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ニンジャスレイヤーTRPG二次創作『ザ・サーペント・ディセイブド・ヒム』

◆◆◆

スネークタンズ=サンの言葉に、おれはぽかんと口を開けた。
「エ? その……」
「だからな」
彼は低い声で言った。
「テンプルを襲撃する。あそこの外面の良いボンズを殺害し、アーマゲドン=サンとアンホーリー・カナガワの名のもとに寺を焼くわけだ」
おれは困惑して、首を振った。
ミゾウチ・テンプルは最近評判のいいテンプルで、たしかに俺たちアンタイブッダ・ブラックメタリストの敵だ。
だが、おれたちがそこまでやる、というのはまた別の話だ。
アンホーリー・カナガワの初代ボーカル、アーマゲドン=サンがブディズム・テンプル襲撃を行い、そしてブッダセイタンの元へと行ったことは知っている。
けれども、それがアンタイブッダ・メタリストのあるべき姿と言われると、おれは迷ってしまう。
もともと、おれたちが始めたバンド「ブレイキング・ブッダスカル」は中期カナガワ……アーマゲドン=サンが消え、中心がヘルゲート=サンに移った頃のカナガワのコピーバンドだった。
おれは確かにカナガワが奏でるアンタイブッダ音楽には感激した。アーマゲドン=サンの歌声にも、ヘルゲート=サンのドラムにも……。
しかし、おれは純粋にあの技巧を稚拙でも真似て、音楽がやりたかったのだ。
スネークタンズ、と名乗る眼の前の背の高いブラックメタリストが「マネージャー」として数カ月前に加入して、色々と……金や、違法薬物や、『カナガワ』のコピー音源や……を融通して、その代わりに名前を売る方法を考えてくれ始めてから、物事はおかしくなり始めた。
「もっと名前を売るためにはさ」彼は名前の由来らしい、2つに中心から切れた舌で唇をちろりと湿らせると続けた。
「もっと過激になる必要がある。世の中のブラックメタリストってのが求めてるのは最近のカナガワじゃない。アーマゲドン時代のカナガワさ。アーマゲドンのパフォーマンスの過激さがあったからこそ、彼らの信念ってものが音楽に乗せてだな、伝わったわけだ。パフォーマンスと音楽は不可分ってわけ」
「けど、もう十分で……」
おれが中くらいの箱いっぱいに入った観客を前に言いかけるのを、ドラムのダークプルート……ツユギが制した。
「ええ」彼は違法薬物と演奏の高揚でぎらぎら目を輝かせていた。
白塗りの化粧を汗で浮かせながら、彼は言う。
「やりますよ、あの小綺麗な顔のボンズの首を晒してやりますとも」
おれは唖然とした。周りを見ると、他の連中は全員目をギラギラさせながら、やる気に満ちあふれているようだった。
「良い心がけじゃねえか」
しゅうしゅうと口から息を吐き出すようにスネークタンズ=サンは笑った。長く黒い髪に縁取られた白塗りの顔。その中で黒く塗られた歯、赤い舌がちろちろ踊った。
確かに……確かにスネークタンズ=サンのマーケティングは大したものだ。
ステージ上のミコー衣装バイト磔刑パフォーマンス、序盤はブッダを彫り込んだギターでブディズム音楽を奏でた上でそれを叩き壊し、突然ブラックメタルへと転調するサプライズ演出、青い鬼火と共にステージインにするオープニング……。
どれも、俺たち「ブレイキング・ブッダスカル」の代名詞になっている。それらがあったからこそ、俺たちの技術は実際のものよりもかなり大きく見せることが出来ている。地下CDも売れているし、逮捕されないギリギリをくぐることができている。
けれども、テンプル襲撃? それはいよいよ一線を越えることになる。
「じゃあ、まずは偵察だ。シェイドロード=サン。お前、偵察に行って来い」
おれの煩悶を見抜いたように、汗ひとつかかない白塗りの顔で彼は命じた。
「……おれが行ったら、事件のことが露見するんじゃないですか?」
そう言ったおれに、スネークタンズ=サンは顔を近づけた。
「ビビってるのか?」
「いえ! そ、そんな!」
彼はおれの肩をたたいた。
「安心しろよ。気にしなくてもいい。お前はステージの上の白塗りにモヒカンの姿が知られている。それこそがブラックメタリストのシェイドロード、お前だと思われているわけだ」
「だが、お前が化粧を落として、髪の毛を梳いて、普通の学生の格好をしてみろ。誰もお前のことをブラックメタリストなんざ思わねえよ」

