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第3回「Suu’s Room」開催~作曲家太田健先生~

皆様、お久しぶりです。お元気でお過ごしでしょうか?
6月16日宝塚ホテルにて、第3回「Suu's Room」が開催されました。ゲストは宝塚歌劇団作曲家の太田健先生でした。「1789」初演から8年。再演の呼び声が高かった作品がいよいよ上演されるこのタイミングで音楽監督である先生をお招きし、より「1789」を楽しんで頂こうと企画しました…が…思いもよらない非常事態で公演は休演を余儀なくされていました。今回は内容を少し変更しての開催となりました。お休みをされている星組生の方々、スタッフの皆様が何かしらの誤解を受ける様な発言があってはなりません。太田先生とも何度も打ち合わせをして頂き本番に臨みました。

 当日は先ず、美味しいお料理から。今回からディナーとなり、アクリルパーティションの無い、4皿のフルコースメニューが戻って参りました。
お料理は「夏」をイメージ。そしてアルコールもご提供致しました。目で楽しみ味わって楽しんで頂こうとお料理の彩りにも力を入れました。


当日のディナー


 そして、いよいよゲスト登場のトークタイム。先生の活動の中から、潤色作品の音楽監督とオリジナル作品の作曲という2つの制作過程を順番にご紹介しました。間に先生の楽曲を…これでもかという程流しながら、先生の音楽を聞いてから当時のお話しを。シュールな笑いを交えながら、底に流れる先生の音楽への深い愛情と幅広い音楽知識を感じ、段々と心が豊かになっていく様な時間でした。音楽監督では原作者の想いを感じ取る事(何を伝えたかったのか、何処を聞かせたいのか)、オリジナル作品では台本を読み込んでメロディが頭の中に流れてくるのをひたすら待つ作業を繰り返すそう。それ以外の自我欲が生まれると良い作品にならない。そんなお話しはどんな仕事をしていても同じだなと思いました。雑念や欲が入ると純粋に相手に伝わらないですね。そういった相手方への配慮を失わないからこそ、先生のアレンジは常に変化して新しく飽きがこない。オリジナルになれば、普遍的なものにもなり得、独特のメロディが生まれていく。本当に忙しく作品が始まると次の作品へ飛び回りながら先生は次から次へと音楽を生み出しています。そのエネルギーは何処から生まれているのでしょうか?でも…やっぱり…音楽を愛しているのだと思います。

美しく豊かな音楽に包まれて…幸せな時間でした。お忙しい中奇跡のご出演でした。今は「エクスカリバー」の世界にいらっしゃいます。

お集まり頂きました皆様、アンケートを送って頂いた皆様、本当にありがとうございました。次回は9月8日ゲストは光月るうさんです!!
乞うご期待!!

すーさん

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