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NZキャンピングカー旅行のTips

はじめに

ニュージーランドの南島を2024年のGWに9日間でキャンピングカーで旅行しました。結果とてもよい旅行となりました。皆様にもぜひおすすめしたい&出発前の情報収集に役立てていただければと思い記事を作成しました。
見つけたおいしいものや体験談などは別途投稿したいと思っておりますので、こちらの記事はTipsのみ抽出してまとめました。
※Tipsとはいっても、私が経験した内容を記載しているのみで、最新情報や、正確に裏付けとれている情報に基づく内容ではございません。あくまでもイメージをつかむご参考までにご活用ください。

私たちはクイーンズタウンから入国し、ミルフォードサウンドまでピストン。その後は各所をめぐりながら北上し、クライストチャーチから日本に帰国するルートを選択しました。5月なので現地は秋真っ盛りで紅葉も綺麗でした。

総移動距離1,200キロくらい
クイーンズタウン⇔ミルフォードサウンド間のピストンがつらかったです。
けど、道中の景色も素晴らしいので行ってよかったです。


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ちなみに、私たちは、30歳の夫婦での2人旅行でした。
キャンプは日本でも趣味でやっていて、慣れている方です。
運転スキルについては、日本でも普通の5人乗りのSUVを所有していて、毎週、週末に運転するくらいのドライバー歴です。
キャンピングカーについては未経験のまま、ぶっつけ本番挑戦となりました。
レンタルしたキャンピングカーはこちらとほぼ同じものでした。
https://www.maui-rentals.com/nz/en/motorhome-hire/2-berth-campervan-ultima
mauiという会社でレンタルしました。

旅程

1泊目のみあらかじめ宿を予約し、それ以外は天気を踏まえて旅程を組むこととしました。(キャンプ場(=RVパーク)は当日予約でも空きがあり、問題ありませんでした。日本のGWはNZではオフシーズンのようです。)
結果としては以下の旅程となりました。

●1日目
21:30に成田発の飛行機に搭乗。

●2日目
ブリスベンで乗継。
クイーンズタウンに、15:30に到着。
市街を簡単に散策&夕食
クイーンズタウンでホテル泊
(上記初日以外は帰国まですべてキャンピングカー泊となりました。)

●3日目
キャンピングカーをピックアップ
クイーンズタウンのスーパーで必需品の買い出し(1回目)
テ・アナウまで移動
土ボタル鑑賞
買い忘れたものをテ・アナウのスーパーで再度買い出し(2回目)
テ・アナウ泊 https://tasmanholidayparks.com/nz/te-anau/facilities/

●4日目
ミルフォードサウンドまで移動
ミルフォードサウンドでシーカヤック体験
クイーンズタウン近郊のキングストンまで移動
キングストン泊 https://www.kingstontop10.co.nz/

●5日目
雨だったので、クイーンズタウンのショッピングモールでぶらぶら
スーパーで買い出し(3回目)
ワナカまで移動
ワナカ泊 https://www.wanakatop10.co.nz/facilities

●6日目
スーパーで買い出し(4回目)
雨だったので、登山をあきらめ、ワナカ湖でサウナを体験
マウントクックめざして北上
マウントクック手前のグランタナー泊
https://www.glentanner.co.nz/holiday-park-facilities/

●7日目
マウントクックのフッカーバレートラックを散策
サーモンショップを2軒はしご
テカポ湖まで移動
星空観賞
テカポ泊 https://lakesedgeholidaypark.co.nz/

●8日目
クライストチャーチ目指して一気に北上
クライストチャーチで昼食
レンタカー返却
16:50 にクライストチャーチ発の飛行機に搭乗
シドニーで乗換

●9日目
05:55 羽田空港着

5日目・6日目が雨だったので、旅程が後ろ倒しになってしまい、
クライストチャーチでの観光時間がとれませんでした。
しかし、代わりに体験した、ワナカ湖畔でのサウナがとても良かったので、
サウナーの私たちにとっては結果的にはよかったかなーと思います。

NZは自然を楽しむ系以外ほぼやることがない気がするので(←失礼)、
天気に合わせて旅程を調整できるのは、事前に宿の予約が不要なキャンピングカーの大きなメリットだと思いました。

一方で、食材の買い出しや、調理・片付けに意外と時間がとられる点や、
スピードをあまり出すことができないので、グーグルマップの表示×1.3くらいの移動時間が必要になる点は盲点でした。
これから出発される方は、ぜひ余裕をもった日程での計画をお勧めします。
個人的にはあと+1日あれば、ベストだったと思います。

出発前に不安だったこと

・キャンピングカーで寝れるのか


私(身長160cm)はぎりぎり身長がベットに収まり、ぐっすり寝られました。毎日寝る場所が変わるのがストレスになるタイプなので、同じ環境で寝られるのは大きなメリットでした。
また、シーツ類や布団類もついていて、加えてそれらもとても清潔でした。
マットレスもついていますが、いわゆるベットほどフカフカのものではありませんでした。日本の敷布団と同じくらいのかんじでした。
夫は、マットレスが硬かったのと、足が収まらず、寝ずらかったそうです。

・キャンプ場の環境は清潔か


私たちは、電源サイトあり・トイレ・シャワー・キッチン・ランドリー併設の、有料で施設がかなり整ったRVパークにしか滞在しませんでした。
宿泊代は少し高め($60~70/泊)でしたが、どこも清潔で、利用にあたっての問題は全くありませんでした。