◆◆◆

ミゾウチ・テンプルの丁寧に整えられた庭を、おれは所在なげにうろうろしていた。
悔しいがスネークタンズ=サンの言う通り、おれはセンタ試験合格をブッダに祈りに来た浪人生か何かにしか見えないようで、不審この上ないおどおどした行動をしていても、誰一人としておれの方に顔を向けなかった。
普段の白塗り衣装で寺の前でも通ろうものなら、参拝客から塩やオフダを投げつけられるというのに。
寺の近くのサイネージがニュースを流す。
カナガワシンパの過激派アンタイブッダブラックメタルやアベ一休といったけしからぬバンドがあまたいる。
そうしたバンドはクラブハウスに集まり、危険なテロ思考をバラまく。
ろくなものではない。規制せねば。有識者とか名乗る連中がべらべら喋る。
ハイデッカー長官とかいういかめしい顔の女が言う。
「まだ規制するつもりはありませんが、もし危険な事件が次に起きた場合、クラブハウスや危険音楽の全面取締を考えています」
うるせえ、そんなわけは……そこまで思って首を振る。おれたちはその「危険な事件」をこれからやらかそうとしているのだ。
本堂の入り口ではミコーが1人、オマモリやセンコ、ロウソクを売っており、その奥の灯火で内側から照らし出されたショウジ戸には、おそらくはここの住職のものであろう、小柄なボンズらしい影がゆらゆらと揺れていた。
少し高めの声でチャントを詠唱する声がやがて止むと、1人のボンズが外に現れた。
たっぷりとした黒い僧服に、剃り上げられた頭。顔立ちの整った年若いボンズの登場に、主に参拝に来た女性の中から歓声が上がった。
彼はゆっくりと歩いて、本堂から庭に降りると、参拝客たちに一礼し――そして、おれのほうをじっと見つめた。
「あなた。そこの……学生さんかな?」
彼はおれの方にスタスタ近づくと、口元を衣の袖口で隠しながら小声で言った。
「エッ? アッハイ」
おれは焦った。バレたのか?
「少しこちらに来てください。お話がしたいのです」
おれは絶望的に周囲を眺めた。参拝客の視線が猛烈に痛かった。そして、このまま逃げ出せば、計画が失敗することは目に見えていた。
おれは黙って、彼のもとに歩み出た。

◆◆◆

ありがたいことに、ボンズはおれの正体に気づいていないようだった。
彼は「ミヅキ」と名乗ると、おれに向かって切り出した。
「失礼ながら……あなたは随分悩んでいるように見えます」
「それはどうして」
「随分と庭をウロウロして、なにか相談したいことがあるようだったので。どうも、苦しいことがあるようですね。受験? それとも家族? 話してみてください。私達僧侶は自分とブッダを除いて、秘密を明かさないことが仕事ですから」
「……」
おれが黙りこくっている(実のところ、安堵したタイミングでうっかりボロが出ないように取り繕っていたのだ)と、彼は立ち上がり、戸棚からマッチャを取り出すと淹れ、菓子と共に差し出した。
おれはマッチャを飲み、菓子を咀嚼しながらミヅキ=サンとできるだけ他愛のない話をした。おおよそおれの昔話だったが、ブラックメタルについての話は全て伏せていた。
ミヅキ=サンはうんうん、とうなずいて話を聞く。それを見ながらおれは錯覚に襲われた。目の前の小柄なボンズは、本当はずっと大きな人物ではないのか、と。
いけない、寺の穏やかな空気に飲まれ、偵察を忘れてしまうところだ。
おれはトイレを借りたいと伝え、そう言いながら寺の中を散策した。寺の廊下は迷路めいているから、付いていきますよ、とミヅキ=サンは言ったのだが、おれは丁寧に断った。

