息子と娘と受験
先日息子の中学受験の投稿をしたのだが、あれから合否の結果を今日知る事になる。
たった数日なのに、何日も経ったように感じるのはなぜだろう…。
受験当日は体調を崩して、繊細な部分を見せた息子。
その後もやはり結果が気になるのか、馬鹿みたいなしょうもなさに磨きがかかったテンション高めのトークを私にも夫にも繰り広げていた。
2つ下の妹から「お前。厨二病なの?」と突然聞かれるほどの酷さだった。
それに重なるように、花粉の季節になり、子供には珍しいと言われるほど重度の花粉症を持つ息子は、スッカリ花粉にやられ、目の痒みと鼻詰まりに、学校を2日ほど休む。
と言っても、それでもアクティブに動き回っていたのは、きっと合否が気になりソワソワ感を持て余していたからだと思う。
その間私立のお友達の合否の結果がLINEなどで伝わり、落ちてたら…なんて色々気にしていたのかもしれない。
(携帯を持たせるタイミング間違えたかしら…)
そして、合否の結果が出る今日。
難しいだろうと思っていつつも、もしかしたら。
そんな思いで、変な緊張しながら時間を待つ。
学校から帰ってきた息子が、結果は⁇
とまだ時間でもないのに聞いてくる。
何事もないように対応しながら時を待つ。
そして、その時間。
入学予定者の番号をネットで開いて、番号を探す。
息子の「ないね。落ちたわ。」
と発言と同じくして、「あった!!!番号コレじゃない⁇」の私の声に引っ張られるように受験番号を見つける息子。
親子で抱き合って、喜んだ!
あの2年間でまさか受かるとは…。
倍率2.3倍。
本当に、塾の先生や英語の先生のおかげだろう。
なにも分からないまま仕事の忙しさにかまけ、先生方に相談しながら、親として、特になにもしてない2年間…。
実はうちの息子は、理解力説明力が通常より抜けて高いタイプらしく、本来なら多分凸凹タイプなのかもしれない。
以前誰かに話した時に、凸凹って言われなかった⁇と言われた事がある。
他の部分が、通常と特に変わらないので、発達障害にならなかったのかもしれないが、一応知能検査を受けたことがある。
成長と共に落ち着きます。
と言われたので、そうなんだろうと気にしなかった。
学校で不登校と言われる数ヶ月を過ごした経験もある。
あれは、あれで大変な時期だった…。
まぁ良いとする。
だから尚更、嬉しかった。
行きたい学校に行ける。
それは一番息子が嬉しい事だと思う。
学びたいと思える場所を確保するのは、大変な事だと今になって思う。
息子は運がいい事に、塾の先生も英語の先生も息子の特徴を理解して、合わせた勉強をしてくれる指導者だった。
本当にラッキーだった!
中学校生活がどうなるかは、これから先の事なので、分からないけれど、息子がまた楽しいと思える時間が多く、探究心をくすぐられる日々である事を切に願うばかりだ。
そんなおり、「お前厨二病なの⁇」と言っていた娘が「私も受験がしたい」と言い出したのだ。
しかも、行きたい学校があるわけではないが受験がしたいと。
完全に兄の状況に感化されてるだけである。
娘も同じ英語教室で勉強しているが、それも兄の影響だった。
兄は英検を受けたが、妹の娘は一度だけ英語のスピーチに出場すると言い出し、レッスンを重ねて出場した。
娘はトロフィーを見るなり、アレが欲しいと言い出し、参加賞でトロフィーを貰えず、悔し泣きをして先生を困らせた事がある。
上の子とは違って、学校が大好きで、負けず嫌いでコツコツと努力をする娘。
何なら娘の方が受験に向いてる気がするけれど、とりあえず受験がしたいと言うだけの娘にどうしたもんかと新たな悩みにブチ当たる。
子育てって一個何か山を越えたらまた新しい問題が出てくる。
それは新たな試練であり、修行である。
あぁ、独身だったら…と思う事もなくはないが、独身だから楽だとは限らない。
きっとそれはそれで、私には分からない悩みや試練と修行の毎日だろう。
どちらにしろ、人生は悩みと試練と修行の毎日。
時々感じる楽しさや、やりがい、嬉しさのスパイスによって彩られている。
スパイスをちゃんと感じられる人間でありたいものである。
さて、次は娘の課題に取り組もう!
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