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大学生×学ぶ 畜産をめぐる情勢について学ぶ
東海学院大学管理栄養学科の1年生です。今日は農林水産省東海農政局生産部畜産課 課長 山内 洋志先生から『畜産をめぐる情勢(養蜂を含む)』についてお話をお伺いしました。
WAGYUの輸出拡大と持続可能な畜産物生産について知る
「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」では、2025年までに輸出総額2兆円、2030年までに5兆円を目指し、日本の魅力を最大限に発揮するために海外で評価される日本の強みがあるものを輸出重点品目(29品目)として選定し、岐阜県の飛騨牛などもWAGYUとして輸出が伸びているそうです。
しかし、畜産における飼料供給は輸入が占める割合が高く、飼料自給率は26%ほど。持続可能な畜産物生産のためにも、国産飼料の生産・利用拡大を進めることが重要になっていることを知りました。また、家畜排泄物の課題も大きいことも知り、環境保全型農業の確立が本当に必要なのだと学びました。
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蜂蜜の自給率は5%
国産の蜂蜜の生産量が実はとても少ないことに驚きました。蜂蜜の消費量は、あまり大きな変化がないのに、国内の生産量は減少していることを知りました。令和4年の自給率は5%ほどで、蜂蜜の7割が中国から輸入されていて、その他にもカナダ、アルゼンチン、ミャンマーからも輸入されているそうです。価格も国産の蜂蜜は中国産蜂蜜の数倍もすることに驚きました。
蜂蜜以外に蜜蜂は、花粉交配用昆虫として利用することで経済効果があると推計されていることを知り、新たな可能性があることを知りました。
お話をお伺いした私たちの感想です
「肉の売り場で、交雑種、短角牛などの言葉を見かけるのですが、詳しく教えていただき、どんな牛のお肉なのかを詳しく知ることができ、興味を持ちました。とても勉強になりました。」
「鳥インフルエンザ、豚熱などの話題をニュースで聞くことが多かったのですが、お話をお伺いし、東海三県でも鳥インフルエンザで採卵鶏飼養羽数が令和4年度に大きく減少したことを知りました。気候変動などで環境変化が大きい中で、こういった感染症対策も生産者の方を守るためにも、これからますます重要になると思いました。」
「日本の人口が減少し、海外での食料需要が増加する中、海外への輸出の重要性を知りました。飛騨牛もWAGYUとして多くの国に輸出されていることを知り、驚きました。」
「昔は河川の水質汚濁などの課題もあったと聞いたことがあります。家畜の排泄物についても考えさせられました。環境保全型農業に興味を持ちました。」
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