◆◆◆

本当にミゾウチ・テンプルの中はこんがらがっていて、おれは何度も迷った。
これは一回来ただけじゃ地図を覚えられそうにないぞ、と思いつつそこらの部屋を覗き込んでいると、「ミヅキ」という表札が書かれた部屋をおれは見つけた。
ショージ戸を開け、おれはその中を覗き込んだ。
丁寧に整理整頓された室内、経典、CDレコーダー、仏具、香炉やショドーなどがある中、文机の上に1つ不釣り合いなものが置かれていた。
それはおれたちがよく知っているもの――アンタイブッダ・ブラックメタリスト『カナガワ』の最新盤CDだった。
いつの間にか、後ろにミヅキ=サンが立っていた。おれたちはバツの悪そうな顔をした。
「バレてしまいましたか」
彼は苦笑した。
「昔は私もブラックメタリストだったことがあります。ただ、憎しみというのは愛情の裏返しのようなものでして」
「そうなんですか」
おれはミヅキ=サンの整った顔に白塗りのメイクを頭の中で施そうとしたが、上手く想像することが出来なかった。あまりにも墨染めの衣に剃り上げた頭と白塗りは似合わない。
「ええ。結局、私が憎んでいたのはブッダがいないという絶望でした。ですが、ブッダはいないのではなく、私達がブッダから目を背けて争っているのだ、と気づきまして。それで、頭を剃り、ブディズムに帰依したわけです。ただ、カナガワの音楽は今でもやめられないんですが」
彼は口元を袖で隠してくすくすと笑った。

散々話したあとで、おれの中の反ブッダ感情はともかく、少なくともミヅキ=サンを殺したいと思わない自分に気づいた。
襲撃を諦めさせよう。おれはそう考えた。

◆◆◆

「つまり、だ」
翌日会ったスネークタンズ=サンは言った。
「そいつはアンホーリー・カナガワを一度は知りながら、裏切ってブッダに着いた卑劣漢ということか」
「そんなことは!」
抗弁するおれに向けて、他のバンドメンバーは憐れむような目を向けた。
「お前……カナガワを裏切るつもりじゃねえよな?」
「裏切り者は殺せ……ブッダとともにマサカリで首を切り落とせ……」
口々に責め立てる彼らに、おれは黙った。
確かに、スネークタンズ=サンの言っていることは一理ある。
一理あるが、けれどもミヅキ=サンが邪な人間とはどうしてもおれには思えない。
ただ、どちらにしてもここで抗弁するのは意味を持たないようだった。
「地図の覚え方がまだ十分じゃねえ。あのテンプルの中は迷路みたいだったんだろ?」
スネークタンズ=サンの言葉に、俺は頷いた。
「じゃあ、もういっぺん偵察してこい。次、地図覚えてなかったら許さねえぞ。襲撃はその夜にやるからな……」

◆◆◆

ミゾウチ・テンプルに向かうと、庭でごそごそとミヅキ=サンが何かをやっているのが見えた。
よく見ればぎっしりとバイオラットが詰まったネズミ捕りを、彼は庭の池に沈めていた。
ネズミは息絶え、そして池で泳ぐバイオ鯉やバイオネオンテトラがたちまち餌に食いついた。
「おや」
ミヅキ=サンは言った。
「少し厭な光景を見せてしまいましたね」
「いえ、そんな……」
おれは口ごもった。
「バイオラットは寺の床下に潜り込んで、柱をかじったり、ブッダ像を齧ったりしますから。こうして餌で集めて、一気に捕まえるんです。本当は殺生などしたくはありません。なので……池のバイオ鯉やバイオネオンテトラの餌として、供えさせていただいています」
彼はそう言うと、手水鉢で手を洗い、本堂へ向かう。「付いてきてください。また、チャでも飲みましょう」
チャを飲みながら、おれは彼と話した。内容の主は音楽だった。彼は色々な音楽のことをよく知っており、特にカナガワについてはおれ以上に詳しかった。ブラックメタリストだった、というのは嘘ではないようだった。
口元を袂で隠しながら、彼はゆっくりと穏やかに、おれの大好きな音楽について話した。
もしおれがブラックメタリストでなかったら、彼と友だちになっただろう。
おれはそう思った。
そして、今おれがやっていることは、反ブッダの聖戦とかそういうものではなく、ただのゲスな人殺しと放火の準備だと気づいてしまった。
おれとミヅキ=サンの間に少しだけ沈黙が流れた。おれはそのたった数秒で、糊付けされたように固まってしまった唇をようやく開き、こわばった舌を動かして言った。
「ミヅキ=サン。おれは……学生じゃない。ブラックメタリストなんです。そして……あなたを殺そうと計画していました」

