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大学生×棚田 六ノ里棚田Café初出店

東海学院大学管理栄養学科の棚田プロジェクトチームの学生です。
今日は、大学のある岐阜県各務原市から1時間半ほど北上して、郡上市白鳥六ノ里棚田の善勝寺桜まつりに六ノ里棚田Caféを出店しました!
あいにくの雨模様でしたが、とても美しい風景に癒されます。

善勝寺の美しい風景

『六ノ里棚田Café』初出店!

 私達プロジェクトチームでは、六の里棚田米を通じて多くの方に棚田や棚田の多面的機能の魅力を知ってもらうために、専門の栄養学の学びを活かして『六の里棚田米』を使った健康的な菓子を製造し、それらを広く販売しながら魅力を伝えようと考えました。
 さて、おいしい『六の里棚田米』を育てている六ノ里の方にもこのお菓子は受け入れていただけるのか・・・心配です。

六の里棚田米の新作菓子

 多くの方が私達の『六ノ里棚田Café』を訪れ、いろいろなお話をして、たくさんの方に六の里棚田米の新作菓子を召し上がっていただくことができました。本当にありがとうございます。
 高齢化率の高い地区なので、フレイル予防にも役立つ栄養素を入れたお菓子を考案したので、高齢者の方にも『おいしい』『食べやすい』と召し上がっていただけて本当によかったです!『若い大学生が来てくれて嬉しい』と言って、優しく受け入れてくださって、地域の方の温かさに感激です!

棚田地域で受け継がれる伝統文化に触れ『宝暦郡上一揆』の歴史を知る              

 今回訪れた善勝寺の境内では、桜まつりにあわせ『宝暦郡上一揆』の歴史を語り継ぐ太鼓と踊りが毎年披露されているそうです。私達も激しい太鼓の音色に誘われて見学することに・・・
 語り部の方によれば、江戸時代中期は全国で百姓一揆が増えた時期。  郡上群でも『宝暦郡上一揆』呼ばれる一揆が1754(宝暦4)年に起きたそうです。郡上藩主金森頼錦は、藩の財政難を解消するため年貢の取り方を、定免取りから検見取りに変えようとして、これに農民たちが反対し4年間もの長い間一揆を続けたそうです。この一揆は、藩主から農民まで、一揆にかかわる人すべてが処分を受けるという類のない大事件だったそうです。
 激しい太鼓のリズムで一揆の激しさが表現され、見ている私達にもその緊張が伝わってきます。地元の小中学生も踊りに参加していて、伝統文化が長い年月を経て、受け継がれている棚田地域の深い文化に感動しました。

宝暦郡上一揆を語り継ぐ太鼓と踊り

さらに、茶道も初体験!
日本文化について考える良い一日となりました。

茶道初体験!かなり緊張しています。

六ノ里棚田Caféを初出店してみての感想です

「六の里棚田米の新商品を開発して、それを販売しながら棚田のこと、棚田米のことをこれからも多くの方に知ってもらう活動を通じて、棚田を守り伝えたいと思います。六ノ里棚田の方に考案した棚田米のお菓子を美味しいと言っていただけて安心しました!」
「棚田地区で受け継がれている伝統文化に感激しました。過疎化・高齢化が進んでいる地区なので、この伝統を受け継いでいくことの難しさも感じました。」
「大学生が来てくれて嬉しい!と本当に多くの地域の方が話しかけてくれました。差し入れに棚田米のおいしいおにぎりをいただいたり、草餅をいただいたり、本当に温かく迎えてくださってとても嬉しかったです。私達が何ができるのかをこれからも考えて地域の方と共に活動していきたいと思います。」

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