2024年1月の音楽と雑感

主に今月聴いた音楽、時々ラジオ、稀に落語そして雑感。

以前はブログに記載していたけれど、今後はこちらでまとめていこうと思う。

トカチェフとカングーとフットボール

下書きをしたのが1月、すっかり忘れて3月になってしまったのだけど、ひとまず1月分をまとめた。

Love for Sale / Talking Heads

YOUTUBEでふと目にしたTalking Headsの話。
初期の音がとても好きで、若い頃にサイコキラーはカバーしたりした。
しかしながらアルバムを経ていくごとに好みからは外れてしまって感覚があった。
このLove for Saleは聴いたことがない時期の音源だったのだけど、シンプルなバンドサウンドに回帰していた。
これで良かったのだ、これが聴きたかったのだ。
PVもシンプルで良い。

ストップ・メイキング・センスのリマスターはその丁度好みが分かれるところなんだよねーと思っているうちに上映館が減っていた。

City Chill Club 2023年07月21日放送分、2023年07月28日放送分 / 前野健太

TBSラジオの深夜に毎回ミュージックセレクターを招いて、テーマに沿った曲を紹介する２時間の番組、City Chill Club。
数曲まとめて流して少し、曲について語ったりする構成で、なんとなく聴くのにちょうどいい番組だ。
特に好きなアーティストがミュージックセレクターの回は録音して保存している。
昨年の7月、前野健太が二回担当しており、その時の録音をようやく聴いた。
特に気になったのは以下
遠くへ行きたい / 渥美清
土曜日だか、日曜日の朝にやっていた旅行番組の主題歌だった記憶。
番組自体はほとんど覚えていない、むしろ好きではなかったのだけど、この曲はとても印象に残っていた。
そして以前に柴田聡子がカバーしていたのを聴いて以来、YOUTUBEなどで原曲やカバーを聴いて楽しんでいたのだ。
が、渥美清のバージョンは知らなかった。

ゴンドラの唄 / 志村喬
黒澤明の「生きる」でとても印象的に使われていたこの曲。
志村喬の歌は呪術的で、心というか、精神に何かを植え付けられたような感覚になる。
これも気になって原曲を調べてみると、なんと大正時代の歌だという。

ゴンドラの唄 - Wikipedia

これまた色々なカバーバージョンもあるのだけれど、ちあきなおみのカバーがお気に入りだ。
入眠音楽のプレイリストに、ゴンドラの唄を追加した。

伊集院光のタネ 2023年11月28日

いつだったかニッポン放送からステッカーが届いた。
それで「伊集院光のタネ」に投稿していたことを思い出した。
投稿したものの、番組をあまり聴けていなかったので、後追いで録音しておいた音源を聴いて行ったら、ようやく読まれた回に辿り着いた。
普段ラジオに投稿なんてほとんどしないのだけど、読まれたらやはり嬉しいものだ。
ちなみに過去に読まれたことがあるのは久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポン、玉川大福のOn the Planetくらいのものだ。偏り。
どちらもどんな内容だったか、今でも覚えている。
たまには投稿してみるのもいいものだ。

ヤーレンズのオールナイトニッポン0(ZERO) 2024年01月13日

無駄話だけの２時間、ラジオらしいラジオだった。
レギュラー放送だと、どうしてもコーナーとか必要になるのだろうけど、ヤーレンズは１時間くらいでずっと無駄話というラジオがいい。
30分の無駄話でもいい。いや、平日10分の無駄話とかが最高かもしれない。
などと想像してしまうほど、想定以上にラジオがあうコンビだった。
と言っていたら、4月以降、月一でオールナイトニッポン0を担当するとのこと。これも楽しみ。

SAYONARAシティボーイズ

SAYONARAシティボーイズも、持ち帰るものがない優れたラジオ番組だ。
もう老人と言える3人が、ラジオコントをして、あとはただ近況を喋る。
シティボーイズがラジオブースに収まって、時に声を荒げながら話している姿を想像するとそれだけで楽しくなる。
もはや話の内容はそこまで重要ではないのかもしれない。

2024年01月13日放送分
「記憶は死に対する部分的な勝利である」
カズオ・イシグロの著作の一部分だったと思うが、どれだったか忘れた。
大竹まことも「読みはしない」と言っていた。印象的なフレーズだが、それがあまりにも的確であったが故に本編はいいかと思ってしまった。

2024年01月27日放送分
排除アート、横になれないベンチ
見えないボールでキャッチボール、映画「欲望」の話
公園の情景を思い浮かべていたら、先に書いた志村喬もそこに入ってきてしまい、公園はモノクロになっていった。

三遊亭青森

落語家、三遊亭白鳥の弟子、青森。
渋谷らくごで随分と推されていて、ポッドキャストでマクラを聴いたことはあった。
なんかちょっと圧が強くて苦手だな、なんて感じていたのだけど、肝心の落語を聴いたら印象がガラッと変わった。

1月はNHKが三遊亭青森をゴリ押ししてきた。
NEXT名人寄席 2024年01月27日「カレーのにおい」
ラジオ深夜便 話芸百選 2024年01月28日「五人廻し」

特に「五人廻し」が良かった。
この人こんなに上手だったのかと驚いた、そして話は知っているのに新鮮に感じるところもあり。
演じ分けも良くて、これはこれは末恐ろしい。