・大きな車の運転はできるのか

キャンピングカーは確かに大きいですが、NZの道はほぼまっすぐで、道幅も広かったので問題なかったです。
ただ、駐車などの際は、後ろが全く見えないので、どちらかが車を降りて、ガイドする必要がありました。私は一度、出庫の際に、内輪差で車をこすりかけました。見かねた現地の方がめちゃくちゃ助けてくれて数ミリを残して、何とか脱出できました。優しさにあふれた国で本当によかった。。。
※私が運転が下手(車校の仮免で一度落ちました。)なので、車種が変わると対応できず、このような事態になってしまったと思われます。事前に同じくらいの大きさの車を日本で運転してみて、いけるか判断した方がよかったな。と反省しています。

また、運転の快適さという観点では、やはり、普通の車よりは疲れました。揺れは大きいし、慣れない車は運転に、気を遣いました。
私たちは、1日4時間くらいまでが最適。6時間が我慢できる限界って感じでした。

・気温・天気

天気について、事前に心配をしていた雪にはならず、道路の凍結もありませんでした。しかし一部の道路はキャンピングカーでの通行はできない(一年中NGなのか、秋冬だからなのかは不明)とのことでした。
また、寒さについて、日中は問題ないのですが、朝晩が冷え込みました。一番寒かったのがグランタナーで宿泊したときで、夜中はマイナスになりました。私たちは、念のため、居住空間にもディーゼルヒーターがついている車体をレンタルしましたが、これのおかげで大変快適に過ごせたので、GWに旅行される方にはおすすめしたいです。

・困ったときに助けてもらえるか

NZランドの方はどなたも、とてもとても親切で、ガソリンの入れ方がわからなくて困っていた時も、向こうから声をかけて助けてくれました。早口で聞き取れないときは、もう一度お願いします!といえば嫌な顔せずゆっくりとわかりやすく話してくださいました。
また、RVパークのスタッフもとても親切&メール等でのレスポンスも早く、受付時間外のレイトチェックインなどもお願いをすれば、すぐに了承の返事をいただけました。
全体的に、親切で、綺麗好きで、丁寧な国民性なのではないかと感じました。とても旅行しやすかったです!!!

持って行って便利だったもの

日本から持参して便利だったものは以下です。

★★★持って行って本当によかった
国際免許証(これないと運転できない)
sim(これないと調べものができない)
サングラス(まぶしすぎて運転できない・紫外線が強くて目が痛い)
日焼け対策品 ネックカバー・帽子・日焼け止め等
コート(朝晩冷え込みました)
大きなリュックサック or ボストンバック(スーツケースは置く場所がありませんでした。)

★★持っていないと不便だった
洗濯紐(使ったタオルなど乾かす)・洗濯ネット
車内用スリッパ(雨の日はどろでぐちゃぐちゃになるので、居住空間を汚さないように履き替えたい)
大きめのお買い物袋(食材を共有キッチンに運ぶとき、買い物した後の調理器具持ち帰るとき、シャワーを浴びに行くときなど、何かと使う)
ジップロック(食べかけの食材を保存するのに便利)
キッチンペーパー・キッチンタオル(皿ふいたり・机ふいたり・床拭いたり便利)

★持っていくと現地調達より無駄が少ない・より快適
お手拭き
水着(サウナやホットタブが意外と充実している)
食器用洗剤・洗濯用洗剤(現地には大きなものしか売っていないので)
サトウのごはん(サーモンの刺身が買える店があるので、サーモン丼がつくれる・時間ないときにチンしてすぐたべれる)
タンブラー(移動中にコーヒーなど飲みたい方は)
コーヒードリッパー(自分で朝のコーヒー淹れたい方は)


番外編:現地で調達したもの
食器洗いスポンジ
シャンプー・リンス・ボディーソープ(余りを自分へのお土産にしたかったから)
虫よけ(サンドフライ対策に。刺されると悲惨らしいです。現地の虫には現地の虫よけが一番効くと思ってます。)
小銭(ランドリーを使うのに必要。キャンプ場受付でも両替してもらえました。)

便利だったアプリ・サイト

●CamperMate
https://campermate.com/
RVパークの検査・予約・ガソリンスタンドの検索などができます。
キャンプサイトに備えてある設備が一目でわかるようになっています。

●thl Roadtrip
https://apps.apple.com/jp/app/thl-roadtrip/id906468182
キャンピングカーレンタルの予約後、こちらのアプリを事前にDLをするよう、レンタル屋さんに促されました。
アプリ内は、キャンピングカーの使い方動画が掲載されていました。
この動画がとてもわかりやすくて、道中も都度見返せてよかったです。
私たちのレンタカー屋さんは、キャンピングカーの使い方については、基本的には、このアプリを見てね。のスタンスでしたので、細かくピックアップ時に教えてくれる感じではありませんでした。
個人的には、英語の聞き取りにも自信がないし、事前にアプリでゆっくり見たうえで、疑問点を質問するスタイルはとてもよかったです。もちろん、ピックアップ時にも、質問については、丁寧に回答してくれました。

●Googlemap
言わずもがなですが。
おいしい店も、
きれいなRVパークもこれで探せばすぐに見つかりますよね~~

注意点

先に知っていたかったなーと感じた点は以下3点でした。

①電波ない場所が多かったです
パワーサイトの予約をしようにも、電波がなくて焦りました。

②村と村の間は何十キロも何もなかったです
何十キロもガソリン補給できないこともよくありました。
早めの給油が必須だと感じました。

③キャンピングカーはスピードを出せない
私たちはレンタルの際、レンタル屋さんに、時速90キロまでしか出さないように。と言われました。ほとんどの道は100キロ制限でしたので、Googlemap での予想時間以上に、到着までに時間がかかりました。

終わりに

以上私たちがキャンピングカー旅で学んだTipsについてでした。
NZのキャンピングカー旅、
めちゃくちゃいい旅になったので、皆さんにもぜひおすすめしたいです。
行った場所や食べたもののレポートもいつか投稿できたらいいなと思っております~ご参考になれば幸いです。

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