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初めてのJリーグ観戦で日産スタジアムをお勧めする理由(前半) 〜サッカーの入口を与えてくれる横浜F.マリノス〜

【はじめに】

先にお断りを入れておくと、私は全国のJクラブのスタジアムを回って観戦しているマニアではない。
どちらかといえばDazn観戦が多い関東在住の25歳である。
そして、横浜F.Mのサポーターというわけでもない。(サポーターの方には大変申し訳ない。)
今のところある特定のチームを応援しているのではなく、Jリーグを応援しているので、色んなクラブの試合を見るのが好きだからだ。

ただ、正直に言うと、横浜F.Mというクラブに惚れつつあるのは確かだ。
少なくとも、しばらくサッカー観戦から離れていた私をスタジアムに連れ戻してくれたのは横浜F.Mだ。
それについてはこの記事で詳しく触れているのでもし興味があればご一読頂きたい。

さらに現地で観戦をしていて、マリノスというクラブの文化に非常に惹かれるものがあるからだ。
もちろん、各クラブに様々な魅力がある。
ただ、個人的には片道1.5時間かけてでも日産スタジアムに足を運びたいと思わず考えてしまうのだ。

サッカーを愛するコアなファンの皆さんからすれば、このタイトルに疑問を感じる方や、
「いや、うちのスタジアムこそ!」と異論がある方もいらっしゃるだろう。なぜなら日産スタジアムはサッカー専用のスタジアムではなく、ピッチの周りに陸上トラックがある関係から、多くのサッカーファンにとっては
「見づらい」「選手から遠い」という声が一般的だからだ。
例えば、埼玉スタジアム2◯◯2を本拠地に置く浦和レッズのホームゲームは、「We are REDS!」の大合唱は迫力満点。サポーターじゃなくとも一緒に声を出したくなる雰囲気だし、距離の近さでいえば大宮アルディージャの本拠地であるNack5スタジアムや、柏レイソルの三協フロンティア柏スタジアムは、選手との距離が近く迫力満点だ。

しかし、今回お伝えしたいのは、
「初めてのJリーグ観戦に選ぶべきスタジアム」として日産スタジアムや横浜FMの試合は向いていると個人的には考えている。

理由は以下の2点だ。
①クラブのマスコットが愛される仕組み
②スタジアム全体を使った演出

今回は前半戦と後半戦の2つの記事にわけてキックオフをしてみようと思う。

前半のテーマはクラブのマスコットが愛される仕組みだ。

各クラブにはマスコットと呼ばれるキャラクターが存在している。
マリノスの場合、マリノスくんとマリノスケくんというキャラクターがいるのだが、このマスコットがサポーターに愛されるための仕組みづくりが非常に素晴らしいのだ。

マスコットが公式Twitterをもちクラブの最新情報を発信をしたり、クラブの公式グッズにキャラクターグッズがあったり、試合当日にファンと交流したり。
ここまでは他のクラブでも取り組んでいることだと思う。だが、マリノスの凄いところはその先にある。

【ファンとの交流】

試合開始前のウォーミングアップを待つ時間。
マリノスケくんがスタジアムをぐるっと回り、手を振って観客と交流を始めた。
どのスタジアムでもよく見かける光景だが、驚いたのはマリノスケくんが持っていたプラカード。
そこには、いくつか会話のテンプレートが印刷されていて、それを観客席に向けてファンとコミュニケーションを取っていたのだ!

(観戦時に筆者撮影。勉強不足でどこまで写真を利用して良いのがわからず、許可なくアップしてしまっている。もし問題がある場合はすぐに削除する対応を取りたいと思っている。)

マスコットの弱点は会話ができないこと。
それこそふなっしーのような喋れるキャラクターもいるが、基本的には喋れないことが多い。

その弱点をプラカードという方法でジェスチャーに加えて明確に言語でコミュニケーションを取ることより愛着は湧きやすい。

私が見えた範囲では、
「こんにちは!」「調子どう?」「家、どっちの方向?」「誰のユニフォーム着てるの?」
「応援よろしく!」というようなもの。
どれも観客側からはジェスチャーで簡単に応答ができる内容になっていて、双方向のコミュニケーションが可能だ。

これは実際にコミュニケーションが取れた観客からすれば思い出に残る嬉しいサービスだし、もしかしたら近くに居合わせた観客と「スタジアム観戦長いんですか?」「マリノスケと何話したんですか?」なんて新しい交流が生まれるきっかけになるかもしれない。

コロナ対応で声が出せない状況でも、来てくれたファンとクラブの交流ができる。
あのプラカードは非常に素敵な取り組みだと思う。

【ユニフォーム】

そしてもう1つはレプリカユニフォームだ。
クラブを応援する証でもあるユニフォームを着ての観戦はスタジアムに一体感を与え、サッカーの魅力の1つでもあるので、慣れてきたり、応援したいなと思ったクラブがあれば購入を検討してもいいだろう。
その際注目すべきポイントは、「誰のユニフォームを着るか」だ。

ユニフォームの楽しみ方も人それぞれだ。
一般的には所属する選手の番号を購入できる仕組みになっていて、好きな選手・お気に入りの選手のユニフォームを購入する。
中には自分の名前にする、背番号はいれない等々いろんな楽しみ方があるが、

私が最も驚いたのは、
マスコットの「マリノスくん」「マリノスケ」のユニフォームまで販売されていることだ。

これはマリノスならではの取り組みだと感じており、周りを見渡すと結構女性ファンがこのマスコットのユニフォームを着ているのだ。

「マスコットに会いに、スタジアムに足を運んでもいい。」
そんなメッセージが聞こえてくるような素晴らしい取り組みだと感じた。


要するに、サッカー観戦のきっかけは何だっていいのである。

サッカーの入口としても、日産スタジアムではマリノスくんとマリノスケくんが大活躍をしており、その活躍を見にスタジアムに訪れても、
マリノスというクラブやサポーターの皆さんはそれを歓迎してくれるのではないだろうか。

だからこそ、初めてのサッカー観戦に日産スタジアムをお勧めするのである。

次回は、後半戦として
日産スタジアム全体を使った演出の魅力に迫りたいと思う。

もしここまでで少しでも、
「お、行ってみようかな?」と思って頂けていたら、光栄だ。

おしまい!

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