大学生×米粉 米粉商品9品が完成、販売へ
東海学院大学管理栄養学科の米粉商品化に取り組んでいる学生です。6月から岐阜県×企業×大学の産学官連携にて岐阜県産米粉の商品化に取り組んできました。今日は、新米の季節を前にいよいよ商品の完成報告です。
産学官連携で新たに9品の岐阜県産米粉の商品が完成
多くの企業様のご協力とご指導の下、私たちが提案した米粉の料理や菓子などをプロの技でさらにおいしく、美しい商品に開発していただきました。お忙しい中、何度も試作や私たちとの意見交換を重ねていただき、本当にありがとうございました。これだけ多くの商品を開発・販売していただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。
米粉の商品化に取り組むなかで起きた米不足
今回の米粉の商品化に取り組む中で起きた米不足・・・昨年猛暑で米の収穫量が少なかったこと、円安で外国人の消費が増えたことや輸出がのびたこと、米の在庫がもともと少ない夏の時期と災害等で備蓄する時期が重なったこと、米不足の報道による不安からまとめ買いする人が増えたことなどが原因ではないかといわれていますが・・・ちょうど私たちの米粉商品の開発を進めている時期と重なってしまい、商品開発にご協力いただいていた企業様のうち何社かは、米粉の確保と価格高騰によって商品化直前で断念されることになってしまいました。最後まで商品化に向けての可能性を探っていただき、本当にありがとうございました。
お米の大切さを改めて考える
今回、米粉の商品化に取り組んでいる中で起きた米不足・・・あらためて日本人の主食である米についても考えさせられました。
日本人が1日に食べるご飯の量は、お茶碗に2杯弱と言われています。1年間の米の消費量も51.1㎏で、60年ほどで半分以下に減ってしまったのだそうです。でも今回のように米不足になると、普段意識してはいなくても、日本人にとってお米は大切なものなのだと思いました。そして、食料安全保障という点からも主食のお米を大切にしていくことが本当に重要なのだと思いました。
産学官連携にて開発した米粉の商品をぜひお味見ください!
10月26日(土)および27日(日)に開催する「岐阜県農業フェスティバル」や同日に東海学院大学にて開催する「つなぐ食・農・健康・環境フェアin東海学院大学」においても販売し、協力企業の店舗でもそれ以降、販売を開始する予定です。