メンテコストも低そうに感じた。


速度も必要十分
最大速度は150kwらしい、テスラはコンバーターの仕様で50kwhしか出ないが、テスラ以外のユーザーにとっては国内最速のチャージャーだと思う。


充電放置ペナルティもあり!

充電放置のペナルティもきっちり実装されており、差しっぱなしで放置すると、ペナルティがガンガン発生する仕組みになっている。テスラのSuper Chargerの良いところを引き継いでいる点もすばらしいと感じた。


問題は電気代…

僕がこれで充電するのか?と考えると、オフィス充電とスーパーチャージャーの方がコストが安いので、よっぽど電気に困ってない限り使わないかなと感じた。ただ、テスラ以外のEVユーザーにとっては最高の充電体験だと思うし、充電速度もめちゃくちゃ早いのでおすすめです。




レベル5の完全自動運転EVを作るTuringでは仲間を大募集中です。実は年末に、柏の葉に高圧電源を引き込んだガチの250kwh出力充電器を導入する予定です。Turingに興味をお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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