ブルアカのリオについて

ブルアカパヴァーヌ2章、リオは何を考えていたか。
リオは自分が合理的だと言いつつも、周りからはかなり非合理に見えることを行う人物である。話してくれれば納得するかもしれないことを、話し合えるかもしれないことを、力づくで何とかしようとする。ある意味、非合理に感じる人物である。
なぜ彼女がそんなことをしたのか、考えてみた。

リオが戦っている勢力は何なのかを考えてみよう。
リオは廃墟から来る機械の軍勢と戦っているのだろう。
ヒマリがビッグシスター(1984の独裁者)とリオを形容するのは、その辺りの情報を他の生徒に出さないからだろう。AMASを生産し、人知れず戦闘が行われている可能性が高い。
その論拠となるのは現在開催中のイベント「要塞都市エリドゥ潜入ミッション」だ。
このイベントの通貨はAMASの残骸であり、リオの配下であるとわかる。それをヒマリが潜入(ハッキングなりドローン掌握なり)して調べているのだろう。
つまり要塞都市エリドゥ自体が、既存の廃墟(1から建設するとは流石に思えない)を乗っ取ったリオの要塞なわけである。

ではなぜリオはそんなことをしているのか?
生徒を一人も巻き込まずに済むからだ。
彼女が一人で戦術、兵站、生産ができるならば一人でやったほうが良い。生徒を犠牲にすることもない。生徒を巻き込まないためには、自分がすべてやるのが合理的だ。

そんな生活を続けていたある日、アリスが現れた。
「ヘイローまで生徒の真似事をする機械が、守るべき生徒の生活に馴染んでいる」
ヒマリと共同でアリスを見極めるため、C&Cをぶつけてみた。結果は引き分け。それがリオからすれば脅威に映ったのだろう。
それどころか、あのヒマリですらイライザ効果(機械的な応答に人間性を感じてしまうこと)に惑わされていた
ヒマリですら欺く機械。そんな危険なものが生徒の中に放り込まれている。
やはり脅威だ。とリオは感じたのだろう。
しかしアリスを連れて行こうにもゲーム開発部にべったりだし、無理やり引き離せば周囲の人間はリオを攻撃するだろう。

だからじっと時を待ったのだ。
そして起こったアリスの暴走は、リオからすれば馬脚を現したようにしか見えなかった。
「アリスに騙された生徒と先生」から、アリスを取り上げるには、今しかない。
そして先生を黙らせるには、正面から冷たい真実を突きつけなければ黙らせられない。
正面から正論で殴りつけ、一気にカタをつける。
それがリオが取った合理性だったのではないだろうか。


こういうめんどくせーーー女ほーーーんと好き!!

だってこいつ自分が理解されないから自分以外に情報は必要ないと思ってんだよ!! おそらく!!

自分に自信がない、人とうまく会話できない、でも基礎性能が高いとこうなるんだろうなーって感じの性格でめちゃくちゃ可愛いですね。

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