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大学生×考える 農林水産物・食品の輸出促進について学ぶ

 東海学院大学管理栄養学科の1年生です!
 今日は農林水産省東海農政局経営・事業支援部長の西嶋英樹先生から『農林水産物・食品の輸出促進』についてわかりやすく教えていただきました。

世界人口は増加するのに、日本の人口は減っていく

 私は食料自給率が低い日本でどうして輸出を促進するのだろうとお話を伺うまでは、どうしてなんだろう?と少し疑問に思っていました。 
 しかし、お話を伺って世界人口が今後増加していく中で、日本は少子高齢化の進展により人口が減少すること、それに伴い日本国内での食料需要が減少していくことを知りました。国内での食料需要が減れば、生産者の方や食品産業全体が影響を受けるため、生産者の方や食品産業が継続的に維持・発展していくために海外需要の獲得も大切なんだということを知りました。
 生産者の方や食品産業を守るためにも輸出促進は重要な取り組みなのだと
理解することができました。

輸出拡大の様々な取り組み

 令和4年12月改訂の農林水産省・輸出拡大実行戦略では、農林水産物・食品の輸出額を、2025年までに2兆円、2030年までに5兆円を目標としているそうです!
 目標値のグラフを見て、正直こんなに急激に輸出が増えるのかなぁ?と高い目標値に驚きました・・・しかし、目標値達成のための輸出拡大に向けた具体的戦略についてのいろいろな取組みのお話を伺い、政府全体で輸出に力を入れて取り組んでいることを知りました。

輸出診断も無料!?でしていただけるらしい

 農林水産物・食品輸出プロジェクト(GFP)の取組についても教えていただきました。輸出をしようと考えても、どうしたらよいかわからないときに、輸出の専門家の方から輸出の可能性を無料で診断して、アドバイスをいただけたら、心強いですね。たしかに輸出を考えようと思う方も増えると思いました。輸出促進のための手厚いサポートがあるのですね。

岐阜県の「飛騨牛」も20ヶ国に輸出されていた!

 岐阜県からも多くの品目が輸出されているそうです!
「飛騨牛」はすでに20ヶ国にも輸出されているとか!びっくりしました。それ以外にも「かき・かき加工品」「いちご」「菓子」なども出荷されているそうです。身近な食品が輸出されていることに驚きました。

たくさんの質問がありました。みんなどんどん質問しています!
詳しく教えていただき、勉強になりました。

お話を伺った私達の感想です

「食料自給率が低い日本で、輸出促進はどうしてなんだろうと思っていましたが、お話を伺って生産者の方や製造業の方を守るためにも大切な取組みだと知りました。災害時や世界情勢が変化したときには輸出の分を国内の食料確保に使用することもできるため、日本の人口は減っていても生産を増やすことが必要なんだと学びました。」
「多くの品目が輸出されていることを知りました。日本のウィスキーが世界でブランドとして定着していることにも驚きました。」
「輸出重点品目には加工品が多いと感じました。日本の生産加工技術が世界でも高く評価されているからなのかなぁと思いました。」
「海外の方と日本人の好みが異なっていることも多いと思います。どうやって海外に合わせて売り込んでいくのかに興味を持ちました。」
「食品添加物や農薬など、海外と日本では異なる規制があると思います。いろいろな国を相手に輸出を促進するためには、様々な課題もあると思います。広く考え、調整しなければならない大変複雑で大掛かりな取組みだと知りました。勉強になりました。」

輸出できる商品開発をしてみたい

 今日のお話を伺って、私も将来、輸出できるような商品を開発してみたい!と思うようになりました。日本の食品を海外の人にも受け入れていただけるような商品開発に興味を持ちました。
 まだ1年生ですが、これから管理栄養士として夢の実現に向けて、食品安全のこと、食品添加物のこと、食品の特性のこと、加工技術のことなど多くの専門科目をしっかり学んでいきたいと思います。


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