◆◆◆

おれは洗いざらいミヅキ=サンに話した。放火と殺人の計画。そして、彼の首をマサカリやフランベルジェで切り落とし、反ブッダの証として供えること。
おれは言った。
「逃げてください、ミヅキ=サン」
彼は首を振った。
「それはできないのです」
「どうして」
「私が逃亡するということは、ブッダ像やミコー、そして土地の信者を捨て、逃亡するということです。それすなわち反ブッダであり、彼らの思うつぼとなります」
「ですが、それではあなたの命が」
「ええ。私は殉教者になるでしょう。ですが、あなたがいれば別です」
彼はうすく、歯を見せることなく微笑んだ。
ブッダ像のような微笑みだった。
「あなたはブラックメタリストのメインボーカル、リーダーです。その方はマネージャー。口と演出がうまく、薬物を与えてくれる彼によって扇動されているメンバーはたしかに、今は彼の言うことを聞いているかもしれません……ですが、私とあなたがメンバーを説き伏せれば、彼は孤立してしまうでしょう。そうした口先の人物というのは、計画によって誰かが踊るところを楽しむような性根を持っています。逆に計画が破れれば、そういう人間は化けの皮が剥がれてすごすご逃げ帰るでしょう。あなたと私で、このテンプルで、襲撃の夜に彼らを説き伏せましょう。そして、暴力から脱却するのです。だから、今は彼らに協力したふりをしてください。お願いします」
おれは頷いた。目の前のブッダ像のような笑みを浮かべた人物であれば、できるかもしれない。

◆◆◆

襲撃の夜が来た。けたたましくアンタイブッダ・ブラックメタルを奏でながら、おれたちのバンは寺の前に止まった。
スネークタンズ=サンが寺の分厚い扉の前で立ち止まり、カードキーをかざすと、たちまち扉は開いた。
昨日はそんなもの用意していたように見えないほど無造作な計画を立てていたのに、いつの間にそんな物を手に入れたのか。
この人物の調達能力の高さには、おれは感心した。
仲間の何人かはシャカリキやZBRで目を血走らせながら、門の中に飛び込んだ。
おれの先導で、ずんずんと寺の中をおれたちは進んでいった。
途中何度か時間稼ぎをしようと意図的に案内を間違えたのだが、後ろからついてくるスネークタンズ=サンはたちまちそれを指摘し、ミヅキ=サンの私室がある正しい方向へと俺たちを向かわせた。
ささやかな抵抗もままならないまま、おれたちはミヅキ=サンの部屋の前へたどり着いた。
後ろからスネークタンズ=サンが言った。「お前ら、行け! 裏切り者を殺せ!」
おれが触れることもできないうちに、仲間はショージ戸を破り開けた。
部屋の中には、誰もいなかった。

