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「パパも積極的に育児に参加しよう!」というアドバイスの気持ちわるさ

妊娠・出産について調べていると、

「パパの協力が大切です。」
「パパも積極的に育児に参加しよう!」

というアドバイスをよく目にします。

このアドバイスにわたしは、違和感というか、気持ちわるさを感じます。

それについて、育児をしたことがないわたしが思うことを、つらつらと書きました。

パパは育児の当事者です


わたしは「パパも育児に参加しよう!」というアドバイスをするべきではないと思います。

なぜならこの言い方だと、
育児メイン:ママ
育児サブ:パパ
みたいに感じるからです。

「ママも育児に参加しよう!」とは言いませんよね。

「パパも育児に参加しよう!」とアドバイスすることで、パパが積極的に育児するようになれば、それはとても良いことです。

けどそもそも、パパは育児の当事者。

「パパも育児に参加しよう!」とアドバイスすることで、「育児は夫婦2人でやるもの」という意識が薄れてしまうと思います。

 

「パパも育児に参加しよう!」と言ってしまうのは仕方がない


けど「パパも育児に参加しよう!」というアドバイスをしてしまうのは、仕方がないとも思います。

なぜなら、日本人の多くが「男は仕事、女は家庭」という環境にいるから。

実際、男性の育休取得率と取得期間は、女性と比べて非常に低く、短いです。

以下のアンケート結果を見るかぎり、育休を取りたくても取れない男性が多いことがわかります。


今の日本では、ママが長期間育休を取って子供の面倒をみて、パパは働く、という環境にいる夫婦が多いのでしょう。



その一方、わたしは幸運にも、約1年、育休を取れる環境にいます。

けどもし、自分が育休を取りづらい立場だったら、仕事から帰ってきたときに「仕事疲れた〜。でも妻も頑張ってるし、育児を手伝おう」という気持ちになるでしょう。

育休の取得状況をみるかぎり「男は仕事、女は家庭」という環境なのが現状です。
このような環境では、働くパパに向けて「パパも育児に参加しよう!」と言ってしまうのも仕方ないと思います。

 

また、自分が子供のころは「パパが働き、ママが育児をする」のが当たり前の世の中でした。

それを見て育ってきたから、このような価値観が刷り込まれていることも考えられます。

 

「パパも育児に参加しよう!」は効果的かもしれないが、言うべきではない


今の日本の環境では、「パパも育児に参加しよう!」とアドバイスするのが、新しくパパになる人に対して最も効果的なのかもしれません。

しかし、パパも育児の当事者なんだから、「育児に参加しよう!」とアドバイスするのは、やはり間違っていると思います。

 

以上、育児をしたこともない若僧の戯言でした。

パパがもっと育休を取りやすい環境になればいいな、と思います。

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