大学生×稲刈り 棚田も稲刈りシーズン
東海学院大学管理栄養学科の学生です。活動をしている岐阜県郡上市白鳥六ノ里棚田の稲穂も垂れてきて、いよいよ収穫期を迎えました。
私は去年も稲刈りをしたので、今回で2回目の稲刈りです。今年は暑い!30℃を超える中、23名で稲刈り作業に早朝からやってきました。
タイミングが悪く、10月の食品ロス削減月間を前に食品ロス削減イベントを開催する日と稲刈りの日と同じ日になってしまい・・・残念ながら楽しみしていたメンバーのうち半分は大学で食品ロス削減イベントを実施することになってしまいました・・・自然相手の農作業は、お天気だったり、気温だったり、なかなか予定通りにはいかないのですね。来れなかったメンバーの分もがんばろう!!
稲刈りでも田んぼに埋まることを知る・・・
長雨の影響もあって、今年は田んぼがまだ乾いておらず、田んぼに埋まって、泥だらけになるメンバーが続出。昨年の田んぼは乾いていたので、油断して靴で稲刈りにきてしまいました。田んぼでの作業は長靴が基本と地域の方に教えていただき、来年は長靴で稲刈りにこようと反省です。
稲架掛けで天日と自然風によって乾燥させる六ノ里棚田米
稲を刈り取った後は、稲を紐で縛ったら、稲束を棒などに架けて約2週間、天日と自然風によって自然乾燥させることを「稲架掛け」と言うそうです。稲を干す稲架掛けを作るために、まず杭を交差させて、田んぼに差し込み、体重をかけて強く差し込み、端から稲の束を架け、反対側の端にも稲の束を架けていき。バランスを取りながら最後に真ん中に架けて完成です。
稲を干す時間が長いと米の水分が抜けすぎてしまうこともあるそうで、稲架掛けの時間も長い経験で判断されるのだそうです。経験必要なのだと知りました。
収穫したと思ったら、カラスやヤギが・・・
みんなで一生懸命に収穫して、稲架掛けしていたら、落穂をカラスが狙って食べています。さらに、除草のヤギも草ではなくて稲穂を食べていて・・・びっくり。急いで追い払いましたが、干している2週間の間に食べられてしまうのではないかと不安です。
稲刈り作業をしてみて
「稲を3株刈ると茶碗1杯分のご飯になるそうです。今日作業で何日分のご飯が食べられるのだろうと思いながら稲刈りをしました。これだけ苦労して田植え、管理、稲刈りをしてきて、お米を大切にしないといけないと思いました。農家の方の苦労を知り、感謝です。」
「除草するはずのヤギも草よりお米の方がおいしいと知っているのだとびっくりです。カラスなどの鳥獣被害の心配もこれからしなければならず。これで食べられてしまったら、1年間大切に育てたお米がなくなってしまう。。。やっと収穫できたのにまだまだ安心ができないことを知りました。」
「稲架掛けのタイミングには、長い農業経験が必要なのだと思いました。
農業を始めたい方で家が農家ではない方はどうやって判断するのだろうか?と考えました。スマート農業技術でタイミングを機械的に測定できるものがあれば使用してみたいと思いました。」
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