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博多にこだまする!新生月組の「初声」!

博多座公演「川霧の橋」を観た。
月城かなと率いる新生月組の幕開けである。初日が開いてから、ホテルで博多に行った方々から沢山のコメントを頂き、楽しみにしていざ博多へ。

この「川霧の橋」は初演を観ている。大好きな作品で今も最後のシーンの2人の爽やかな笑顔を思い出せる。あの時の私、幾つだったんだろう?ポスターを見て、「こんなカッコ良い幸次郎、直ぐに惚れてまうやろ!」と突っ込みはしたが、役者の月城様なら不器用な優しい幸次郎になりきっとる筈や…

結果、やっぱりカッコ良すぎる。笑笑。やっぱり多分、ホンマやったら直ぐ惚れてまう。
終わった瞬間に後ろのお客様が、

「あーあ、おみっちゃんになりたい…」

と呟く。はい。大成功、もう罠にハマってる。それにしてもなんて、登場人物全てに魅力のある作品だろう。一人一人に深い人生の物語があってどの物語にも感情移入してしまう。人情や恋心の表現とは台詞や仕草から匂い立ってくるもの。ゆっくりとじんわりと切なくなる。心がキュンとなる。「人間が息づく舞台を」描いた柴田先生。先生の作品は演じていても心が温かくなる。役と共に生きている気がしてくる。先生の魂の叫びが我々にも伝わっているのです。亡くなっても先生の魂は生き続けている。凄いエネルギーで。

そしてショー。月城さんのショーは文学作品の様だわ。振り付けと振り付けの間に何か物語がある様な気がしてしまう。プロローグで早変わりして出てきた月城さんは、

「本物の王子様が出てきた」
と思う程美しい…あんな綺麗な人います?!

トップが変わると組が変わる。月城かなとという独特の魅力を放つスターがいる組はこれからどうなるんだろうか?彼女と話すのはとても楽しくて発見がある。あぁ、そう考え感じるのかと…だからまた話したくなる。そして大胆かつ繊細である。時にびっくりする事もあるがどんなに他人と違ってもブレないのがれいこさんの凄さである。そして、トップになるという覚悟がある。また新しい月組が動き出す動き出す。私の心がワクワクしたという事は、何かが生まれそうな気がしたからだと思う。自慢じゃないけど私のワクワクは当たりますよ。

明太子を食べて家路に着く。大満足の博多の旅。

すーさん


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