「えっ?」
「ボンズは?」

「ここにいる」
仲間の1人の背中へと、フランベルジェが深々と突き立てられた。
「えっ?」
「アバッ」
スネークタンズ=サンがフランベルジェを振った。
2人の首がまとめて飛んだ。
そして、もう一人の頭が割られ、おれはスネークタンズ=サンとふたりきりになった。
「アイエエ!? スネークタンズ=サン、何を!?」
彼はのんびりと言った。
「スネークタンズという人物は」
いつの間にか、彼の後ろから1人、ブラックメタリストの格好をした、白塗りの顔に黒サングラス、角刈りの男が付いてきていた。
「長い髪、高い背、白塗りの顔をしている」
その話し方に、おれは妙な既視感を覚えた。
「ミヅキ、というボンズは」
彼はばさり、と長い黒髪のカツラを外すと角刈り男に手渡して、顔を拭った。
白塗りの下で隠された整った顔立ち、剃り上げた頭。
「頭を剃り上げて、背が高くなく、墨染めの衣を着ている」
勝手知ったる部屋の様に、彼は室内の墨染めの衣を羽織ると、膝を曲げた。
ゆったりと僧衣が体型を隠したため、彼の背が低くなったように見えた。
「スネークタンズは名前通りの割れた舌の持ち主だ。そして、ミヅキは口元を隠すくせがある」
膝を曲げているがゆえに、ゆっくりと彼は歩いた。
「ヒントは出しただろう? お前自身、誰も注目されなかったはずだぜ?」
彼の口の中で、2つに割れた舌が踊った。フランベルジェがおれに振り下ろされた。
薄れていく意識の中、甲高い声でスネークタンズ――ミズキは黒髪のカツラを角刈りの男にかぶせると、叫んだ。
「誰か来てください! ブラックメタリストたちが殺し合いを――!」
角刈りの男は庭を駆け、外へと逃げていく。
頭を割られて飛び出した俺の目が、室内のブッダ像の笑い顔を見た。
最後の力を振り絞って、おれは中指を立てた。

◆◆◆

「ブラックメタリストによる悲惨な殺人」
「ボンズを狙ったものの仲間割れ」
「音楽への規制を」
「旧カナガワの音源を廃盤に」
「政治が悪いので政権交代」
「ブディズムのさらなる保護を」
「治安悪化改善のためにハイデッカー」
「キョートの挑発がネオサイタマ人心の荒廃を」

新聞の見出しを見て、でっぷりと肥ったサイバーサングラス姿のボンズは笑い声を上げた。
「フォホホ……お疲れさまでした、スネークタンズ=サン」
スネークタンズ/ミヅキはボンズ――タダオ大僧正に頭を下げた。
「いえいえ。私のような人間を取り立ててくださったタダオ大僧正のおかげでして」
「フォホホホホ! あなたが作戦を立てたおかげで無事我々の計画も進みました! これもブッダの加護というものです!」
スネークタンズは笑った。
最早彼は口元を隠していない。
しかし、あれほどヒントを出したのに、どうして彼らは気づかなかったのだろう?
バイオラットのたとえ。餌で釣って集まったところを一気に捕まえる。
不自然なほど簡単に手に入ったカードキー。
説明を軽く受けただけなのに、迷路のような通路を正しく修正できること。
たくさんのヒントを与えるのは、彼のくせだった。
計画によって誰かが踊るところを楽しむような性根という評は、自己紹介したつもりだったのだが。
このような駆け引きのゲームほど、彼の心を躍らせるものはなかった。
彼はタダオ大僧正とその背後に居るアマクダリ・セクトへと深々と頭を下げた。

少し離れた場所にあるサイネージが、テンプル襲撃後仲間割れを起こし、1人逃亡した犯人がハイデッカーによって射殺されたというニュースが流れていた。
ニュースがスタジオに戻ると、スタジオの有識者たちはすぐさまネオサイタマ全域から危険な音楽を駆除しなければならないという論陣を張った。
番組が途切れ、CMとして有徳の聖人であるタダオ大僧正が建立した黄金ブッダ像に参拝すれば聖職者用拳銃が抽選でプレゼントされるという映像が続いた。

スネークタンズ(種別:ニンジャ)
カラテ:5  	体力:5
ニューロン:6	精神力:6
ワザマエ:2 	脚力:3
ジツ:3   
近接攻撃ダイス:5	遠隔攻撃ダイス:2	回避ダイス:6
ソウル:☆ディバイン・カラテ
◇装備とサイバネ
大型武器
◇スキルとジツ
☆ホーリー・エンハンス、●聖職者の威厳
◉回転斬撃
◇補足
生まれ:アンタイブディズムブラックメタリスト。

◆END◆

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