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Core Stability と ADL

皆様、お仕事お疲れさまです。
ここ最近はnoteで記事を書くのが習慣化してきた、平松です。

「アウトプットをする」という目標があると、おのずと…
「インプットしなければならない」という作業がセットで必要となり、
私は基本的に勉強が苦手であり、楽な方に流れやすい人間なので、
この習慣を継続していくつもりです。

継続していく気持ちを作っていきたいので、皆さん遠慮なく、
ページの最後にある…

押して頂けたら嬉しいです!


最近の記事では先行随伴性姿勢調節(APA)や網様体脊髄路、Core Stabilityなどについてお伝えしています。

今回もその流れで、Core Stability・体幹機能についてお伝えしていきます。

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Core Stability-体幹機能-とADL-日常生活活動-の関係性
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過去にお伝えしたように、

先行随伴性姿勢調節(APA):主運動によって生じるであろう身体動揺(外乱)を、あらかじめ(0.1秒前に)予測して姿勢調節を行う
先行随伴性姿勢調節という機構は主に、網様体脊髄路という下行路によって、調整されている。
網様体脊髄路は体幹筋や四肢近位筋を調整しているため、Core Stabilityを構成する組織の調整も行っている。
Core Stability=体幹の支持機構
【構成されている組織】
腹側:腹横筋(腹横筋筋膜)
背側:胸腰筋膜
頭側:横隔膜
尾側:骨盤底筋群

まとめると…


・網様体脊髄路という下行路により、体幹筋(Core Stabilityを構成する組織含め)や四肢近位筋が調整
・先行随伴性姿勢調節という姿勢調節機構が上手く働く
・日常生活活動で生じる四肢末梢の運動が保障される

ということになります。

その他にも…

・Verheydenは、脳卒中後に体幹パフォーマンスが低下し、バランス、歩行の評価と強く相関していることと、体幹への評価・介入の重要性を述べている。
・Daviesは、上肢機能、歩行、バランス能力の改善には体幹機能の改善が必要であること。

など報告されています。

また、回復期脳卒中片麻痺者56名に対し、FIM・FACT(臨床的体幹機能検査)・BRSを評価し、体幹機能とADLの関係性を調べた研究によると…

詳しくはこちらを検索
【理学療法科学 25(1):147-15-,2010 脳卒中片麻痺者の体幹機能と日常生活活動(ADL)との関係について】


ADL(日常生活活動)には、身体機能として麻痺側機能より…
体幹機能が強く影響する
ことが示されたとの報告しています。

また体幹機能は、座位での体幹のパフォーマンス能力がADLにより大きな影響を及ぼすようです。

以上のことから、普段の臨床において、体幹機能を評価し、体幹機能に対してなんらの介入を試みていく必要があると考えられます。

そんな時、今までお伝えした…

をよろしければ、見て頂き、体幹機能に介入する一つのきっかけなどになればと思います。

では、また。




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